会津の重ちゃん日記

日常の出来事、地方紙の記事、街中散策して見聞したことを発信。

市野峠

2009-11-05 19:19:36 | 会津の峠テクテク会

11月5日(木)   初霜、初氷

 四日は県内は各地で今季一番の冷え込みだった。会津若松市の初霜は昨年より5日遅く、初氷は昨年より1日早い。飯豊山に初冠雪。昨年より37日遅い。今朝も朝方は冷え込んでいた。霜が解けて畑の白菜や大根も濡れている。犬の散歩を終えて燃えるごみ出しをして朝食。

「イザベラバードも歩いた市野峠」

 朝の一仕事を終えて「会津の峠テクテク会」今年最後の例会に出かけた。
下郷町大内と会津美里町市川を結ぶ峠が「市野峠」である。この峠は氷玉峠と同様 奥会津との物資や人の交流に大きな役割を果たしていた。
郷土史家の道案内を受けて約7kmを歩いた。大内沼ダムサイトから市野峠(標高900m)へ500m位登り、後は下り。紅葉が残る林や手入れの行き届いた杉林、残雪と落ち葉を踏みながら遠い昔に思いを馳せて・・・・・・・・・。地蔵清水の名水で喉を潤し、疲れを癒してバスに乗り帰途へ。よい例会であった。

イギルス人女性探検家イザベラ・バードは通訳伊藤青年(18歳)と二人で馬の背中に乗りながら旅行した。「日本奥地紀行」の著書によると明治11年5月 47歳の時日本へ。東北・北海道を旅する。6月27日大内宿に宿泊。28日に市野峠を越えて、市野宿、高田宿を経、坂下塔寺に宿泊。

 戊辰戦争が終わってまだまだ疲弊している会津を旅しているのであまりよい印象は残していないが、市野峠からみた会津盆地の雄大さや市野宿の女性の働きには感銘を受けたようである。