たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

『黒執事』_11月22日(3)

2017年01月14日 15時56分54秒 | ミュージカル・舞台・映画
 わたし自身のための備忘録。思い出し。昨年の観劇日記の続きです。シエル坊ちゃんを演じた内川蓮生君、カーテンコールではけるとき、下手バルコニー方面に向かって両手で双眼鏡をつくってから指を差して手を振っていました。可愛かったなあ。それを見送った古川さんセバスチャンも同じ方向に向かって双眼鏡を作って指を差してはけていきました。家族とか友達とか、親しい人が観劇していたんでしょうかね。

 内川君、二回目のカーテンコールでは、お辞儀したあとに笑顔全開でステージ前方に駆けてきて目の前の客席に手を振ってはけていきました。これまた可愛く、見守る感じるの古川さんのまなざしもあたたかい笑顔。

 ライブビューイングで観劇した千秋楽では、内川君、キャストのみなさんが順番に挨拶している間に涙を流していました。二回目か三回目のカーテンコールでは、古川さんに思わず抱き着いていましたね。それだけシエル坊ちゃんを演じるというのは大変なことだったんでしょう。抱き着いた内川君を古川さんは抱き返しませんでした。一人前の役者として内川君を認めたやさしさかな。

 シエル坊ちゃん、舞台の終盤、丘の上にいって廃墟となった孤児院の跡をみたときの、人間の愚かさ、むなしさに打ちのめされたところから希望を感じさせるまので、気持ちが移り変わっていくときの演技が特に印象的でした。坊ちゃんに付き従い、見守る古川さんセバスチャンの佇まいも素敵でした。

 ドールを演じた設楽銀河君。千穐楽の挨拶では、泣きながら書いてきた手紙を読み上げていました。声変わり前の一瞬しか演じることができなかった役。サーカス団の部屋にこっそり忍び込んできたシエル坊ちゃんの嘘を信じて心を開いてしまい、でもシエル坊ちゃんと友達になることはできなかったドールが切なかったです。最期は、あからさまには描かれてはいませんでしたがシエル坊ちゃんとセバスチャンの正体を知りセバスチャンを消そうとして逆に消されてしまったんでしょうね。

 子役ふたりの演技が素晴らしかったです。

 あと個人的には猛獣使いのビーストに、古川さんセバスチャンがせまっていく場面。古川さんトートと蘭ちゃんシシィでこういう場面があるといいのに、と思ってしまいました。

 たくさんのキャラクターが登場し、サーカス団の面々もそれぞれにキャラの心情を体現されていました。スーツ(死神)、葬儀屋、スネークと面白いキャラクターだと思いましたが、とりわけ印象的だったのは前回書いた三浦さんジョーカーと、設楽君ドールかな。欲を言えばですが、役者さんの名前を知らなかったのでわかりませんが、ケルビン男爵がもう少しかな・・・。歌でぐっと演技できる方だとさらによかったかな。わかりませんが・・・。
 

 『1789バスティーユの恋人たち』のCDをようやく聴いて、古川さんの声がいいのと、はじめてルドルフを演じた時より歌がすごく上手くなっているのにあらためて感激。次は『ロミオ&ジュリエット』のロミオ。来週の木曜日に観劇予定なので楽しみです。


『黒執事』の観劇日記はこれぐらいかな。



サーカス団(シアターガイドから転用しています。)




設楽君ドール(シアターガイドから転用しています。)




一幕ラスト(イープラスより転用しています。)




三浦さんジョーカー率いるサーカス団(エンステージより転用しています。)




内川君シエルと古川さんセバスチャン(オモシィより転用しています。)




三浦さんジョーカーと田野さんビースト(シアターガイドより転用しています。)




三津谷さんダガーと田野さんビースト(シアターガイドより転用しています。)




三浦さんジョーカー(シアターガイドより転用しています。)




サーカス団(シアターガイドより転用しています。)




東京ドームシティホール




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