【岸田首相】:派閥パーティー当面自粛、自民に指示 資金還流問題、実態解明は触れず
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸田首相】:派閥パーティー当面自粛、自民に指示 資金還流問題、実態解明は触れず
岸田文雄首相は6日、自民党派閥パーティーで政治資金のキックバック(還流)があったとされる問題を巡って茂木敏充幹事長らと党本部で会談し、派閥パーティー開催の当面自粛を指示した。
信頼回復に向けた党の取り組みを明らかにするまでの期間とし「国民の政治への信頼が揺らいでいる。党として強い危機感を持たなければならない重い課題だ」と表明した。一方、還流が指摘される最大派閥・安倍派(清和政策研究会)など各派閥に対する実態解明の指示は出さなかった。
還流が裏金化したとされる疑惑に関し、首相が対応策を示したのは初めて。これまではパーティー収入過少記載を刑事告発された5派閥に説明させるよう茂木氏を通じた指示にとどまっていた。
内閣支持率が20%台に下落し、「政治とカネ」問題により民意のさらなる離反を招く可能性があり、対応を迫られた。
首相は党四役と麻生太郎副総裁、参院の関口昌一議員会長、世耕弘成参院幹事長の計7人を集めて対応を協議。パーティーのほか派閥の忘年会、新年会の自粛も申し合わせた。会談後、首相は今後の対応に関し記者団に「状況をしっかり把握し、必要な対応を党として考え、実行していく」と述べ、党が主体となり取り組む姿勢を強調した。
茂木氏は、派閥パーティー自粛について記者団に「根本的な解決だとは思っていない」とした上で、政治資金の透明性を高めることが極めて重要だと説明した。政治資金規正法を改正する考えを聞かれ「あらゆる対策は排除しない」と述べた。
関係者によると、茂木派は来年4月のパーティー開催を調整していた。茂木派や安倍派など各派閥は開催自粛を受け入れる見通しだ。公明党の山口那津男代表は6日の党会合で「国民の信頼確保が重要だ」と訴えた。
各派閥は政治資金パーティーを、おおむね年1回東京都内で開き、主要な収入源としている。
安倍派は2022年までの5年間で1億円超が裏金になったとみられ、東京地検特捜部が政治資金規正法違反(不記載・虚偽記入)の疑いで捜査している。(共同)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・自民党・自民党派閥パーティーで政治資金のキックバック(還流)があったとされる問題】 2023年12月06日 19:52:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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