会津の重ちゃん日記

日常の出来事、地方紙の記事、街中散策して見聞したことを発信。

冬囲い(雪囲い)

2012-11-30 17:49:14 | Weblog
2012年11月30 日(金)くもり 8.6度

 天気予報をみていると明日は雪が降る。北公民館で永和ものづくり「ソバ打ち」だったが、そば粉(500g 800円)だけもらって帰宅した。とりあえずタイヤ交換をしようとガソリンスタンドに行くが予約で満杯と断られたが、何時になってもいいからと無理に頼んで取り換えて貰もらうことにした。

 時々陽が射していたので玄関前の樹木の雪囲いをする。冬囲いと雪囲いはどう違うのだろう。混同していませんか。  11月初旬に郡山市にある県緑化センターで「冬囲いの手法」を学んだので少し紹介します。

  冬囲いは、積雪の重みから幹・枝折れを防ぐ雪囲い、寒風から枝葉を守るためコモなどで覆う風囲い、低温による幹の凍烈を防ぐ幹巻がある。  この作業は、北国や雪国のみで行われるもので参考文献などもなく、地方によって伝統的に継承されているのが現状である。  また、冬囲いは冬の庭園・緑地において風情を醸し出すものであえるから、材料の吟味はもちろん景観的にも配慮しなくてはならない。

 
 今回文献で学んだことを実際にやってみたがなかなかうまくいかない。脚立を使ってりんご吊りをしてみたが一人でやるので縄の長さや張り方、弛みなど難しい。りんご吊りの頂には苦労して編んだわらぼっちを飾ることができて自己満足。南側の樹木の冬囲いと盆栽や植木の片づけ、越冬野菜のダイコンやニンジンの採りいれの農作業が残っているが、約3時間の外仕事で疲れたのでやめた。薬草湯に入り晩酌をして熟睡。

1.雪囲い
 1)りんご吊り(俗に雪つり):主にマツなどの針葉樹に対して行うもので、樹木の中心に丸太や竹を立て、その先端から縄を垂らして幹や枝の折れるのを防ぐものであり、金沢の兼六公園は有名である。
 2)三つ又しぼり :玉物に対して行うもので、雪の重みで頂部が割れるのを防ぐ。
 3)竹立てしぼり :幹の芯が曲がるのと枝折れを防ぐ。
 4)小しぼり :竹立てしぼりの竹を立てない方法で、芯が曲がりにくいものや曲がっても春先には曲りが戻りやすい低木に行う手法。
 5)竹ばさみ :生垣に行う手法で、頂部が割れたり曲がるのを防ぐ。
 6)雪棚工 :寄せ植えで枝の折れやすいツツジやサツキに対して行う。


2.風囲い
 1)わらぼっち :ジンチュゲなどの寒風に弱い樹木にわらを編んで覆うもの。また、シュロの冬囲いの頂部やりんご吊りの丸太の先端に取り付けて飾りとしても使用する。
 2)こもかけ・寒冷紗まき :中木・低木の寒風に弱い樹木や新植したものに行う。
 3)幹巻き :樹皮の弱い樹木や新植したものの幹を、凍傷からおきる割れを防ぐためにこもや幹巻きテープを巻きつける。