愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

ドーピング五輪特需の扇動TVと不正を追及しない全国紙の知的退廃が五輪と子どもと被災地を冒涜!

2013-09-10 | 東京五輪

今日の全国紙の社説はすべて東京五輪招致成功を記事にしました。以下テーマを一覧しました。

朝日 東京五輪/成熟時代の夢を紡ごう 2013/9/10 4:00
http://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit1?

朝日 東京五輪/原発への重い国際公約 2013/9/10 4:00
http://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit2?

毎日 20年東京五輪/未来への遺産を作ろう 2013/9/10 4:00
http://mainichi.jp/opinion/news/20130910k0000m070133000c.html

読売 2020年東京五輪/復興と経済成長の起爆剤に 2013/9/10 2:00
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20130909-OYT1T01260.htm

【主張】2020年東京五輪 成功は世界への約束だ 2013.9.10 03:28 2020年夏季五輪

http://sankei.jp.msn.com/sports/news/130910/oth13091003280001-n1.htm

日経 国や都市の未来を考える五輪に 2013/9/10 4:00

http://www.nikkei.com/article/DGXDZO59483890Q3A910C1EA1000/

東京・中日 2020年/東京五輪 成功の条件 原発事故を封じ込めよ 2013/9/10 8:00
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2013091002000139.html
 

安倍首相の大ウソ発言について、各紙はどのように表現したのでしょうか。

朝日

安倍首相は招致演説で、汚染水問題に「責任をもつ」と表明した。記者会見では、原発比率を下げていき、今後3年間で再生可能エネルギーの普及と省エネを最大限加速させることも明言した。世界に向けた公約だ。内外に「五輪誘致のための方便」ととられないよう、実行力が問われる。…政権の最優先課題として取り組んでほしい。「状況はコントロールされている」「汚染水の影響は原発の港湾内で完全にブロックされている」——国際オリンピック委員会(IOC)総会での安倍首相のプレゼンテーションと質疑応答は、歯切れがよかった。

毎日  言及なし

読売

安倍首相は、IOC側の質問に対し、「影響は原発の港湾内で完全にブロックされている」「福島近海でのモニタリング数値は、最大でもWHO(世界保健機関)の飲料水ガイドラインの500分の1だ」などと説明した。具体的事実を挙げて、五輪開催への影響を明確に否定したことが、IOC委員が抱く不安の解消につながったと言えるだろう。政府は今後、着実に汚染水問題を収束させねばならない。

産経

安倍晋三首相は国際オリンピック委員会(IOC)総会で行われた最終プレゼンテーションで、東京電力福島第1原発の汚染水問題について「健康問題は現在も将来もない」と語り、「さらに抜本的なプログラムに着手し、実行することを約束する」と話した。これは全世界に向けて発信した重い国際公約である。汚染水処理については東電任せにすることなく、政府が前面に立って事態を収束させる責任がある。約束は、果たさなくてはならない。

日経

最終プレゼンテーションでは安倍晋三首相が福島の汚染水漏れについて「状況は制御されている」と説明した。この発言には違和感もあるが、世界が不安視する原子力発電所の問題を早期に収束させることが、政府に課せられた第一の使命だ。

東京・中日(共同)

東京勢が売り込んだ「安心、安全、確実」。世界から後ろ指をさされないよう原発事故の封じ込めが欠かせない。…安倍晋三首相は「状況はコントロールされている。決して東京にダメージを与えない」と強調したが、説得力を欠く。原発の敷地内では刻一刻と大量の汚染水が発生し、海に流出しているのだ。政府が前面に立って対策に乗り出す方針を打ち出したのはIOC総会の直前だった。招致を有利に運ぶための方便だったのではないか。疑念を晴らすには情報を公開しつつ有効な手だてを素早く講じることだ。国の信用が懸かった国際的な約束だ。東京さえ安泰であれば事足りると響く発想も戒めたい。福島をはじめ東日本大震災の被災地の切り捨てにつながりかねない。

安倍首相のプレゼンについて全く言及していない毎日は論外です。しかし、言及した各紙も大いに問題ありです。その理由は、以下のとおりです。 

1.安倍首相のプレゼンの最大の特徴は、フクシマの「事実」の隠蔽発言と、その対策も展望を示していないという点で、全くのウソであったことです。

2.そのことは、安倍首相の発言の部分をよく読めば各紙も認めているのです。しかし、徹底した批判はありません。愛国者の邪論の検証・指摘は、以下のとおりです。ご覧ください。ご検討ください。

朝日は、いつものように姑息です。安倍首相の発言は、「歯切れがよかった」と言いながら、「内外に『五輪誘致のための方便』ととられないよう」と言いながら、「世界に向けた公約」だと声援を送っているのです。その声援は、その後の随所にわたってみなぎっています。

朝日は安倍自公政権の様々な問題点を指摘しながら、「将来像を語り、具体的な道筋を示すことが首相のつとめだ。日本での五輪開催の決定は、そうした取り組みを促す契機になってはじめて、心から喜ぶことができる」と、「方便」まがいの発言をした安倍首相を徹底して批判するのではなく、激励と応援のメッセージを送り、その手法すら提示しているのです。

安倍首相は、この社説を読んで喜んでいることでしょう。これなら、2020年まで政権を維持できそうだ!と。ここに朝日の姑息と不道徳ぶりが浮き彫りになります。

東京も、「招致を有利に運ぶための方便だったのではないか」と言っているのに、疑念を晴らすには情報を公開しつつ有効な手だてを素早く講じること」だと声援を送っているのです。

日経も、「福島の汚染水漏れについて『状況は制御されている』と説明した。この発言には違和感もある」とまで言っているのに、「世界が不安視する原子力発電所の問題を早期に収束させることが、政府に課せられた第一の使命」と、やはり声援を送っているのです。

産経は、安倍首相の発言を具体的に指摘することさえできず、曖昧な、抽象的な言葉でごまかした部分を指摘することで、やはりゴマカシました。

しかし、その産経でさえも、「全世界に向けて発信した重い国際公約」「政府が前面に立って事態を収束させる責任がある。約束は、果たさなくてはならない」と言わざるを得ないような安倍首相の発言だったのです。

読売は、「具体的事実を挙げて、五輪開催への影響を明確に否定したことが、IOC委員が抱く不安の解消につながった」などと擁護しながらも、やはり、「政府は今後、着実に汚染水問題を収束させねばならない」と言わざるを得ない事態があることを認めているのです。

3.五輪のプレゼンテーションの場で「公約」を発表しなければならないことそのものが、国民をバカにしていることを象徴しています。そもそも、この「公約」は、五輪に関係なく、もっと早く、国民に向けて発表さればければならない問題ではないのでしょうか。

結局、フクシマゲンパツの無策ぶりに対して国際的批判にさらされたという事実があったからこそ、東京招致を決定させるための手段として「公約」を語らざるを得なかったということではないでしょうか。もし、国際的批判に晒されなかったら、「公約」発表はなかったということになりませんか。ホントにケシカラン話です。

以下各紙の主張をみてみます。

朝日は、「原発比率を下げていき、今後3年間で再生可能エネルギーの普及と省エネを最大限加速させることも明言した。世界に向けた公約だ」と説明していますが、こんなことは、世界ではなく、国内ではないでしょうか。しかも「最大限」などと曖昧な基準に対して言及しらせず、容認しているのです。ここに朝日の姑息が浮き彫りになります。

更に言えば、安倍自公政権が、こうした政策を国内に向けて曖昧にしていたこと、その中で、汚染水が垂れ流され続けてきたこと、そうした事態に対して安倍首相は、ゴルフ三昧の静養をとっていたこと、などなど、世界から見ればトンデモナイことだったのです。朝日は、こうした安倍首相の言動を徹底して批判してきたでしょうか。

東京は、「とりわけ汚染水漏れの問題には、海外メディアから厳しい視線が注がれている。国際オリンピック委員会(IOC)の総会本番でも案の定、委員から質問が出た。国内ではともすると日常の風景に埋没しがちだが、世界は不安を覚えている」と解説していますが、何故、「海外で厳しい視線が注がれ…不安を覚えている」のに、「国内ではともすると日常の風景に埋没しがち」なのか、フクシマの当事者である日本、更に言えば最も身近なところにいる日本国民が、海外の厳しい視線を投げかけないのか、全く語っていません。

読売は、「最も懸念されたのは、海外でも報じられている福島第一原子力発電所の汚染水問題だった。韓国は6日、福島県など8県の水産物の輸入を禁止すると発表した。科学的根拠を欠く措置だ。東京のイメージダウンを図ったとの見方もある」などと、誰がそんな見方を語ったのか、明らかにせず、安倍自公政権の無策の責任を免罪しながら、社説を使って韓国民の意向を受けて対策を取った韓国政府を五輪招致活動を妨害しているかのように非難しているのです。呆れます。国際社会の恥でしょう。こうした視点は。

しかも、海外の厳しい視線を踏まえて、五輪招致を獲得するために打ち出した「今後3年間で再生可能エネルギーの普及と省エネを最大限加速させる」「世界に向けた公約」を意識して、「主要競技場の電力に再生可能エネルギーを使用する」などと、ゲンパツ再稼動は国際的に見れば困難であることを読売自身も認めているのです。潔くありません。

産経は「開催権を得た東京五輪は、日本の総力を挙げて成功させなくてはならない。これは世界と交わした約束である」などと、「日本の総力を挙げて成功」させる「約束」などと曖昧な日本語でゴマカシているのですから呆れます。その産経でさえも、やるべきことの第一に、「まず東日本大震災被災地の復興だ」と言わざるを得ないほど、復興が遅れているのです。その遅れている復興の中に何があるか。明瞭です。フクシマです。

しかし、産経は、こともあろうことか、

「招致に関してIOCから懸念材料とされた電力供給の不安に対しても、政府が責任を負う。安全性が確認された原発は速やかに運転再開が可能となるよう、立地自治体の理解を取り付けてほしい」などと、国際社会の「厳しい視線」を受けて「世界と交わした公約」「世界に向けた公約」である「今後3年間で再生可能エネルギーの普及と省エネを最大限加速させる」とかけ離れたことを平気で言っているのです。巨大なエネルギーが必要な五輪開催に当たって、破綻した原発エネルギーを使えと安倍自公政権を激励しているのです。国際社会からみて、こういう新聞ってどうなんでしょうか?全く理解できません。

つづく

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汚染水=コントロール・ブロックはアベノミクス東京五輪・成長戦略のための方便=ドーピング!世界の恥!

2013-09-10 | 東京五輪

少しですが、安倍首相のプレゼンにおけるウソ発言について、是非を問う報道がなされるようになってきました。しかし、まだまだ、そのウソについての意味づけは、非常に弱いように思います。何故か。それはアベノミクス成長戦略について、マスコミ全体が擁護しているからです。消費税増税を容認していたことと一致しています。

しかし、このウソ発言の意味は深刻です。一国の首相が、五輪憲章に反する行為を正々堂々をやってしまったからです。五輪もそうですが、スポーツ大会などの開会式の選手宣誓を思い起こしてください。「スポーツマンシップに則り正々堂々たたかうことを宣言します」のではなく、「アベノミクス成長戦略のためにはウソも方便、言行不一致でたたかうことを宣言します」というのが、安倍首相の本質だったのです。

今後、国際社会で、安倍首相のウソは必ず見抜かれていくことでしょう。その前に日本国民として何をなすべきか、そのことが鋭く問われているのではないでしょうか。

その点で思い起こさなければならないことは、鳩山首相の「抑止力は方便」発言です。

民主党は、政権公約のなかで、国民の要求に沿った公約を掲げました。コンクリートから人間へ、消費税増税もそうです。そのなかで普天間基地については、「国外、最悪でも県外」を掲げました。しかし、米国に屈して「県内移設」へと、公約を投げ捨てたのです。その際の言い訳が「抑止力」発言でした。その際の言い訳を「方便」だったと自己弁護したのです。本質は日米軍事同盟というカベと容認でした。

しかし、この大きなカベについて、鳩山首相は、いっさい述べませんでした。それはそうです。日米軍事同盟は、現在の日本にあって二重三重四重のシガラミとなって日本の政治経済社会に食い込んでいるばかりか蝕んでいるのです。これを廃棄するのか、と脅されたのでしょう。だから、「国外、最悪で県外」から「県内移設」へと転換したのです。

そうした背景を語らず、「方便」という言葉でゴマカシたのです。ウソとスリカエ、トリックをちりばめて自己弁護・自己免罪したのです。問題は、こうした鳩山首相に対して、マスコミ・自民党はどのように対応したのか、です。自民党は、民主党の公約違反を徹底的に、しかも「言葉尻を捉えて」と言われてしまうほど、攻撃しました。そうして国民の中に民主党に対する不信感を醸成させていたのです。マスコミも同様でした。沖縄の反応はどうだったか、です。

抑止力は方便“鳩山氏に不信再び 県内関係者「地元で声聞いて」2011年2月13日

 http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-173444-storytopic-3.html

「海兵隊の抑止力は方便だった」と鳩山首相発言【リブ·イン·ピース9+25】

主張/鳩山首相方便”発言/日米合意は白紙撤回しかない鳩山見通しなく「県外」発言

【抑止力は方便】米軍普天間飛行場の県外移設を断念した理由に海兵隊 ... 

 鳩山首相や民主党の「公約」に対する考え方の甘さに対して批判が巻き起こったのは当然です。ところが批判・攻撃された民主党が取った対応策は自民党化でした。ここに二大政党政治の崩壊がありました。その延長線上にゲンパツ問題もありました。

自民党化した民主党から受け継いだ自民党がやっていることは、文字通り「先祖がえり」政治です。12月の政権奪還後の政権運営は、ますます国民から離反している政策を推進しているのですが、世論調査で救われているのです。それもこれもマスコミ対策に成功しているからです。だらしのないのはマスコミです。鳩山首相に対するバッシングの時と比べても、その甘さは目に余るものがあります。

その最大の出来事が、今回のウソ発言に対する批判の矛先の鈍さです。矛先は錆びてしまっています。こうした錆びついたマスコミが、安倍首相の言いたい放題、やりたい放題を許しているのです。特に本土からの差別を強調する沖縄の二紙の反応には問題アリです。沖縄二紙の言葉を借りて言うのであれば、フクシマ差別はどうするのか、曖昧だからです。

では、鳩山首相の「方便」発言を安倍首相に適用するならば、アベノミクス成長戦略推進のために、五輪を利用する、そのために「コントロール」「統御」「ブロック」という「方便」を駆使して、フクシマの汚染水問題について平気で大ウソをついたのです。安倍首相の応援団長である産経の言うような状況でないこと明らかです。安倍首相も鳩山首相と五十歩百歩でしょう。

【東京五輪決定】決め手は安倍首相の「安心、安全」演説 前回鳩山元首相と対照的

9.9 08:36 [五輪]

しかし、このウソ発言について、マスコミは微妙にゴマカシています。フクシマの事態は安倍首相が胸を張って「説明」したような事態にないことは明らかですし、今後の展望を胸を張って大ほらを吹いているような事態でないことも明らかです。しかし、張ったり演説をしてしまったことを、「国際公約をしたのだから、今後はしっかりやってくれ」式の日本語でゴマカスのです。

汚染水公約、福島の漁協「首相発言通り実行を」(2013年9月9日)

【汚染水対策は事実上の国際公約に】

こんなゴマカシが許されて言い訳はありません。そうじゃないでしょう!一国の首相が事実と異なることを言っていることそのものを問題にしなければなりません。ウソを言って、そのウソを後から取り繕うのです。子どもでも判ることでしょう。ま、安倍首相の発言は、この手法で一貫していますので、「今さら」ということですが、それにしても、五輪憲章違反です。国際舞台における大ウソ、大見得です。

今後、この大ウソ、大見得がバレた時、どのように弁解、取り繕うのでしょうか?鳩山首相は退陣しました。安倍首相はどうするのでしょうか?国際社会から、日本は経済、大儲けのためには、平気でウソを付いて、後から取り繕う国だということになるでしょう。しかも、そのウソをそのままにして五輪開催をするのです。五輪憲章違反でしょう。スポーツマンシップが泣きます。

この問題の本質は、五輪開催の資格上の問題です。アベノミクス成功(金メダル)のために、ドーピング(ウソ)が許されないの同じです。子どもの教育・子どもの未来のためにも、このような手法は絶対に容認できるものではありません。学校で、このようなことがまかり通らないことは当然です。政治の世界で許されるはずがありません。そういう問題です。

「(福島第1原発の)状況はコントロールされている。東京にダメージが与えられることは決してない」「フクシマについてお案じの向きには、私から保証をいたします。状況は統御されています。東京には、いかなる悪影響にしろ、これまで及ぼしたことはなく、今後とも及ぼすことはありません」と言い切りました。

これが国際社会の舞台の場で平然と語られたのです。国際公約というのであれば、もっと前に発言しておくべきでした。しかし、安倍首相は、汚染水問題が「非常時」といわれた時、何をしていたか。そうです。ゴルフをしていたのです。このことについては、繰り返し記事に書いてきました。

更に言えば、安倍首相の以下の日本語はスポーツを愛好する、スポーツに夢を託す子どもへの冒涜行為と言えます。とても教育的とは言えないものです。

…われわれが実施しようとしている「スポーツ・フォー・トゥモロー」という新しいプランのもと、日本の若者は、もっとたくさん世界へ出ていくからです。学校をつくる手助けをするでしょう。スポーツの道具を提供するでしょう。体育のカリキュラムを生み出すお手伝いをすることでしょう。やがて、オリンピックの聖火が2020年に東京へやってくる頃までには、彼らはスポーツの悦びを100を超す国々で1000万になんなんとする人々へ直接届けているはずなのです。今日、東京を選ぶということ。それはオリンピック運動の信奉者を、情熱と誇りに満ち強固な信奉者を選ぶことにほかなりません。スポーツの力によって世界をより良い場所にせんとするためIOCとともに働くことを、強くこいねがう、そういう国を選ぶことを意味するのです。(引用ここまで

[五輪]【最終プレゼン全文】安倍晋三首相「フクシマ、私から保証する。いかなる悪影響も及ぼすことはありません」

安倍晋三総理大臣のプレゼンテーション IOC総会(13/09/08) - YouTube

【カウントダウン五輪決定】東京招致委最終プレゼン全文(7)安倍晋三首…

【カウントダウン五輪決定】「東京は世界で最も安全」首相のプレゼンテーション発…

安倍首相「未来と安全に責任」…汚染水巡り強調 (2013年9月8日)

【汚染水、首相は最終プレゼンでこう説明した】

では、どうするか、です。最後に強調しておきます。

「汚染水はコンロトール・統御・ブロックされている」というドーピング行為によって東京招致という金メダルを獲得したという恥べき醜態をさらした安倍首相は直ちに退陣すべきです。ドーピング行為をした選手が競技の世界から永久追放されるのは常識です。しかも金メダルを返上、取り上げが妥当な対応です。これこそが国際社会の常識です。そのような意味を持ったウソ発言だったのです。

しかし、一度決めてしまったということであれば、日本がやるべきことは、フクシマの廃炉、すべてのゲンパツの廃炉、汚染水問題の完全解決、放射性廃棄物の完全管理を国際的に明らかにする政権の誕生とフクシマの完全復興をめざす政権、しかも五輪開催までに、すべてを完全に成し遂げる政権です。そうした政権の下で、東京五輪を成功させること、これしかないでしょう。これこそが、安倍首相が国際社会に公約したことの意味の具体化です。

以上、今回のウソ発言の意味を考えてみました。議論が巻き起こることを希望します。

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ナチス的手口を使った東京五輪招致・アベノミクス成長戦略推進東京五輪を批判的に検討すると自虐的か?

2013-09-09 | 東京五輪

以下の共同の記事に、コメントしたところ、以下のようなコメントがありましたので、再度コメントしてみました。ここに再録しておきます。

【2020年五輪、東京に決定】意外な圧勝、パラリンピックも開催 「汚染水の漏出問題」クリア

1.ホントに東京は、いや日本国は「安全」「安心」な街・国でしょうか。首都圏直下型地震・東南海地震など、巨大地震への対応はどうでしょうか?7年間大丈夫でしょうか?特に会場となる「ベイエリア」は最も危険な場所です。更にフクシマ・ゲンパツは統御できているでしょうか。トイレなき日本からトイレなき太平洋へと量的質的転換で、事を済まそうとしているのではないでしょうか。フクシマの子らの健康は統御されているでしょうか。

2.前回の東京五輪が高度成長路線の申し子でした。その結果、東京をはじめとした日本社会の問題、それは現在報道されている、猛暑・ゲリラ豪雨・竜巻・電力不足に起因する熱中症・温暖化・コンクリートアイランド現象など、環境問題、更に言えば高度経済成長を支えたエネルギーとして「原子力の平和利用」を煽り、ゲンパツマネーでほっぺたをひっぱたいた結果どうなったか、などなど、経済大国ニッポンの負の大障害が、日本の未来を暗くしました。その象徴的事件が東日本大震災でした。

3.高度成長によって、暮らしは、一見すると便利と豊かさを享受してきたかのように評価される一方、カローシ・ワーキングプア・交通事故死・自死者・いじめ・体罰など、社会の基盤が、そのすそ野から大きく揺らいでいます。その一方で、「規制緩和」の名の下に、巨大な利益の独り占めを横行させ、貧富の格差の拡大を許してきました。「財産権」は「公共の福祉」に貢献しなければならないという近代民主主義の原則が踏みにじられているのです。 

4.そうした中で、国家の任務・責任・義務である弱者の擁護の基本思想と方針である「個人の尊厳」「幸福追求権」「(平和的)生存権」が国民が選択している政府・国家によって緩和され、無視され、更には改悪されようとしているのです。自民党の改悪改憲案です。

5.デフレによって作り出されたかのように喧伝してきた財政難を、戦後レジームとしての日本国憲法の諸権利を保障するためにという触れ込みで、庶民には増税で、大企業には法人減税という手口を使うことで、スリカエることで、あたかも危機が克服できるかのようなデマを垂れ流すことで、すなわち「社会保障のため」と称する消費税増税と社会保障の改悪の強行です。これが「自己責任」「自助」を軸として、庶民の助け合いという美名を「共助」とスリカエることで、「公助」=「国家責任」の放棄という形で断行されようとしているのです。

6.この路線がアベノミクス成長戦略路線です。安倍首相がいみじくも語ったように、これは所得倍増計画を発表した池田路線の焼き直しです。前回の東京五輪がそうであったように、今回の東京五輪の役割は明白です。「働けど働けど、わが生活に正当に分配されざる経済成長路線」が具体化されようとしているのです。

7.しかし、今回は、それだけではありません。大日本帝国憲法思想を拠り所にした自民党改悪憲法路線が明示されているのです。憲法9条違反の自衛隊を合憲としきた、また憲法違反である日米軍事同盟を合憲とするために策を弄してきた集団的自衛権不行使路線から逸脱し、自衛隊の国防軍化へのステップアップ路線です。皮肉にも、この路線は安倍首相が東京五輪招致に利用した憲法の平和主義の否定を意味しているのです。

8.スポーツを愛するアスリートの良心、スポーツに感想し、自らもスポーツすることで健康と幸福を求める庶民の願いを利用してスリカエ、アベノミクス成長戦略・戦後レジームの改悪を狙っていないでしょうか。個人の尊厳・差別の否定・非暴力など、近代民主主義を具体化した五輪精神を尊重すると言いながら、実はスリカエ、否定しようとしていないでしょうか。

9.東京五輪招致運動に見られたマスコミの一方的情報垂れ流しこそ、麻生式ナチスの手口ではないでしょうか。しかし、安倍首相は、フクシマの不安を指摘する海外メディア報道を紹介する日本のマスコミの招致運動報道を批判したそうです。ここに安倍首相の言う自由と民主主義の価値観の本質が浮き彫りになったように思います。あのウソと詭弁と身振り手振りに満ち溢れたプレゼンテーションと記者会見の発言こそ、ヒトラー演説を彷彿させるものでした。

10.国家として戦争を否定してきた戦後日本の憲法の平和主義体制に期待を寄せる世界の平和を求める世論を利用しながら東京招致を推進し成功させた安倍首相、そのネライはアベノミクス成長戦略の実行と達成ですが、その終着駅は、戦後日本が築いてきた国際公約である平和主義の否定という皮肉な状況下に追い込んでしまった安倍首相でした。

11.秋の国会では、安倍首相のウソと詭弁がどのように暴かれていくか、お手並み拝見というところでしょうか。いや、何としても安倍首相の野望を暴いて内閣倒壊から国民的政権下において、東日本大震災の完全復興とゲンパツゼロの下で、再生可能エネルギーの普及した下で、経済効果が、国民の懐を暖めることに成功させた下で、平和の祭典である五輪を成功させ、文字どおりスポーツ本来の目的である健康と幸福の国民的追求をはかっていかねばなりません。

12.これこそが、平和を愛する諸国民の付託に応えて日本式五輪成功ための手口と言えないでしょうか。アスリートの皆さんとそれを応援する庶民の願いではないでしょうか。 

愛国者のコメントに対して以下のコメントが寄せられました。日本の現実ほど「自虐的」と言うか、酷いもんです。それにしてもこうした日本の酷さを指摘すると、「自虐的」という論法、侵略戦争の加害の事実を指摘すると、「自虐的」ということと同じでしょうか。ここに現代日本の「病理現象」があるように思います。 

一つの事実に対して、多様な意見があり、それを交流することで、より良い方向を模索することこそ、時間はかかるものの、多くの人の参加を得ることができることと確かな解決方法を得ることができるのではないでしょうか。そういう意味で、これこそ民主主義といえると確信するものです。 

何とも自虐的な,何も中身のないダラダラ長文。
ただただ自分の意見と異なる人を罵倒するのみ。
もう少し未来へ向かって建設的な味方はできないのかな?
例え批判するにしても。

投稿者薮に剛の者 : 2013年09月09日 07:33 

以上のコメントに対して、以下のコメントを寄せておきました。 

薮に剛の者さん

「自虐的」って、進行中の東京五輪招致に係わる手法を批判的に検討して、決まった東京五輪について展望を語ったつもりです。

東京五輪に対する「建設的な意見」については、巨大地震やフクシマ・ゲンパツへの対応など、日本国が抱える諸問題と五輪憲章と日本国憲法・スポーツ基本法を念頭に述べたつもりです。是非ご検討ください。

「ダラダラ長文」すみません。しかし、1964年からの歴史はもっと長いですよ。東京五輪の時中学生だったもんですから、いろいろありました。

「罵倒」なんかしてませんよ。タダタダ、フクシマの子どもが東京五輪の頃どうなっているか、心配しているのです。と同時に汚染水、今後どうなりますか?コントロールできてませんよね。今。

それでは、共同の以下の記事、ご検討ください。

汚染水、地下水到達か 第一原発 バイパス見直しも 危機的状況深刻さ増す

汚染水めぐる首相発言に批判の声 福島の漁業者ら「あきれた」

【原発問題/福島第1原発の現状】(2013年9月2日) 燃料取り出しへ最終段階  第1原発4号機プール

それにしても、マスコミは、いろんな意見のあることを紹介してほしいもんです。テレビは酷いもんです。 

さて、愛国者の邪論のような邪論が、どのように議論されていくか、楽しみです。今日のモーニングバードを視ていたら、コメンテーターの青木理氏は安倍首相のプレゼンテーションにおけるフクシマゲンパツの指摘を「ウソ」と言い切っていたのが印象的でした。大拍手を送りたいと思います。またフクシマの庶民の声を紹介していました。こういう声がどんどん紹介されることこそが、この国の民主主義の証を示していくことになるでしょう。

玉井孝治さんや上総介宗親さんのご指摘を踏まえて、今後も、どんどん正論に対して邪論を吐いていきたいと思います。ご検討をお願い申し上げます。

コメント (3)
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これが五輪精神に反するアベノミクス東京五輪の証拠記事だ!本来は庶民の生活向上、幸福追求だ!

2013-09-08 | 東京五輪

まず、以下をご覧ください。五輪の原則に係る記事について、です。

JOC - オリンピズム | オリンピック憲章 - 日本オリンピック委員会

スポーツ基本法(平成23年法律第78号)(条文)

1964年 「世界は一つ」東京オリンピック開催 - 法学館憲法研究所

クーベルタンが目指したもの - 読売新聞

vol.290 日本国憲法第九条と五輪憲章 ~世界平和戦略のヒント ...

しかし、以下の記事をみると、歯の浮くようなウソの日本語をチリバメていることが判ります。日本の現実を黙殺し、国民の苦悩に寄り添うことのない腹黒い雲で溢れ雷鳴が鳴り響いています。五輪の原則を激しく逸脱していることが判ります。

【カウントダウン五輪決定】東京招致委最終プレゼン全文(4)猪瀬東京都…2013.9.8 01:40

会長、東京はダイナミックでありながら、平和で、信頼のおける、安全で安定した都市です。東京は世界水準の素晴らしいインフラを有し、それをさらに発展させるため、投資を続けています。そして、若者たちにとっては世界的なランドマークである都市です。私たちは大会を確実に成功に導くため、宿泊やセキュリティーといった全ての重要な分野において、東京が擁するインフラを提供いたします。輸送面でも、交通網がすでに整備されており、確実な能力を有しています。この大会が開かれる2020年の東京では、誰もが常に時間通りに目的地へ到着することができるのです。 そしてまた、私たちは大会開催によって都市とスポーツに新しいレガシーをもたらします。45億ドルもの大会開催準備基金がそれを可能にします。大会が終わった後も、常設のスポーツ施設として残る10の競技会場整備に必要な資金を、すでに保有しているのです。 私たちは、東京という都市の長期的なニーズを満たすために投資をしています。都市の中心で、そして、3500万人の人々の心の中で、スポーツが新たな重みを持つのです。(引用ここまで)・…

【カウントダウン五輪決定】東京招致委最終プレゼン全文(7)安倍晋三首  9.8 02:16

委員長、ならびにIOC委員の皆様。東京で、この今も、そして2020年を迎えても、世界有数の安全な都市・東京で大会を開けますならば、それは私どもにとって、このうえない名誉となるでありましょう。…けれども私は本日、もっとはるかに重要な、あるメッセージを携えてまいりました。それは、私ども日本人こそは、オリンピック運動を真に信奉する者たちだということであります。…敬愛するIOC委員の皆様に申し上げます。2020年に東京を選ぶとは、オリンピック運動の一つの新しい力強い推進力を選ぶことを意味します。なぜならば、われわれが実施しようとしている「スポーツ・フォー・トゥモロー」という新しいプランのもと、日本の若者は、もっとたくさん世界へ出ていくからです。…今日、東京を選ぶということ。それはオリンピック運動の信奉者を、情熱と誇りに満ち強固な信奉者を選ぶことにほかなりません。スポーツの力によって世界をより良い場所にせんとするためIOCとともに働くことを、強くこいねがう、そういう国を選ぶことを意味するのです。(引用ここまで

【カウントダウン五輪決定】高円宮妃久子さまお言葉要旨 2013.9.8 02:40

…私は個人として、IOCの皆様に心から感謝したいと思います。IOCの特別な支援「ツバサ・プロジェクト」は、若い選手たちに、笑顔と希望をもたらしてくれました。日本語の「ツバサ」は、英語で「ウイング」という意味です。この翼を得て、未来へ、そして夢へ飛び立とうとしています。私たちのような皇族がこのように話をすることは初めてかもしれません。しかし、日本の皇族は常にスポーツを支援してきました。私の亡くなった夫はスポーツマンでした。私は9つのスポーツ組織の名誉総裁を務めています。そのため、非常に多忙です。「チームジャパン」がこれからプレゼンテーションを始めます。説得力のあるものとして聞いていただけると思います。今回、このような機会を与えてくれたことを、感謝いたします。(引用ここまで

では、以下の記事をご覧ください。安倍首相たちのホンネが浮き彫りになっています。彼らの頭の中には、非正規労働でワーキングプアで苦悩する国民、戦後日本を支えてきた高齢者の苦悩などは、想定もしていません。あるのはどうやって多国籍企業化した大企業の利益をつくりだし、国民に、そのおこぼれのいくつかを配分してゴマカスかという頭しかありません。

安倍首相の日本語には、いつもウソがちりばめられていますが、実は、これは落とし穴です。自らが安倍首相の墓穴を掘ったことを意味していることをどれだけの人が気づいたことでしょうか。とりわけ、フクシマの安全神話にもとづいて、ゲンパツを海外に売りさばくという暴挙に出ている安倍首相ですから、このようなパフォーマンスをするのは当然です。しかし、事実が全く逆の方向にすすんでいるのです。早晩ボロがでることでしょう。 

【カウントダウン五輪決定】首相「東京は世界で最も安全な都市のひとつ」…9.8 01:16

IOC総会でも委員から「安心・安全」を主張する首相に安全の根拠を求める質問が浴びせられた。首相は「健康問題には今までも現在も、そして将来も全く問題ない」と強調した。具体的に(1)影響は福島第1原発の港湾内0・3平方キロの範囲内で完全にブロックされている(2)放射性物質の数値は最大でも世界保健機関(WHO)の飲料水水質ガイドラインの500分の1-などと説明。政府が原子炉周辺への地下水流入を防ぐ凍土壁の設置など総合対策を決めたことを踏まえ、首相は「抜本解決に向けたプログラムを私が責任を持って決め、着手した。着実に実行していくことを約束する」と訴えた。東京開催が決まれば、開催までに約3兆円の経済効果が見込まれ、デフレ脱却に向けた追い風になることが期待される。安倍政権の経済政策「アベノミクス」の第4の矢ともいわれ、経済運営にも弾みがつく。「福島第1原発について『安心していただきたい』と述べた後、多くの拍手をいただいた。しっかりやってくれというエールだったんだろう。本当に胸が熱くなった」。首相はプレゼンテーション後の記者会見で、こう語った。 首相の声は届くか-。汚染水問題をめぐっては政府の対応の遅れが指摘されてきただけに、招致が失敗すれば今後の政権運営にも影を落としかねない。(引用ここまで

以下の記事こそ、安倍首相の歯の浮くような日本語とは間逆の腹黒いネライが浮き彫りになったものはないでしょう。東京五輪招致が、アベノミクス成長戦略遂行の五輪である証拠記事です。五輪遂行のための予算、すなわち税金です。どうやって確保するのでしょうか。庶民には消費税増税でで、大企業には景気対策を口実とした法人減税で、どうやって財政を確保するというのでしょうか。実際の儲けは、国民の懐にいくのでしょうか。前回の五輪以後の自民党政治をみれば、五輪後に、大儲けしているのは、誰か、明瞭です。

【東京五輪決定】五輪開催は「アベノミクス第4の矢」安倍首相 9.8 11:14

…フクシマについてお案じの向きには、私から保証をいたします。状況は統御されています。東京には、いかなる悪影響にしろ、これまで及ぼしたことはなく、今後とも及ぼすことはありません。(引用ここまで

【東京五輪決定】経済3団体そろって歓迎「日本に元気と明る…2013.9.8 09:39

経団連の米倉弘昌会長は「大変喜ばしい。日本国民に元気と明るさをもたらし、東日本大震災の被災地に勇気と希望を届ける」と評価。「首都圏の再開発やインフラの整備、外国人観光客の誘致などに弾みがつき日本経済の回復も一層力強いものになるだろう」と展望した。

 日本商工会議所の岡村正会頭は「オールジャパン体制で招致活動を行い、全国的な支持を得たことが招致実現につながった」と分析。「日本が再び輝きを取り戻し、新たな繁栄を実現するための象徴になることを期待する」とした。

 経済同友会の長谷川閑史代表幹事も「日本経済活性化の起爆剤とし、日本の魅力を満喫してもらえるよう取り組むべきだ」と主張。「草の根レベルの国際化と心のバリアフリー化に国を挙げて取り組めば十分可能だ」としている。(引用ここまで)

【東京五輪決定】安倍首相「予算しっかり確保」9.8 07:52

【東京五輪決定】首相「経済の起爆剤に」「すぐ準備に入る」9.8 08:33

【東京五輪決定】経済成長に好影響 五輪開催で麻生財務相9.8 11:36

【東京五輪決定】官房長官「デフレ脱却に大きな弾み」 首相…9.8 12:40

 今日のテレビで繰り返し垂れ流されていた記事です。呆れました。何故か。

1.東京湾をどんどん埋め立ててきた要因と今後の首都圏と関東地方の環境対策は顧みられていません。戦後高度成長の反省と総括がまったく感じられません。

2.東日本大震災の教訓は全く顧みられていません。東京湾の津波・液状化対策はどうなっているのでしょうか。

3.日本のエネルギー事情も全く無視です。どうやって電力を確保するのでしょうか。

4.日本の環境悪化の教訓と対策も無視です。次第に深刻になってきた猛暑と、その対策はどうなっているのでしょうか。熱中症で、何人殺すつもりでしょうか。

5.戦後、建設国債を発行し、更には、その穴埋めのための発行してきた違法赤字国債の発行によって作り出されてきた財政難が教訓化されているでしょうか。「東京都が積み立てているおよそ4000億円の基金でまかなえることから新たな税負担はかからない」(NHK8日)と報道されましたが、これで3兆円の経済効果をつくりだすというのです。呆れます。

 【CGで見る】2020年 東京五輪開催時の各競技場想像図

 以上のようなウソとペテン、スリカエとデタラメの報道が垂れ流されながら、今後も、アベノミクス応援記事がいっそう強化され、垂れ流され、世論形成が謀られていくことでしょう。まずは、意図的な質問項目がちりばめられた世論調査が出されるでしょう。そうして愛国者の邪論のような反対の声、疑問の声は無視されるでしょう。

「安倍首相演説が決め手」ロイター通信が絶賛(9月8日)

 こうやって憲法改悪の世論形成が無関係も様な装いを凝らして推進されるでしょう。これこそがナチスの手口です。しかも、こうした手口は憲法改悪の国民投票の前哨戦であることは明らかです。そのネライを打ち砕くための論戦と国民的討議をしていく必要があるように思います。

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え、東京五輪?なんだ、決まったか、それもそうだよね、またしても消去法で得した安倍・猪瀬・財界、だが

2013-09-08 | 東京五輪

連日の喧騒の中で、東京五輪に決まりました。今後も、この喧騒が続くと思うとウンザリします。毎日毎日が偽りのオンパレードになるだろうという思いが募るからです。この間のテレビが放映する画面をみていて、あの熱狂に、シラケテいるのは愛国者の邪論だけでしょうか。特にアスリートたちの言葉を聴くにつけ、「残念だな」と思わざるを得ません。彼らの「こころ」そのものは純粋でしょうから、それはそれとして、「ご苦労様でした」「頑張って」ということです。またインタビューに登場する庶民の声を聴くにつけ、「それはそれとしてウソはないだろうな」ということです。

しかし、しかし、です。何故ウンザリするかというと、この招致レースに出てきた「2020年の五輪は、何故東京か」(安倍首相)という「争点」における東京セールスにウソと偽り、トリックが溢れているからです。連日テレビが伝え五輪の「夢物語」の一面の裏にある「不純な悪夢」という一面を覆い隠しているからです。 

これこそが、麻生財務大臣の言ったナチスの手口そのものだと確信するものです。知らない間に、安倍自公政権の悪政、すなわち安倍首相が主張したオリンピック憲章に明記された五輪精神に反する日本国がつくり上げられていくであろうと思うからです。自民党の憲法改悪改憲案を見れば明瞭です。そこまで考えて、この招致レースに参加しているアスリート、インタビューに応えている庶民がどれだけいるか、です。 

確かに東京五輪だけを切り取って見れば、またアスリートの活躍だけを見るならば、更に言えば、「東京が変わるだろう」などという「夢」「東京の魅力」などだけを見るならば、誰も否定・批判する人はいないでしょう。しかし、事はそれほど単純ではありません。ベクトルは複雑です。 

3兆円の経済効果と言われていますが、それが、庶民に公平に還元されるかどうかです。雇用は15万人とテレビは伝えています。確かに五輪の経済効果を否定する人はいないでしょう。愛国者の邪論も、否定しません。しかし、その「効果」が、公正・公平に庶民に還元されるかどうかです。 

そこで愛国者の邪論の経験です。歴史を見ておく必要があります。 

東京五輪は中学一年でした。街の電気屋さんが学校にテレビを提供してくれて、授業中も、皆で日本選手の活躍を観戦したものです。遊びもウエイトリフティングの真似をしたりと、それまで知らなかった競技種目の真似をしたものです。また「将来値が上がるから」と、五輪記念切手などを購入したものです。また我が家でもテレビをカラーに変えたのも、この時でした。「霧が峰」などという名前が付けられたカラーテレビだったでしょうか?記憶が定かではありませんが、言えることは、我が家がにテレビを購入したように、多くの家庭でテレビを購入したように思います。市川昆監督の記録映画を学校全体で、街の映画館に行って鑑賞したものです。 

こうした学校・地域・家庭ぐるみで五輪漬けにしていく、こうした演出をした人がどのような部分の人たちであったか、少年であった愛国者の邪論には判るはずもありません。こうした日本ぐるみの行動を組織していくこと、これこそが経済効果、政治効果だったのでしょうか。勿論、そうした「行動費」を支払う庶民が、どう考えていたか、明瞭です。テレビの購入で言えば、現金で購入したかどうか、判りません。「月賦」だったように思います。この「月賦」で大儲けしたのは、誰でしょうか? 

というように、一見すると、生活が向上したような現象はたくさんあるでしょう。その後の生活は、いわゆる「右肩上がり」でした。しかし、その「右肩上がり」の評価は、そう単純なものではないでしょう。1964年の五輪は、所得倍増計画と高度経済成長の日本の象徴でした。その後の「発展」がどんな日本をつくりだしてきたか、明らかです。エネルギー消費と温暖化、巨大な財政赤字、福祉削減に伴う高齢者問題と教育費削減に伴ういじめや体罰の横行、学力低下などなど、あげればきりがないでしょう。 

そもそもゲンパツ問題も、この高度経済成長を支える原子力の「平和利用」というコピーで、今があるのではないでしょうか。 

更に言えば、今、東京五輪の象徴は、アベノミクス成長戦略と憲法改悪が、象徴でしょう。東京五輪を決め時の首相は、岸信介、池田首相後の佐藤栄作首相は、岸の弟、高度経済成長を推進しました。安倍晋三首相は、岸の孫、安倍首相も、こうした因縁を意識した発言をしていますから、ネライと位置づけとしては間違っていないでしょう。 

テレビ朝日の報道ステーションで長野智子氏は、猪瀬都知事に、「2020年まで都知事を」と話を向けているのです。このことは、当然安倍首相にも、ということになりますし、小泉構造改革の失敗の演出者であった竹中平蔵氏を登場させ、東京特区構想の推進を猪瀬氏と語らせるのです。これでテレビ朝日のスタンス、長野氏を含めたアベノミクス首謀者とその応援団のネライは明らかです。

更に言えば、こうしたネライをあけすけに語ってしまうほど、テレビは浮かれているのですが、こうした積み重ねのなかで、実は、日本がとんでもない方向に、一歩一歩歩んでいるということを声を大にして指摘しておかなければなりません。 

以下のことは、すでに記事にしたことですが、場面に映し出される映像を観ていると、あの熱狂の裏に、覆い隠している諸事実を言っておかなければなりません。それは、

1、安倍首相の言ったオリンピック精神とは、アベノミクス成長戦略とは真っ向から対立するものであること。日本国憲法こそ、オリンピック精神を受け継いだものであること。このことについては、別項で記事にしてみます。オリンピックの政治利用について、です。

2.東京のゴミを埋め立てて造成してきたという五輪の会場となる「ベイエリア」こそ、前回の東京五輪以後の高度成長のムダの象徴ですが、その「ベイエリア」こそ、首都直下型巨大地震と東南海巨大地震の揺れと津波と東京湾炎上の「舞台」となる「エリア」であること。

3.今年だけではなく、ここ数年の日本の、東京の夏の暑さ、猛暑をみると、2020年の夏の暑さをどのように想像し、対策を打つか、電力供給はどうするか、いっさい報道されていません。エネルギーのムダづかいが、ここでも放置され、その被害は高齢者や子どもに、庶民に課されていくこと。

4.フクシマは「大丈夫」と太鼓判を押した安倍首相ですが、日々溜まっていく汚染水問題について、展望は全く具体的ではありません。距離の問題ではないことは明らかです。

5.最後には、高度成長で大儲けしてきた財界のカネ、財産を「公共の福祉」のために使うという視点は全くありません。これは上流のダムに貯めた水を下流の水田や農地や庶民の生活用水に供給せず、独り占めしているようなものです。そうしておいて、庶民の自己責任と庶民同士の共助で、解決させようとしているのです。

6.アスリートの言動についてです。五輪憲章には、アスリートの政治利用は禁止されています。そのことをアスリートは、どれだけ自覚しているかです。政権寄りにならなければ、アスリート足りえないという現実があることも事実です。それはカネの問題です。政権の応戦がなければ、企業の応援がなければ、練習費用や試合参加費など、アスリートがまともにアスリート足りえるためには、それなりのカネはなければ達成できないことは柔道連盟の「不祥事」問題でも明らかです。

7.しかし、五輪憲章のもう一つの大切なルール、それは平和創造と非暴力、対等平等・弱者擁護のためのルール厳守思想です。政治・経済用語である自分の都合にあわせた規制緩和思想ではありません。このことをアスリートが、自主的に判断して主張し行動できるかどうかです。平和のために発信できるかどうかです。アスリートは、アスリートとして競技を通して、感動を与えていくことは当然として、更には、一人の人間として、様々な人々の援助に支えられて競技をして、感動を与えていくという側面からみて、何をなすべきか!です。 

フェアプレー

スポーツと環境

スポーツと環境 これまでの歩み 

8.しかし、最後に、もう一つ言っておかなければならないことがあります。それは五輪開催を東京に選択した世界の世論です。そこには、まだまだ、安倍首相のネライは貫徹していないということです。世界の見る目です。それは国際的には、戦後の日本が国家として戦争をしてこなかったとい思われているという事実です。憲法の平和主義が生きているのです。 

地中海・中東地域の「不安」、シリア問題や民族問題、国内の経済問題などを抱える他の二つの国の状況には、「不安」があったことです。「フクシマの不安」と他の二つの国の「不安」と比較して、日本の諸「不安」が少なかったということでしょうか。日本の諸「不安」が、世界には届かなかったラッキーさがありました。東京の「治安」「安心」問題に係わってのことですが、これも「他の国よりは」というレベルの話です。連日マスコミが報道している日本の「社会不安」が、ここでは生かされなかっただけということです。 

しかし、だからと言って、安倍自公政権の諸「不安」造成政策が認知されたものではないことは明らかです。むしろ、「間逆の期待」が課せられたというべきでしょう。それに反する事態が明らかになれば、日本の信頼が一気に失われていくであろうということ、このことを強調しておかなければならないでしょう。 

今日の記事は、以下の記事を思い起こして、記事を書きました。今日の歴史的事実がどのように検証されるか、年金生活者の愛国者の邪論には、生存すら不明です。これをお読みになった若い方の記憶の隅にとどめておいていただければと思います。 

NHK高校講座 | 日本史 | 第28回 大日本帝国憲法 - NHKオンライン

一方、帝国大学の教授だったドイツ人の医師ベルツは、日記にこう書いています。
「東京全市は十一日の憲法発布をひかえその準備のため、言語に絶した騒ぎを演じている。だが滑稽なことには誰も憲法の内容をご存じないのだ。」(印用ここまで

日中不戦ブログ : 南京陥落戦勝祝賀提灯行列に都民40万人 南京陥落ちょうちん行列

時事ドットコム:特集 真珠湾攻撃 「大戦果」に沸き上がる国民 - 時事通信社

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アベノミクス東京五輪招致オンパレードで浮かれるテレビにうんざり!反対世論許さぬ手口こそナチス的!

2013-09-06 | 東京五輪

連日東京五輪招致報道が垂れ流されています!NHKで少し流されていましたが、反対や疑問の声は賛成の声と同様に流されているでしょうか?一種のやらせ報道ではないでしょうか?もううんざりです!

しかし、ここにスポーツを利用して、平和の祭典である五輪を利用して、更にはスポーツを愛するすべての人々の良心を利用して、アベノミクス成長戦略の成功のために、日々ウソとデタラメ、トリック情報を垂れ流していることが浮き彫りになっています。

焦点:政府強気の「東京五輪」誘致、アベノミクスの分かれ道に| Reuters

このような報道、じっくり、凝視しておく必要があります。そこで、以下の項目に注目してみました! 

1.これこそ皇室の政治利用そのもの!

2013年9月6日放送 8:00 - 9:55 テレビ朝日モーニングバード!週刊人物大辞典

今日はブエノスアイレスで開催されるIOC総会でスピーチを行う高円宮妃久子さまと、大分県企画振興部の塩月美香さんに密着。高円宮妃久子さまは様々なスポーツ協会の名誉総裁を務めており、海外のスポーツ関係者に豊富な人脈を持っている。吉永みち子は「東日本大震災に対する感謝を述べられるという事は、2020年五輪開催に強力なアピールになる」とコメント。
背景にブエノスアイレスなどの映像。高円宮妃久子さまがブエノスアイレスで開催されるIOC総会でスピーチを行うが、猪瀬直樹都知事も大きな期待を寄せている。久子さまは1975年にケンブリッジ大学ガートン・コレッジを卒業し、84年に高円宮さまと結婚。高円宮さまは日本サッカー協会の名誉理事を務めるなど、スポーツの復興発展に尽力された。日韓サッカーワールドカップの時は、ご夫婦で韓国を訪問している。2002年高円宮さまが亡くなると、久子さまは高円宮さまのご意志を継ぎ、日本フェンシング協会などの名誉総裁に就任された。背景に宮崎県総合運動公園などの映像。このあと、久子さまがIOC総会でスピーチされる意味について、元JOC専門委員の伊藤公さんはが語る。引用ここまで

感動呼んだ高円宮妃久子さまのスピーチ

高円宮妃久子さまIOC総会であいさつ 戦後初めて(09/03 00:05)

菅義偉官房長官「皇室の政治利用ではない」

2.これがアベノミクス五輪東京招致の平和の祭典の仮面をかぶった醜い政治性の実態!

以下の萩谷氏の言葉に象徴的です。萩谷氏の政権擁護発言は目に余るものですが、ここでも氏の本質が浮き彫りになりました。汚染水問題に外国のメディアの質問が集中したことに対して、氏は、日本が狭い国と思っていると、勘違いの発言をするようなお人です。全く非科学的です。これで大学の先生をしているのですから、学生もかわいそうです。

それはともかく、この東京五輪がアベノミクス成長戦略の成功のための格好の材料であること、スポーツの本質とかけ離れていることを、改めて考えてしまいました。スポーツ選手の美しいアスリート精神がゆがめられている実態が浮き彫りになりました。ケシカラン話です。何故か。それは企業は儲からなければ、スポーツ部を廃部してきたではありませんか。政治もスポーツ予算を削りに削ってきたではありませんか。そうした政治をいっさい覆い隠して、政治利用するのですから、ケシカラン話です。

【運命の9·7 東京五輪で変わる日本】東京五輪と消費税増税 ともに決定 ...

56年ぶり「東京五輪」再現か、初のマドリード、イスタンブールか (1 ...

東京オリンピック招致成功”の定義とは? | グローバルエリートは見た ...

2013年9月6日放送 16:53 - 19:00 テレビ朝日スーパーJチャンネル(ニュース)

2020年オリンピック・パラリンピック開催地決定を目前に控え、東京五輪を実現させようと体操の田中理恵選手をはじめアスリートや、1964年の東京五輪に出場した川淵三郎日本サッカー協会最高顧問がブエノスアイレスで会見し猛アピールし、アスリート宣言を発表したが、海外メディアからは汚染水問題についての質問が相次いだ。一方会場前では水野正人専務理事らによるロビー活動が続いていた。ほかに開催都市に立候補しているマドリードは、NBA・レイカーズのパウ・ガソル選手やサッカーのリオネル・メッシ選手ら有名スポーツ選手を使ってアピール。イスタンブールは若い世代が友情や平和の価値を得られるとアピールしたが、反政府デモが隣国のシリア情勢が懸念材料。ロンドンの大手ブックメーカーによる予想では、東京が一番人気だが、マドリードが激しく追い上げる。銀座の街からは東京に期待する声が聞かれた。開催都市決定までの流れをスタジオ解説。棒高跳びのブブカ氏ら元選手や、イギリスのアン王女ら王族に加え、実業家などで構成されるIOC委員103人から、ロゲ会長と立候補都市の委員を除いた97人による無記名投票で決まる。1回目の投票で過半数を獲得すれば決定するが、なければ2都市で決選投票となる。IOC総会が開かれるブエノスアイレスから中継レポート。現在の情勢では各都市とも過半数を獲得できず東京とマドリードの決選投票とみられる。東京は決選投票でイスタンブール票が流れこむと算段だったがマドリードはフェリペ皇太子も加わったロビー活動が強力だという。東京の最終プレゼンではサプライズよりも安倍総理による汚染水問題への説明ができるかどうかが重要なポイント。今後のスケジュールをスタジオ解説。日本時間8日午前5時には開催都市が発表され、9日には実施競技も決定する。萩谷順は、東京はアベノミクスをアピールし先進国がもう一回立ち直る象徴という宣伝をすれば意外と先進国に受けるのではないかと話した。引用ここまで

3.東京の安全性を強調すればするほどボロが出る!

フクシマの「脅威」は、「距離」でゴマカシました。しかし、それでは、東海·東南海·南海連動型地震南関東直下地震の「脅威」はどうするのでしょうか。汚染水の「風評」は、韓国にまで広がってしまいました。外交問題に発展してしまいました。安倍自公政権が本気になって対策をとってこなかったことが、漁民ばかりか、漁業関係者などに大きな影響を与えてしまったのです。消費税増税なんてできるでしょうか?ま、安倍首相の強気は弱者に届いていないことは、この間の発言でも明らかですから、当然と言えば、当然です。

2013年9月6日放送 18:10 - 18:52 NHK総合首都圏ネットワーク(ニュース)

ブエノスアイレスで二回目の会見に臨んだのは、現役や元選手ら14人である。2020年を目指しアスリート宣言を発表した。田中理恵選手や鈴木大地会長などが意気込みを語った。しかし前回と同様に質疑応答では汚染水問題に質問が相次いだ。馳浩衆院議員は放射能はまったく問題がないとし、法律と政府の財政で責任を持って対応すると話した。荒木田裕子理事は被災地の皆さんをもっと元気にしたいと考えを示した。猪瀬知事も東京は安全で安心で平和だと話した。
イスタンブールでは招致委員会のアラット委員長が、若いアスリートとバスケットボールを楽しんだ。人口の半分が25歳以下で若さ溢れる都市というのがアピール材料の一つである。一方マドリードの援軍に選ばれたのは、NBAで活躍するパウ・ガソル選手である。ガソル選手はスペインの厳しい経済状況を指摘されると、オリンピックを地元で開催すると経済にも大きな力となり、情熱をもって開催を繋げたいと話した。開催にあたり有利な点と不利な点があり両方抱えている。東京の場合だと財政的な裏付けや競技施設、交通網などが高く評価されているが、海外メディアから福島第一原発の汚染水問題に関する質問が相次ぎ、懸念の声がある。イスタンブールではヨーロッパとアジアの架け橋になるという開催理念が強みなるという一方で、ドーピング問題や隣国シリアの深刻化する情勢についてメディアから質問が相次いだ。マドリードでは国を上げて招致活動を展開する一方で依然として国内経済の不安があると言われている。各国は有利な点をアピールしつつマイナスイメージに追われているという印象である。東京は現地入りしてからプレゼンテーションに向けた活動に力を入れてきた。プレゼンテーション近くに場所を確保して、太田選手や滝川クリステルさんたちと入念に公式リハーサルを進めてきた。また東京の放射線量は世界各国の放射線量と何ら変わりない、安全だということや、汚染水問題については政府が適切に対策すると説明している。またロビー活動を通して安全性をアピールして行っている。こうした中100人いるIOC委員がどう評価するか、現地時間でいよいよ明日に迫っている。(引用ここまで

4.アスリート宣言に反する復興の遅れと汚染水垂れ流し、アスリートは、政府の責任を不問にできるか!

アスリートが復興に大きな役割を果たしていることは事実です。頭が下がります。しかし、そうした努力を無視しているのが、安倍自公政治ではないでしょうか。復興は進んでいるでしょうか?フクシマの原発は収束したでしょうか?アスリートは、スポーツにかける科学的な目と情熱を持って被災地の現実とそれを放置してきた政治を直視すべきでしょう。さめなければ、口では上手いこと言っておきながら、実際のところでは政治の責任を免罪することになるのではないでしょうか。よく考えてほしいものです。

NHKオンデマンド | NHKスペシャル 東日本大震災 追跡 復興予算19兆円

震災ビッグデータ File.2 復興の壁 未来への鍵http://www.nhk.or.jp/special/detail/2013/0908/index.html 

20年夏季五輪:東京招致 スポーツが復興の力に アスリート委15人がアピール 毎日新聞 2013年09月06日 東京朝刊

http://mainichi.jp/sports/news/20130906ddm035050105000c.html

 【ブエノスアイレス藤野智成】2020年夏季五輪の開催地が7日の国際オリンピック委員会(IOC)総会で決定するのを前に、東京招致委員会は5日、当地のホテルに、アスリート委員会の1976年モントリオール五輪バレーボール女子金メダルの荒木田裕子・アスリート委員長ら15人を集めて記者会見を開いた。東日本大震災からの復興でスポーツが果たしてきた力を口々に訴えた。 会見では、海外メディアからの、東京電力福島第1原発の汚染水問題について「選手は心配していないか」との質問に対し、荒木田委員長は「この問題は早く収束してほしいというのが選手の思いだが、五輪・パラリンピックを招致することは被災地をもっと元気にする。だから今は招致に全力を尽くしたい」と訴えた。また汚染水対策については、84年ロサンゼルス五輪レスリング代表で自民党の東京招致推進本部長を務める馳浩衆院議員が「政府が責任を持って対応する」と答えた。 宮城県気仙沼市の実家が津波被害に遭った、義足でパラリンピック陸上競技に3大会連続出場中の佐藤真海(サントリー)は「アスリートもスポーツを通じて復興に向けて努力をしている。2020年までは、7年ある。すばらしい活動を継続していけることを誇りに思う」と、流ちょうな英語で強調した。 アスリート委員会は選手の視点からの招致意義を訴えるために発足されており、同日、五輪憲章を尊重する「アスリート宣言」を発表した。引用ここまで

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カネで釣る五輪、福島を見捨てる東京五輪、汚染の危機と脅威を伝えないマスコミ、日本の不道徳晒す!

2013-09-05 | 東京五輪

今朝のNHKニュースを視て呆れました。日本の不道徳を世界に晒しました。フクシマで異常な非常時が続出しているのに、「東京の放射線レベルは世界の他の都市と同じで全く問題ない」と言い放ちました。原発の放射線の脅威のない都市と東京を単純化して、その安全性を強調する思想と論理は尋常ではないと思いました。

 東京五輪のネライが大儲けであること、アベノミクス成長戦略であることを、「東京でオリンピックが開催されれば、大会スポンサーに日本企業が殺到することは間違いない」(トヨタの張富士夫名誉会長)という日本語が示してくれました。

 さらに、「最後のプレゼンテーションで、安倍総理大臣がこの問題について語ると思うし、安心していただける」(竹田理事長)、「政府も問題解決に取り組んでいることを強調」(NHK)という日本語によって汚染水対策が、五輪東京招致であったことを、改めて示してくれました。

 トンデモナイ思想と論理です。ケシカラン話です。フクシマを冒涜する思想です。さらには、日本国民と世界を冒涜する身勝手な思想です。五輪は「平和の祭典だから皇室の政治利用にあたらない」などと言ってのけた下村文科大臣の日本語が、その当事者たちの日本語で証明されました。更に言えば、招致活動、すなわちロビー活動が、飲ませ食わせで行われていることを平然と垂れ流しているのですから、五輪精神とはかけ離れているのではないでしょうか。

 更に言えば、今連日日本列島を襲っている豪雨と雷、竜巻を例にすれば、「東京は関係ありません。安全です」と言っているようなものです。これでは被災者たちは怒るでしょう。またフクシマ汚染から安全な沖縄に逃げた事例もがありましたが、それはそれとして、仕方のないことですが、今、その沖縄が尖閣問題で、きな臭くなってきていることなどをみれば、今、自分のところは安全だからということで、被災者たちを顧みないと言われても仕方のない発想と行動、言動が、如何に理解されないか、招致問題は明らかになりました。

 このことを、更に意味づけるとすると、山から襲ってきた濁流に押し流された映像を観て、あの津波の被害を思い出したという人は多いと思います。当事者たちも、津波被害を他人事のように思っていたという報道もありました。過去に何回も津波被害にあていた津波被災者たちも同じでした。皆他人事でした。「まさか、自分のところに来るとは・・・」でした。

 この手のレベルで「平和の祭典」招致が行われているのです。しかも事態は、東日本大震災の地震と津波と汚染水を経験した日本です。首都直下型巨大地震の可能性が間近になっていると言われている諸事実を踏まえない東京五輪招致にみる身勝手さに呆れるばかりです。

 うした身勝手さが、麻生式ナチス手口発言や橋下式慰安婦問題、さらには靖国式戦争責任問題などにみるように国際社会の常識とかけ離れている問題です。このことが、鋭く問われている問題として、浮き彫りになったのではないでしょうか。

 五輪招致 汚染水問題の質問相次ぐ 9月5日 4時46分

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130905/k10014298371000.html

2020年のオリンピックとパラリンピックの招致を目指す東京の招致委員会が、4日、IOC=国際オリンピック委員会の総会が開かれるアルゼンチンで記者会見し、海外のメディアから福島第一原子力発電所から汚染された水が漏れ出ている問題についての質問が相次ぎました。

2020年のオリンピックとパラリンピックの開催都市が決まるIOC総会を前に、東京の招致委員会は、4日、ブエノスアイレス市内のホテルで記者会見を開き、20社以上の海外メディアを含むおよそ100人が出席しました。はじめに招致委員会の竹田恒和理事長が、「10億人以上が住むアジアで多くの若者にスポーツの価値を広めたい」とあいさつしました。続いて、トヨタの張富士夫名誉会長が、「東京でオリンピックが開催されれば、大会スポンサーに日本企業が殺到することは間違いない」とアピールしました。このあと質疑応答が行われ、海外のメディアからは福島第一原発の汚染水問題についての質問が相次ぎました。このうち、東京の安全性について聞かれた竹田理事長は、「東京の放射線レベルは世界の他の都市と同じで全く問題ない」と答えました。そのうえで、「最後のプレゼンテーションで、安倍総理大臣がこの問題について語ると思うし、安心していただける」と政府も問題解決に取り組んでいることを強調しました。

海外メディア「深刻な問題」

東京の招致委員会の記者会見に参加した海外のメディアからは、「福島第一原子力発電所の汚染水問題は深刻で東京はしっかり答えなければいけない」という厳しい意見が多く聞かれました。イギリスのインターネットメディアの記者は、「東京は安全性を強調するばかりで、この問題に正面から答えていない。これは深刻な問題で、もっと真剣に考えるべきだ」と指摘していました。また、アメリカの通信社の記者は、「会見の答えには満足できない。この質問はこれからも聞かれ続けるだろう」と話していました。その一方で、アルゼンチンのテレビ局の記者は、「東京は安全だと言っていたのだから、それが1つの答えだ」と話していました。(引用ここまで

 別箇所から1700ミリシーベルト 高線量タンク 汚染水漏えい拡大の恐れ

http://www.minpo.jp/news/detail/2013090210657

 東京電力福島第一原発の地上タンクから高濃度汚染水が漏れた問題で、東電は1日、前日に毎時1800ミリシーベルトの非常に高い放射線量が計測されたタンクの別の箇所で、1700ミリシーベルトが計測されたと発表した。東電は、同一タンクの2カ所で漏えいし、汚染水が広がった可能性があるとみて詳しく調べている。
 このタンクは鋼板の接合部をボルトでつなぐ方式で組み立てられ、300トンの汚染水が漏れたタンクと同型。ボルト型タンクの安全性が疑われている。
 高線量が計測されたタンクは「H3エリア」にある。作業員が1日にタンク北側の底部の接合部を計測したところ、1700ミリシーベルトだった。31日にはタンク南側の底部で1800ミリシーベルトが確認されているが、この日の測定では1100ミリシーベルトだった。
 東電は31日に高線量が判明した残りの場所についても再度、測定した。220ミリシーベルトだった「H3エリア」の別のタンクは80ミリシーベルト、70ミリシーベルトだった「H4エリア」のタンク、230ミリシーベルトだった「H5エリア」の配管はそれぞれ10ミリシーベルト未満だった。線量が低い原因について、東電は「放射線の大半が水の遮蔽(しゃへい)効果を受けるベータ線。降雨の影響で一時的に低くなった可能性がある」としている。
 「H3」エリアのタンク1基で計測された毎時1800ミリシーベルトは、人が約4時間浴び続けると確実に死亡する計算になる。ただ、東電は1800ミリシーベルトの放射線の大半は透過性が弱いベータ線で、防護服などで遮蔽できるとしている。

( 2013/09/02 10:50 カテゴリー:主要

 汚染水漏えい問題 新たな汚染水漏れなど、解決策ないまま拡大(福島13 ...

 東電:1800ミリシーベルト検出、「4時間で死」も-福島第一汚染水漏れ http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MSF7FN6KLVR801.html

  9月2日(ブルームバーグ):福島第一原子力発電所の汚染水漏れ事故で、東京電力はタンク周辺から最大で毎時1800ミリシーベルトという高線量の放射線が観測されたと発表した。9日間前の測定から線量が急増していた。 東京電力 が8月31日に発表した資料によると、前回の測定(同月22日)から放射線の急増が確認されたのはH3エリアにあるタンク2基。4号タンク底部の継ぎ目付近から毎時約1800ミリシーベルト(前回の18倍)、10号タンクの同箇所からは約220ミリシーベルト(同3.1倍)が観測された。 近畿大学の伊藤哲夫教授(放射線生物学)は、毎時1800ミリシーベルトという水準について、「4時間浴び続ければ死というものしかなく、手当てしなければ、30日以内に100%の方が亡くなる」と述べ、非常に高いレベルだとの認識を示した。福島第一原発ではこのほかにH5エリアで約230ミリシーベルト、H4エリアで約70ミリシーベルトが検出された。中でもH5エリアでは、タンク間をつなぐ配管から90秒に1滴のペースで、汚染水が滴り落ちるのを確認したという。

汚染水漏えい

東電によると、タンクの水位に目立った変化はなく、堰外への漏えいはないとしている。しかし、伊藤教授は汚染水を貯蔵するタンクの構造に問題があり、「すごく心配だ」と話す。漏えいの起きたタンクは鋼板の板をボルトで留め、接合部はパッキンで埋めた「フランジ型」と呼ばれる円筒型のタンク。同教授は、「本来ならば溶接して非常に長く持つタンクを作るのが当然だが、汚染水がどんどん溜まるということで、急いでボルト締めのタンクを沢山作った」と指摘。寒暖で膨張したり収縮するため、シール部分が長期間もたないという欠点があり、「次から次へと漏えいしている」と分析する。 同教授は、丈夫な溶接型タンクに取り替えていく必要があり、東電に任せるのではなく、「金銭的、経済的に保証できる国が率先して指導すべき」だとの見解を示した。 東電は8月20日、福島第一で汚染水を貯めていた地上タンクから300トン漏えいしたと発表していた。汚染水漏れは過去4回発生しており、今回は量が最大原子力規制委員会は汚染水流出について、国際原子力・放射線事象評価尺度(INES)の「レベル3」(重大な異常事象)に該当するとした。

経営への影響

汚染水問題の深刻化は東電の経営にも響く可能性がある。汚染水漏れについて、エネルギー・コンサルタントであるトム・オサリバン氏は、「福島にとって非常に深刻な問題であるだけでなく、柏崎刈羽の再稼働に影響を与える可能性がある」と指摘している。

記事に関する記者への問い合わせ先:東京黄恂恂 xhuang66@bloomberg.net;東京 安 真理子 myasu@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Michael Tighe mtighe4@bloomberg.net;大久保義人 yokubo1@bloomberg.net

更新日時: 2013/09/02 00:01 JST(引用ここまで) 

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五輪東京招致に天皇制を利用しなければならない安倍自公政権の苦悩と姑息、マスコミ応援団に大喝!

2013-09-04 | 東京五輪

またしても天皇家の政治利用が起こりました。この期に及んで、何をか況や!です。 

1.「震災支援への感謝」は、この場でなくても「結構毛だらけ猫灰だらけ」ではないか、です。何で、「今?」 前回何でやらなかった?姑息が透けて見えます。

五輪招致プレゼン成功、東京は「最高評価」を生かせるか|コラム|他 ...

【2020年五輪招致】 プレゼンでマドリード急浮上、東京を猛追 IOCの低 ...  

2.高円宮妃久子氏についても、何で今?です。やるんであれば、もっと前に!でした。「8月26日に風岡長官が下村博文文部科学相から直接要請を受け、杉田和博官房副長官からも首相官邸の意向」というようですが、この事実こそ、思いつき!と言われても仕方ないでしょう。だから皇室の政治利用と言われる!「招致活動と見られるのではないかとの懸念も持ったが、時間もせっぱ詰まるなか、やむをえないと判断したもので苦渋の決断だった」と言われるように、「苦渋の決断」には、安倍応援団ぶりも透けて見えてきませんか。ま、これだけではありませんが。 

3.下村文科大臣の発言も奮ってます。五輪は「五輪は平和の祭典で、政治利用には当たらない」は、モスクワ五輪を見れば明瞭!都合の悪いことは忘れてしまうのは、自民党、とりわけ、自由主義史観の人たちの得意技です! 

4.ヨーロッパの皇室が五輪に登場することを理由に今回の出席を正当化していますが、それらの国は日本国憲法と同じ憲法をもっていないでしょう。日本とは皇室に対する考え方も歴史も違っているのです。こうした発言が出ることそのものに、元首化を狙う自民党の姑息が見えてこないでしょうか? 

Kashiromanの新スペイン法入門講義 - 第3講 スペインの国王について

ぜいたく好きで知られるスペイン国王、監査受けることに

“「国王支持しない」、世論調査で過半数 スペイン 国際ニュース

天皇制(皇室典範その他の皇族関連法に関する 調査を含む ... - 衆議院 

5.このような苦し紛れの対応をしなければならない安倍自公政権のネライは何か、です。猪瀬発言・麻生発言・原発汚染水問題・歴史認識問題・財政問題などなど、いずれも解決に向けた展望が見えてきません。とりわけ、ナチス手口発言、慰安婦問題など、歴史認識問題や原発問題についての世界の空気と国内の空気の違いについて、日本国中が見えていないのではないでしょうか。 

五輪招致酷評「姑息」と韓国報道

「五輪招致で姑息な手」 韓国メディアが酷評9.4

ナチス発言が影響か、東京五輪招致が壁にぶつかる可能性―中国 ...

韓国民間団体が東京五輪開催を妨害、「資格ない」とIOCに告発―中国メディア

韓国の東京五輪招致“妨害”に反撃 政府 汚染水対策に470億円投入 9.3

麻生氏発言撤回 五輪招致影響恐れ幕引き - 政治ニュース ... - 日刊スポーツ

東京都が「有害図書」を駆逐=五輪招致のイメージダウンを危惧―中国メディア

オリンピック精神の原点とはかけ離れた東京の五輪招致―中国有識者
五輪東京招致活動に原発事故が影響 韓国メディアから「汚染水問題
 

6.安倍首相のネライは、一目瞭然!今、安倍首相が集中しているのは、2020年東京五輪開催ということは、2020年まで安倍自公政権を続けようとするものです。この経過のなかで、憲法を改悪するというシナリオです。呆れます。こうしたシナリオについて、マスコミは一切語らず、東京五輪開催のみに国民の目を集中させているのです。 

東京招致に成功すれば、どういうことになるか、消費税増税も、原発も吹っ飛ぶことでしょう。アベノミクス成長戦略にとって、これほどの公共事業、景気刺激策はありません。そういうシナリオが目に見えています。ところが、失敗すると、どうなるか。だからこそ、一生懸命に頑張っているのでしょう。呆れます!この招致活動にどれだけの税金が使われているか、いっさい不問です。それで消費税増税なのです。福祉削減なのですから・・・。

原発、汚染水対策に全力=東京五輪招致に意欲-安倍首相 - 時事通信社

安倍晋三首相は放射能汚染水漏れで国際的に指導力が問われているの ...

五輪招致への影響、指摘も  汚染水問題、各国が報道

福島第1原発:汚染水対策に予備費 五輪招致を意識- 毎日jp(毎日新聞)

五輪招致で超党派議連が訪ロへ 16日、IOC委員に訴え - 47NEWS(よん ...

時事ドットコム:安倍首相、五輪招致へ協力要請=クウェート皇太子と会談

猪瀬東京都知事「中国も東京五輪招致を支持してほしい」=アジアのためと懇願―日本華字紙

五輪招致PRイベント/1日で1億円/東京招致委 - 日本共産党中央委員会 

久子さまIOC総会でスピーチへ  9月2日 22時38分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130902/k10014231191000.html

高円宮妃の久子さまが2020年夏のオリンピックなどの開催都市を決めるIOC=国際オリンピック委員会の総会に出席し、震災支援への感謝の気持ちを表すスピーチをされることになりました。高円宮妃の久子さまは3日から1週間の日程でアルゼンチンを訪れ、IOCの委員らと懇談して親善を深めることになっていましたが、新たに委員の投票で開催都市が決まる今月7日のIOC総会に出席されることが決まりました。
久子さまはオリンピックなどの東京への招致を呼びかける日本のプレゼンテーションの時間の冒頭でIOCによる震災支援への感謝の気持ちを表すスピーチをされるということです。これについて、宮内庁の風岡長官は文部科学省や官邸から久子さまのIOC総会出席への要請があったとしたうえで、「招致活動と見られるのではないかとの懸念も持ったが、時間もせっぱ詰まるなか、やむをえないと判断したもので苦渋の決断だった」と述べました。宮内庁は「招致活動には行政的な側面や他国との競争的な面があることは否定できず、象徴天皇制のもとでの皇室の在り方として関与には慎重であるべきだ」との認識を示しています。(引用ここまで

【五輪招致】宮内庁「苦渋の決断」 久子さまのIOC総会ご出席 - MSN産経 ...

苦渋の決断として、受け入れることにした」。宮内庁の風岡典之長官は2日、庁内で記者団の取材に応じ、高円宮妃久子さまのIOC総会ご出席についてこう説明した。突然の方針転換にはためらいも残っている様子で、「天皇、皇后両陛下もご案じになっているのではないかと拝察している」とも述べた。 五輪招致は他国と競い合うなど政治的な側面もあることから、宮内庁は皇族が関わられることに慎重な姿勢をとってきた。今回も当初は、IOC委員とのご懇談とレセプションだけに限定する方針だった。 しかし、8月26日に風岡長官が下村博文文部科学相から直接要請を受け、杉田和博官房副長官からも首相官邸の意向を伝えられると、数日のうちに方針転換。両陛下には事後報告だったという。久子さまのご出発が今月3日に迫った時期の決断になったこともあり、風岡長官は「切羽詰まっていた」と釈明した。(引用ここまで 

久子さまIOC総会ご出席へ 被災地支援に謝意のスピーチ

宮内庁長官の苦渋発言、菅長官「両陛下の思い推測に違和感」

官房長官が宮内庁長官発言を批判 -   

会見で菅氏は、官邸から文部科学省を通じて宮内庁側に久子さまのIOC総会出席を要請したことを認めた上で「皇室の政治利用、官邸からの圧力であるという批判は当たらない」と反論。下村博文文部科学相も会見で「五輪は平和の祭典で、政治利用には当たらない」と強調した。久子さまにIOC総会への出席を要請した理由について菅氏は「日本サッカー協会名誉総裁をはじめ非常にスポーツ全般に多くの努力をされており、世界のスポーツ界にも極めて信頼の厚い方だ」と説明。「IOC総会を通じて震災復興への支援に謝意を表していただく」と述べた。(引用ここまで 

IOC総会出席「皇室の政治利用にあたらず」  9月3日 15時18分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130903/k10014246541000.html

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菅官房長官は、閣議のあとの記者会見で、高円宮妃の久子さまが、2020年夏のオリンピックの開催都市を決めるIOC=国際オリンピック委員会の総会に出席されることについて、皇室の政治利用にはあたらないという認識を示しました。高円宮妃の久子さまは、アルゼンチンで開かれる、2020年夏のオリンピックなどの開催都市を決めるIOC総会に出席されることになり、宮内庁の風岡長官は総理大臣官邸などから出席の要請があったとしたうえで、「招致活動とみられるのではないかとの懸念も持ったが、やむをえないと判断したもので苦渋の決断だった。天皇、皇后両陛下も案じられているのではないかと拝察した」と述べました。これについて、菅官房長官は、閣議のあとの記者会見で、「久子さまにIOC総会でごあいさつをいただくのは、震災復興支援に対する謝意をできるだけ多くのIOC委員に表するのにふさわしい場だからで、大変ありがたい。皇室の政治利用にあたるとか、官邸からの圧力であるとか、そうした批判はあたらない」と述べました。そのうえで、菅官房長官は、「現に、スペインの皇太子は現地に入っている。また、ロンドンオリンピックでは、エリザベス女王が大きな役割を果たしている。宮内庁長官が、両陛下の思いを推測して言及したことには、非常に違和感を感じている」と述べました。また、下村文部科学大臣は、「IOC委員の1割以上はヨーロッパの王室関係の方々であり、久子さまは、個人的に親しくされているという経緯もある。招致のプレゼンテーションでなく、ごあいさつなので、政治利用には全くあたらない」と述べました。(引用ここまで 

以上、皇室のあり方に端を発した五輪東京招致問題から何が見えてくるか、一覧していました。次は、安倍自公政権の天皇の政治利用について、記事にしてみます。

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