路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【政局】:「安倍イズム」継承へ保守派再結成の動き 鈴木哲夫氏「岩盤支持層がカギ」

2024-02-13 01:00:30 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【政局】:「安倍イズム」継承へ保守派再結成の動き 鈴木哲夫氏「岩盤支持層がカギ」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政局】:「安倍イズム」継承へ保守派再結成の動き 鈴木哲夫氏「岩盤支持層がカギ」

 自民党が「政治とカネ」の問題で大混乱するなか、保守系議員が動きを活発化させている。安倍晋三元首相が凶弾に倒れ、安倍派(清和政策研究会)は派閥解散を決めたが、憲法改正や安定的な皇位継承などを重視する議員らが結集しつつあるのだ。日本を取り巻く安全保障環境が激化している。国家観や安保戦略の希薄化は〝国難〟を加速させかねない。「安倍イズム」は、継承されるのか。 

 「国家観をともにする皆さまに、絶好のタイミングでお話しできることをとてもうれしく思う」

保守から注目が集まる高市早苗氏
 高市早苗経済安全保障相は8日、自民党本部で開かれた有志グループ「保守団結の会」の勉強会で、こう強調した。

 注目の勉強会では、高市氏が今国会で法制化が審議される見通しの、機密・機微情報の取り扱い資格を認定する「セキュリティー・クリアランス(SC)」制度について講演した。

自民党が「政治とカネ」の問題で大混乱するなか、保守系議員が動きを活発化させている。安倍晋三元首相が凶弾に倒れ、安倍派(清和政策研究会)は派閥解散を決めたが、憲法改正や安定的な皇位継承などを重視する議員らが結集しつつあるのだ。日本を取り巻く安全保障環境が激化している。国家観や安保戦略の希薄化は〝国難〟を加速させかねない。「安倍イズム」は、継承されるのか。

安倍晋三元首相

 SCは、安倍政権下で成立した特定秘密保護法を補完・発展させる法制度だ。SCを含めた安保制度の確立は「安倍氏の宿題」とも位置づけられ、担当する高市氏は正念場を迎えている。

 最大派閥の安倍派は、パーティー収入不記載事件を受け、解散を決めた。党内でリベラル派が力を持っている。100人近くいた安倍派議員の動向は注目を浴びる。

 ある中堅議員は「安倍派は深刻な政治不信を招いた。申し訳ない思いでいっぱいだ。一方で、国内外の重要課題は待ったなしだ。保守系議員は今こそ、率先して政治改革を進め、失墜した国民の信頼を回復せねばならない。不健全な状況を自ら正して初めて、急務の安保や経済活性化など重要課題が議論される環境が生まれる」と語った。 

 9月に迎える自民党総裁選は、厳しい支持率低迷にあえぐ岸田文雄政権の継続の是非が最大の焦点だ。国政選挙を控え、地方組織からも「岸田首相の『顔』では戦えない」という厳しい声があがり〝対抗馬〟の動きも活発化しつつある。

 こうしたなか、保守団結の会は今後、月2回程度、昼食会を開く方針。出席者らは「純粋な勉強会で他意はない」と語るが、保守派再結集の動きと見る向きもある。

 これとは別に、無派閥系の青山繁晴参院議員や、和田政宗参院議員らも先月、「政治(まつりごと)変革会議」を立ち上げた。代表の青山氏は、次期総裁選への出馬を明言している。

 今後の動きをどう見るか。

 ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「岸田首相が打ち出した『派閥解消』の本質は『派閥再編』だ。自民党のかつての岩盤支持層は、安倍氏が体現した『保守政治』を支持してきた。保守系議員の再編も、重要なポイントになる」と語った。

 元稿:夕刊フジ 主要ニュース 政治・社会 【政治ニュース】  2024年02月13日  01:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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