愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

共産党の赤旗の記事の言葉は一般紙新聞より人権・民主主義など、配慮して使われているのは事実!

2016-10-02 | 共産党

言葉は事実と思想を反映している!

「タブー」ではなく

「憲法を活かす」視点と言った方が良いのではないか!

なぜ赤旗では「巨人軍」「夫人」という言葉がタブーなのか 

週刊ポスト 2016.10.01 16:00

http://www.news-postseven.com/archives/20161001_446104.html?PAGE=2

共産党の機関紙である「しんぶん赤旗」は、日刊紙約20万部、日曜版100万部の発行部数を誇り、売り上げは約194億円もある

愛国者の邪論 これぞ近代政党でしょうね。憲法違反の政党助成金と企業団体献金で政党活動を運営するのではなく、党費と赤旗の「売り上げ」(と言っても製作費などを差し引けば、どれくらいか?)、と事業収入と募金で、いわゆる自前でやっているのですから、他の政党も真似をすべきです。安倍自公民や産経などは、共産党を「暴力革命政党」と「レッテル」を貼っていますが、この事実をみただけでも、共産党が他の政党とは比べ物にならないほど、人権と民主主義を大切にしていることが判りますね。以下の記事を視ると一目瞭然です。

「「ぶっちゃけ、赤旗の収入なんですか!?」

共産党が政党助成金なしでも存続できる理由を聞いてきた <Part2>

選挙ドットコム 2015年12月18日 19:54

http://www.news-postseven.com/archives/20161001_446104.html?PAGE=2


赤旗の特殊性が顕著に表れるのが「用語」だ。一般紙で当たり前に使われている言葉が使われていなかったり、見慣れない表現が使われていたりする

 先月、終戦記念日の前後に一般紙の紙面に頻繁に登場した「慰霊碑」という言葉は赤旗では使わない。広島の平和記念公園にある「原爆死没者慰霊碑」(正式名称・広島平和都市記念碑)は「原爆碑」「原爆記念碑」と書く。

しんぶん赤旗校閲部の河邑哲也氏が上梓した『「赤旗」は、言葉をどう練り上げているか』によれば、《そもそも「霊魂」が浮遊するというのは神道特有の概念》だからということらしい。宗教に対して否定的であり、国家神道への警戒心もある共産党の機関紙らしい理由だ。同様に「慰霊」も「追悼」などに言い換えられる

愛国者の邪論 これは「宗教に対して否定的」というのではなく、「信教の自由」が土台だからでしょう。「神道」そのものは否定していないようですし、他の宗教のことを考えてのことではないでしょうか?

宗教人と共産党 対話/仏教・キリスト教・神道・天理教…幅広く/田村副委員長・山添参院東京選挙区予定候補が参加 東京 [2016.6.7]

先の大戦への苦い記憶はどの新聞よりも強く持っているようだ。スポーツ記事でも戦争用語は御法度だ。

たとえば「軍」は使わない。「巨人軍」は「巨人」または「ジャイアンツ」と表現される。ただし、他紙でも「巨人軍」は使用頻度が低い。「赤ヘル軍団」もNG。「弾丸ライナー」も「するどいライナー」などに言い換える。サッカーなどでは「敵陣」と書かず「相手陣地内」と書く。

愛国者の邪論 野球で言えば、「塁」「刺す」「殺せ」「斬り込み隊長」など、軍隊用語が多すぎます。これはベースボールが入ってきたのが日清日露戦争の頃であり、日本そのものが軍国主義的風潮が高かったことが背景にあります。「正露丸」を視れば一目瞭然です。「巨人軍」で言えば、「職業野球」と昭和の軍国主義が関連していることを視れば明らかです。逆に言えば英語は「敵性言葉として、「アウト・ストライク・ボール・アウト」は使えなかった!

そもそも、戦争が野球人を戦地に引っ張っていって、どのような結果をもたらしたか、むしろ、赤旗以外は無頓着すぎるのではないでしょうか。言葉は文化であり歴史の背景を反映していることに注意を傾けていく必要があるのではないでしょうか。

赤旗を手にとって真っ先に目に付くのが「です・ます」調の文体だ。初めて「です・ます」調にしたのは1962年5月1日付の「主張」から。1965年の元日付からスポーツ面を除いて原則「です・ます」に移行した。《「アカハタの文章は堅い」という読者の声をうけて》(前掲書より)採用したという。

皇室に対する姿勢も言葉によく表れている。一般紙で「天皇陛下」と表現するところは「天皇」とし、敬語も原則使わない。先月、話題となった天皇陛下のお気持ち表明も、《天皇は8日、「象徴としてのお務めについて」とする発言を、ビデオメッセージの形で発表しました》(8月9日付)といった文章になる。

愛国者の邪論 憲法でも「天皇」と書かれていますので、何ら問題はないというべきでしょう。寧ろ「陛下」「殿下」という言葉こそ、主権在民主義・平等主義をとる日本にあって問題と言わなければなりません。天皇にも人権があるという論調からすれば、天皇で何ら問題はなしといことではないでしょうか?

一般の刑事事件報道では加害者でも匿名となる。「建設業の男性」「21歳女性」といった表現が用いられる。被害者、加害者のプライバシー、人権に配慮しているのだしかし一般紙の場合、多くの場合で警察発表に基づいて実名、匿名を使い分ける傾向が強い。つまり、「警察の判断」でやっている。それへのアンチテーゼとして実名・匿名を判断していると言える。この点、一般紙よりも筋が通っている。ただし、公人の刑事事件は実名で報じる。汚職など公人の刑事事件は地位を利用したものであり、公権力のチェック・監視という観点から、当然、実名になる。公人であれば、一般刑事事件でも(たとえば痴漢など)実名報道になる可能性が高い。また、詐欺事件の場合は、公人でなくても実名報道となる。二次被害の可能性があり、容疑者を特定する必要があるとの考えからだ。

このように一定の基準があるが、明文化されたルールではなく、ケース・バイ・ケースで判断される。

赤旗・共産党の女性、子供に対する考え方がわかる表現もある。赤旗では「子供」「子ども」「こども」のうち、「子ども」を使用する。子どもは、戦前のように、おとなの「お供」でも、神仏の「お供え」でもない、人権をもった人間だ》(同前)という考えによる。また、「夫人」は使わず「妻」を使う。夫婦はそれぞれ別個の人格だからだ。※SAPIO2016年10月号(引用ここまで

愛国者の邪論 赤旗は人権尊重の視点で普通の新聞などと比較すると配慮がなされていますね。ここに、この政党の「言葉」に対する配慮と探求心が判ります。ただ「教鞭をとる」などという言葉、時折使われていることがあります。或は「憲法を生かす」という言葉も「活かす」です。憲法は「死んではいない」からです。

共産党は、この間「独裁」「ディクタツール」「執権」「マルクスレーニン主義」「前衛」「上級下級」などなど、言葉を事実に即した言葉に変更していきました。それは大いに評価できるものです。

しかし、「コミュニズム」が「共産主義」という訳し方で良いのか、どうか、「英語学」等の知見を踏まえて検討することが大切ではないかと思います。

幸徳秋水と堺利彦が「コミュニストパーティー」を「共産党」と訳したのは100年以上も前の話であり、その後に、外国では、その国の言葉を使っているのに、漢字文化圏である中国と日本だけが「共産党」と訳しているのです。

確かに戦前、反戦平和と民主主義、自由を求める政党として、この「言葉」は象徴的存在であることは否定できないものです。戦後においても、憲法を活かすための政治の実現に向けた活動をしてきたことも事実です。

しかし、「コミュ」は「共同」でありますから、これを「共産」と訳すのには無理があります。この点を踏まえて、新しい言葉を創造するのかどうか、です。戦前では「労働者」のことを「無産者」として「資本家」の対立軸として使っていました。現在は労働基準法でも「労働者」」と明記されています。しかし、「従業員」とか、最近では「スタッフ」などと、「賃金労働者」としての存在を曖昧にする言葉は普及してしまいました。

女子労働者のことも以前が「ビジネスガール」と使ってきました。「BG」です。これは、「売春婦」等を想像させるという理由からでしょうか?「オフィスガール=オーエル」と変わってしましました。しかし、最近ではどうでしょうか。

いずれにしても、音場は文化であり、実態を反映していますので、慎重な言葉の使い方が求められていることだけは確かなことだということです。


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