【能登半島地震】:大型望遠鏡「かぐら」、心臓部損傷、国際共同観測に遅れ 東京大宇宙線研究所が発表
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【能登半島地震】:大型望遠鏡「かぐら」、心臓部損傷、国際共同観測に遅れ 東京大宇宙線研究所が発表
東京大宇宙線研究所は5日、能登半島地震の影響で観測不能になっている重力波観測用の大型望遠鏡「かぐら」(岐阜県飛騨市)で、検出器のレーザー光を反射させる心臓部「サファイア鏡」の防振装置が損傷したと発表した。レーザー光を制御する別の鏡の防振装置にも不具合があり、3月に始まる国際共同観測への参加遅れは確実な状況になった。
かぐらは神岡鉱山の地下200メートルにあり、1辺約3キロのL字形の地下トンネルを走る真空パイプ内にレーザー光を放ち、サファイア鏡で反射させて重力波による空間のゆがみを検出する。
修理では真空状態の装置を開く必要がある。計4枚のサファイア鏡は零下188度に冷却していたが、3枚で制御用の磁石が脱落。一度常温に戻す必要があるとしている。
かぐらは米国の重力波望遠鏡「LIGO(ライゴ)」や、欧州の「VIRGO(バーゴ)」との共同観測に取り組む計画だった。宇宙線研は共同観測期間中の来年1月までの復帰を目指す。(共同)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・能登半島地震の影響で観測不能になっている重力波観測用の大型望遠鏡「かぐら」(岐阜県飛騨市)】 2024年02月06日 00:34:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます