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【故・ジャニー喜多川氏による性加害問題】:ジャニーズ事務所は欧米なら解散もの…性加害を“黙認”し続けた大手メディアの質問攻勢に違和感

2023-09-10 06:55:50 | 【魂の殺人と呼ばれ、繰り返される性暴力の現状・ジャニーズ事務所が抱える性加害の闇

【故・ジャニー喜多川氏による性加害問題】:ジャニーズ事務所は欧米なら解散もの…性加害を“黙認”し続けた大手メディアの質問攻勢に違和感

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【故・ジャニー喜多川氏による性加害問題】:ジャニーズ事務所は欧米なら解散もの…性加害を“黙認”し続けた大手メディアの質問攻勢に違和感

 9月7日の記者会見で、ジャニーズ事務所は創業者の故・ジャニー喜多川氏(享年87)の性加害事実を認め、謝罪。藤島ジュリー景子氏に代わって、タレントの東山紀之(56)の新社長就任を発表した。

<picture>ジャニー喜多川氏の性加害問題について会見を行ったジャニーズ事務所(左から井ノ原快彦、東山紀之新社長、藤島ジュリー景子現社長=7日午後)/(C)日刊ゲンダイ</picture>

 ジャニー喜多川氏の性加害問題について会見を行ったジャニーズ事務所(左から井ノ原快彦、東山紀之新社長、藤島ジュリー景子現社長=7日午後)/(C)日刊ゲンダイ

<button id="cboxPrevious" type="button"></button>ジャニーズを巡る相関図

 ジャニーズ事務所は社名を変更しないこと、100%株主のジュリー氏が取締役としてとどまり続けること、ジャニー氏の性加害を最もよく知る白波瀬傑副社長を早々に退任させ、会見に出席させなかったことなど、同事務所の信じがたいスタンスは言わずもがなだが、今回の記者会見で筆者が一番気になったのは、これまで数十年に渡りジャニー氏の性加害を沈黙し続け、同事務所の言いなりになってきたテレビ、新聞、スポーツ紙といった大手メディアの変わり身の早さだ。

 再発防止特別チームの提言にあるように、ジャニー氏が老年に至るまでジャニーズJr.だった元タレントたちに性加害を続けてきた原因の一端に“マスメディアの沈黙”があるのはいうまでもない。

 そんな彼らが自らの在り様を総括することなく、風向きが変わったことで“鬼の首”でも取ったかのように一斉に厳しい質問を浴びせる様に違和感を覚えた人も少なくないだろう。

 「“メディアの沈黙”と指弾されているのに、大手メディアから反省の色は感じられませんでした。質問者はこれまでジャニーさんの性加害を追及してきたメディアや海外メディアに絞るべきでしたね」(芸能ライター)

 ■森光子との交際疑惑は全く関係のない質問

 ある記者は、東山が過去に報じれた女優の森光子(享年92)さんとの関係について、「東山氏と森光子さんの噂もあり、ジャニー氏の性加害にとどまらず、芸能界にはこのような問題が多く残っている」と質問。この質問にネットでは「関係なさ過ぎて、呆れる」「どさくさ紛れに事件と関係ない質問するな」といった批判の声が相次ぐなど、メディアのレベルの低さを露呈させてしまった。

 さらに、ジャニーズ事務所の記者会見を受けて、多くの民放は「タレントに罪はない。これからも起用する」と自社の見解を述べている。

 「そう言いながら、東京海上日動火災保険が嵐の相葉雅紀の契約解除したことでスポンサーの顔色を窺っている。これからも追随するスポンサーは出てくるでしょう。ジャニーズ事務所を解散させてタレントを他の事務所に移籍させれば、タレントたちがこうした損害を被ることはないはず」(前出・芸能ライター)

 ジャニーズ事務所の大甘処遇を許してしまった日本のメディアのだらしなさを、全世界に発信した記者会見と言っていいだろう。(本多圭/芸能ジャーナリスト)

 元稿:日刊ゲンダイ DIGITA 主要ニュース 芸能・エンタメ 【芸能ニュース・話題・故ジャニー喜多川氏の性加害問題】  2023年09月09日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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