路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【政界地獄耳・06.03】:WHOがそこまで毅然とした組織か

2023-06-09 07:40:20 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【政界地獄耳・06.03】:WHOがそこまで毅然とした組織か

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・06.03】:WHOがそこまで毅然とした組織か 

 ★政府は世界保健機関(WHO)が進めるパンデミック条約に対応するため、先月31日、国立感染症研究所(感染研)と国立国際医療研究センター(NCGM)を統合した「国立健康危機管理研究機構」の設立を参院本会議で可決した。設置時期は25年度以降の見通しだが、米国の疾病対策センター(CDC)になぞらえ「日本版CDC」となりコロナ禍のような事態に総合的な窓口となる。

 ★その前日の30日、WHOのテドロス事務局長はパンデミック条約について「加盟国の課題は1年後に強力な条約に合意できるよう交渉を進めることだ」。さてこの条約とは「法的拘束力のある条約を作り、コロナ禍で多くの国々が利己的な行動をとった事態を繰り返さないようにするのが目標だ」という。一見必要な措置のように見えるが、WHOがそこまで毅然(きぜん)とした組織なのかという疑問も湧く。そのために各国がWHOの管理下で相互監視を行うことや、各国の主権が侵され、WHO万能支配になりかねないという懸念がある。

 ★先月20日、広島サミットでも公衆衛生の緊急事態に備えてWHOを中心とする首脳級の枠組みを創設することや「パンデミック基金」創設、パンデミック条約や国際保健規則(IHR)改定の交渉にコミットする、健康危機に対応する「グローバルヘルス緊急隊」を含む質の高い人的資源を強化・維持など、多岐にわたって保険分野の声明が出された。一方、各国が懸念するさまざまなことについてテドロスは「多くの加盟国で誤った情報が流れている」「WHOへの権限移譲につながるというのはフェイクニュースだ」というものの、先進国の価値観だけでものを見ると誤る。すべての国で公平に医療品が行き渡るなどの仕組みと言いたいようだが、結果的に経済的に余裕のある先進国の価値観を押し付けかねない懸念はぬぐえない。我が国でも憲法98条との整合性が問われかねない。(K)※敬称略

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2023年06月03日  07:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 


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