路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【政界地獄耳・11.30】:時代に即した速記者の廃止 スマホ認めぬ院の伝統とは時代の変化許さない側面も

2023-12-07 07:40:10 | 【政策・閣議決定・骨太方針・国の基金・愚策、マイナカード・2025大阪万博他】

【政界地獄耳・11.30】:時代に即した速記者の廃止 スマホ認めぬ院の伝統とは時代の変化許さない側面も

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・11.30】:時代に即した速記者の廃止 スマホ認めぬ院の伝統とは時代の変化許さない側面も 

 ★28日、参院議院運営委員会理事会は、貴族院時代から続く参院の議事を記録する速記者の廃止を決めた。手書きと併用していた別室で中継を見ながらパソコンでの入力に一本化する。1890年の帝国議会発足から速記は始まっており、国会の両院規則でも議事は速記で記録することになっている(参議院規則156条、衆議院規則201条)。そのため06年までは院内に速記者養成所があったことも懐かしい。各委員会で議事進行中にチーンとベルが鳴るのは速記者交代の知らせだが、質問者の時間経過の目安にも使われてきた。伝統ある参院速記がなくなるのは寂しいが、時代に即した必要性の変化だ。

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演壇前で岸田首相の発言を記録する速記者(写真は衆議院)

 ★27日、参院予算委員会で委員会室での使用が禁止されている「スマートフォン」を使用し注意されたデジタル相・河野太郎。参議院では本会議場や委員会室でのパソコンやタブレットの使用は認められているが、スマートフォンについては認めていない。国民民主党代表・玉木雄一郎のように「なんでスマホで事実確認することを禁止しているんだろう。別にいいんじゃないの」とSNSで疑問を呈する議員もいる。だが院はこの手の議員は電話に出たり、会議中にネットをいじったり、SNSでその場から発信したりする“議事を乱す”行為にも及ぶ懸念を想定して認めてこなかったのだろう。時代の流れという理由だけで決めず、議事が滞らせず、使い方を間違う者へのペナルティーやスマホ導入に伴う答弁資料を抱える役人のペーパー持ち込み禁止などを同時に決めてはどうか。

 ★衆参には衆院第213条「議場に入る者は、帽子、外とう、えり巻、かさ、つえの類を着用又は携帯してはならない」。参院第209条「議場又は委員会議室に入る者は、帽子、外とう、襟巻、傘、つえの類を着用し又は携帯してはならない」とある。91年、社会党新人の衆院議員・長谷百合子はトレードマークのベレー帽を着用して登院し、自民党などから会則違反と批判され騒ぎとなったが、帽子を脱ぐことで決着した。院の伝統とは時代の変化を許さない側面もある。(K)※敬称略

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2023年11月30日  08:23:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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