たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

星組『ANOTHER WORLD』『キラールージュ』_思い出し日記

2018年09月24日 19時51分40秒 | 宝塚
2018年6月30日_星組『ANOTHER WORLD』『キラールージュ』

https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/preview?eid=c8432bc6dbaabcd29735be22f4cc3c21&t=9655097895ba8af0f90a7a?0.27053912348637565


2018年7月22日_星組『ANOTHER WORLD』『キラールージュ』東京宝塚劇場千穐楽ライヴビューイング
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/preview?eid=08bf9d4a7ff27dbb922b4f43ea3d513a&t=4508931935ba8ae9848a8f?0.64221943347282


 6月30日(土)東京宝塚劇場、7月22日(日)東京宝塚劇場千穐楽ライヴビューイングと二回観劇することができた星組公演。楽しく幸せな時間でした。あの時間に戻れるなら戻りたい、心からそう思います。きつい仕事とこれからのことを決めなければならないプレッシャーに感情が疲れてしまっているのを感じます。体以上に心が疲れてしまっているのを感じます。時間は刻一刻と迫りつつあります、部屋は今の就労先の名前を書いて契約更新し、また失業給付を受けながら次をさがすのが一番妥当なのだろうと頭ではわかっていても、とてもじゃないけど平日の昼間安心していられるような環境じゃないし、水漏れが起こっていることを知りながら部屋を貸した大家にこれ以上家賃を払い続けるの悔しくて心の底から更新したくありません。現実逃避している場合ではないのですが、人のことを心配している場合ではないのですが、明日何が起こるのかわからないのですが、明後日は待ちわびた花組公演で休むぞってがんばっていて、こうして楽しかった時間へと現実逃避。

 楽しい公演でした。幕開けのチョンパ、幕がさっと上がった瞬間飛び込んできた、目がいくつあっても足りない端から端まで華やいだ雰囲気、ライブビューイングではさすがに舞台全体を見渡すことは無理で生でなければ味わえない臨場感があったのだと実感。ミラーボールがみえるし上から全体が見渡せる二階席なかなかのもの。友の会ありがたや。6月30日の『キラールージュ』では紅ゆずるさんがアドリブで「友の会」「友の会」って叫んでくれました。紅さんのアドリブ力、ほんとにすごいと千穐楽で実感。星組全体がこの公演でアドリブ力、あがったかなって思いました。紅さん率いる星組の一人一人の個性全開の公演でした。キャストのみなさん、大変だったと思いますが楽しみながら演じられたのではないでしょうか。喜六の七海ひろきさん、初日映像とくらべると、「5日前にさばいた鯖にあたってコロッといった」っていう場面で「コロッ」って言いながら足をあげるの、足のあげ方が千穐楽ではのりのりでした。めいど・かふぇの初音さん、有沙瞳さんも赤鬼の瀬央ゆりあさんも三途の川の船頭の杢兵衛、天寿光希さんものっていました。『ANOTHER WORLD』、日本物なのにあの世をこうして英語で表現したところがまず、落語を題材にしているという作品の入口としてすんなりと入りやすくなっていたと思います。紅ゆずるさん、妃咲愛里さん、礼真琴さん、お三方のこの衣装、死装束だそうです。言われてみればなるほどですが華やかで気づきませんでした。ネガティブな題材と宝塚がうまく融合しています。康次郎さん御一行と一緒ならあの世も楽しそう。めいど・かふぇに、冥途大学(略してめい大、東京では明治大学?というアドリブでした)、あの世にも受験戦争があるそうな。冥途歌劇団では植田理事のお名前も登場して、演目が「ベルサイユのはす」、脚本がうまくできているなあと思いました。康次郎さん御一行の関西言葉と徳三郎御一行の関東言葉とが一緒に舞台にのっかっているのに違和感なく入ってきたのはキャストのみなさんの力。大劇場よりもテンポがおそくなっているという投稿をSNSでみかけましたが、テンポよく進めていくための間の取り方も難しかったのではと思いましたが、努力のあとを感じさせないところが素晴らしいです。康次郎さんの「この世は極楽、いのちに感謝や、生きてりゃいいこともある」が谷先生の書きたかったことなのかな。トップになるまで苦労の道を歩んできたであろう、でもどんな時でも笑顔を失わないできたであろう紅さんがいうとなんだか押しつけがましくなく
て素敵でした。幕が降りると、チーンという音が流れるオチがついていました。苦しい時、心のエネルギーをもらえそうな舞台。宝塚では異色の作品だったかもしれませんが、紅ゆずるさんと星組という役者を得て最高のあて書き作品となりました。


「作詞:谷正純 

 生まれ落ちたる 命ぞ宝

 貰ったお宝 ありがたく

 悩みあろうと ただ生き抜いて

 この世の喜び 謳歌しろ

 そーりゃ そりゃ そら ありがたや

 そーりゃ そりゃ そら ありがたや


 死んだとてとて 御霊(みたま)は残る
 
 あの世で大事は 御霊だけ
 
 醜女醜男(しこめぶおとこ)何するものぞ

 清い御霊が救われる


 そーりゃ そりゃ そら なんまいだ

 そーりゃ そりゃ そら なんまいだ

 あの世とこの世 心で結ぶ

 身は離れても 絆は消えぬ
 
 消えぬ絆はいついつまでも
 
 互いの幸(さち)に 手を合わせ

 
 
 そーりゃ そりゃ そら ありがたや

 そーりゃ そりゃ そら なんまいだ

 そーりゃ そりゃ そら ありがたや

 そーりゃ そりゃ そら なんまいだ

 そーりゃ そりゃ そら ありがたや

 そーりゃ そりゃ そら なんまいだ


 なんまいだ」

 最後にチーン、フレーズが耳に心地よく残りました。


舞台写真はWEBRONZAよりお借りしています。






6月30日の東京宝塚劇場。




































もう少し書きたい感もありますが時間切れとなってきました。
たぶん波瀾万丈の一日が待っています。今夜眠れるかな。
明後日は花組だよ。
いい舞台との出会いが生きる喜び。