アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

オルゴール進化形(2): 曲数無制限

2014年08月12日 | ピアノ
オルゴール進化の方向性として、響きのほかに、曲の自由度を増やすというのもあります。

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金属ドラムに、固定のピンが植えられているタイプのオルゴールの場合は、基本的に固定の一曲のみ…
#「技」を使って、数曲収められているものも。

金属板に穴が開いているタイプのオルゴールの場合は、その金属板を取り替えると違う曲がかかりますよね。これは、画期的なことだったと思います。もちろん、その金属板を作るのもそれなりに大変ですから、現実問題、限りはありますが。



この写真のようなオルゴールって、20世紀初頭くらいに作られていて、今でも状態のよいものは金属板が20枚とかセットになって売られています。写真のものは、音を聞いてみましたら、比較的小さなボディーから出る大きくて豊かな音が圧巻でした。見た目もすばらしいでしょ? 90万というのはたいへんお買い得だそうですよ(いかかです??)

でも、この21世紀の最新技術を使えば、もっと便利なことだってできちゃう。

このオルゴールは…

なんと、音データがSDカードに入ってます(o_o) そりゃいくらでも入るね。

操作パネルなんかあって電子電子した感じですけど、中身はちゃんとレトロな機械式オルゴールです。SDカードの音データをロードするにはそりゃ、電気を使うに決まってますけど、選曲つまみのほかにボリュームつまみもあるのはいったい?? 電気的増幅をしているの??

と思ってしまいますが違います。このつまみで調整されるのは、内部の発音機構から共鳴機構の「距離」。メカ的に音量調整ができるんです。誰だそんなこと考えたの。

前回記事で書いたように、装飾品というか実用上、机に傷がつかないように、オルゴール足にはフェルトを貼りたいところですが、下に響きを伝えるうえではマイナスです。

それで、このオルゴールの場合、やっぱり足にはフェルトが貼ってありますが、足のほか、本体下に「魂柱」が突き出しています。足よりやや短いのでふだんは机に触りません(傷がつきません)が、そこに木の板を挟むと、ダイレクトに音が伝わるようになり、「台」でうまく響きが膨らむという寸法です。これまた、誰だそんなこと考えたの。

ところで、話がSDカードまでいっちゃうと、もう容量はいくらでもというか、SDカードの差し替えができますから無限といっていいわけですが、今度はオルゴール用の編曲ってのが、人力でしないといけないので、それはネックです。

展示されていたもののSDカードには、がんばってずいぶん幅広い曲が収録されていました。演歌もあるし今時の曲もあるという感じで。

使える音に極端な制限がありますから、慣れるまで大変そうです。世の中、そんなニッチなお仕事をしている人もいるかと思うと、なんか楽しいですね。

まだつづきます

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