【大阪・関西万博】:万博費膨らみ大阪府・市836億円超 今後10年赤字 当初予算案
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【大阪・関西万博】:万博費膨らみ大阪府・市836億円超 今後10年赤字 当初予算案
2025年大阪・関西万博に向けて、大阪府と大阪市が24年度当初予算案に計上した万博関連費用の規模は計836億円超(うち国庫補助など24億円)に上った。開幕前の最終年度となり、23年度の4倍超と過去最高。加えて、知事・市長が公約の目玉とした無償化施策にも多額の予算を投入し、府は680億円、市は225億円のいずれも収支不足となる。赤字は今後10年間続く見通しで、府は年度当たり230億~940億円、市は同25億~355億円と試算している。
府・市が15日までに発表した予算案によると、共同設置の万博推進局の事業費は計657億円。大半は最大2350億円に増額された会場建設費の負担金が占める。負担額は国、経済界、府・市の3等分で各783億円となるが、24年度には計539億円を計上。府・市が出展する大阪ヘルスケアパビリオンの事業費82億円も盛り込んだ。
この他、単独事業として、府は会場の警備体制強化(11億円)や府内の4歳以上の子供の無料招待(4億円)などに計28億円(国庫補助など除く)を予算化。市はシャトルバスが走るルートへの案内標識設置(49億円)や集客エリアの歩行者空間整備(38億円)などに計151億円を計上した。
府によると、24年度当初の収支不足額680億円は、23年2月の試算時から160億円悪化。うち73億円は会場建設費増額の影響という。市は3年ぶりの赤字転落となるが、財政局の担当者は「来年の万博開催に向けて事業費がピークを迎えているためだ」とした。
元稿:毎日新聞社 主要ニュース 政治 【地方自治・大阪府・大阪市、大阪・関西万博】 2024年02月16日 20:28:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます