東京 九段の靖国神社では、17日から4日間の日程で秋の例大祭が始まり、安倍総理大臣は、これに合わせて「真榊」と呼ばれる鉢植えの供え物を奉納しました。
安倍総理大臣は、16日から今月20日までの日程で、ヨーロッパを歴訪中で、今回の秋の例大祭にあわせた靖国神社参拝は行わない見通しです。
安倍総理大臣は、第2次安倍内閣が発足して以降、毎年、春と秋の例大祭に「真榊」を奉納しているほか、8月15日の「終戦の日」には自民党総裁として私費で靖国神社に玉串料を納めています。
また今回の例大祭に合わせて大島衆議院議長、伊達参議院議長のほか、根本厚生労働大臣も真榊を奉納しました。
官房長官「私人としての行動」
菅官房長官は午前の記者会見で、「安倍総理大臣が『真榊』を奉納されたという報道は承知している。これは私人としての行動に関するおたずねであり、政府として見解を申し上げる事柄ではない」と述べました。
韓国外務省「深い憂慮を禁じえない」
韓国外務省は「日本政府の指導者が過去の侵略戦争の歴史を美化している靖国神社に再び供え物を奉納したことに対し、深い憂慮を禁じえない」とコメントしました。さらに「日本は歴史に対する謙虚な反省と真摯(しんし)な行動を通じて、周辺国と国際社会の信頼を得るようにしなければならない」として遺憾の意を示しました。(引用ここまで)
北村 隆司 なぜ靖国参拝は欧米で理解されないのだろう 2014年02月05日 18:35
「閣僚の靖国参拝」を肯定するのであれば
以下の設問に対して
具体的に回答・解答すべし!
1.靖国に祀られている「皇軍兵士」などを「英霊」としたのは何故か!
2.「教育勅語」の最大の「徳目」である「一旦緩急あれば義勇公に奉じ天壌無窮の皇運を扶翼スベシ」と「臣民」を教育した結果として「皇軍兵士」が「戦死」することになったわけだが、
(1)これは「大日本帝国による殺人」ではないのか!
(2)或いは「臣民」の自発的意思による「戦死」なのか!
3.「教育勅語」によって「戦死」ではなく「敵」に「殺された臣民」を「英霊」として祀り上げないのは何故か!
4.更に言えば、「生きて虜囚の辱めを受けず」の教育を徹底したことで、「皇軍兵士」と同じように「自決」を余儀なくされた「臣民」が「英霊」として祀り上げられていないのは何故か!
5.靖国参拝を正当化する閣僚たちが「異口同音」に述べているのは周知の事実であるが、
(1)「英霊に感謝」とはどういうことか、具体的に説明、乃至解説、あるいは批判しなさい!
(2)「英霊に尊崇の念」とはどのようなことか、具体的に説明、乃至解説、あるいは批判しなさい!
(3)「英霊のおかげで今日の平和がある」ということは、どのようなことか、具体的に説明、乃至解説、あるいは批判しなさい!
(4)「国家社会のために犠牲となられたご英霊」などというのであれば、「戦争反対」を唱え、いわゆる反戦運動をおこなった「臣民」を逮捕・投獄・拷問・虐殺したのは、あるいは病死させたのは何故か!
6.千島列島にあるアッツ島において「玉砕」した「皇軍兵士」も「英霊」として祀られているのに
(1)戦後日本国が千島列島を放棄したのは何故か!具体的に説明、乃至解説、あるいは批判しなさい!
(2)これは許される行為か!具体的に説明、乃至解説、あるいは批判しなさい!
(3)このことは、英霊に対して「尊崇の念」「感謝」「あなたたちのおかげで平和がある」と言えるか!具体的に説明、乃至解説、あるいは批判しなさい!
7.靖国参拝は憲法違反だとは思わないか!具体的に説明しなさい!
(1)第二十条
信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。
○2 何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。
○3 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。
(2)第十四条
すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。
○3 栄誉、勲章その他の栄典の授与は、いかなる特権も伴はない。栄典の授与は、現にこれを有し、又は将来これを受ける者の一代に限り、その効力を有する。
(3)第十九条
思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。
(4)憲法前文
①日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。
②われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。
回答・解答にあたって「採点基準」は以下のとおり!
1.テーマ=設問に即して回答・解答されているか!
2.回答・解答のなかで指摘した事柄は事実に基づいているか!
3.テーマ=設問に対して、自らの意見を整合性を持たせて述べているか!