アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ピアノ再開13年目、だんだん広がってくる(後編)

2014年08月23日 | ピアノ
もうひとつの大きな転機は、バイオリンを習い始めたことから来た。

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バイオリンは、いろんな意味でピアノと大きく違う楽器だから、もちろんそこからいろんな気づきもあったけれど、私にとって大きなポイントは、「アンサンブルの楽しさ再発見」(^-^)。

元々、私の音楽歴というのは、小学校のときの(正課)合唱クラブ、大学のときのフルート同好会など、アンサンブルと共にあったと思うんだけど、大人再開ピアノ以降、すっかり忘れていたというかなんというか、ピアノってそれだけで完結していて、誰とも合わせなくても自分だけで合わせられるっていうか(両手あるからw)、演奏できるものね。むしろ、大人になった今、学生時代みたいにほいほい集まれないわけだから、一人で楽しめる楽器が好都合だなって思ってた。

でも、バイオリンは、特に初心者ならば、合わせて弾いてなんぼだし、大勢でも集まって弾きやすい楽器だしね。あれこれやってるうちに、そういえば、私ってやっぱり合わせものが好きだ~ということを思い出した。

それで、バイオリンの先生を自宅に呼んで、私や友人たちのピアノ弾きたい人で、「素人が楽しむ伴奏の会」を開いたことから、ピアノでも、もっとアンサンブル!! の機運が高まってきた(個人的に)。

もっとも、現実問題の「合わせやすさ」はバイオリンとピアノじゃ比較にならない。バイオリンなら、ピアノもない安いスタジオに大人数で集まって、その場で楽譜配ってもさっと合わせられるけど、ピアノじゃさすがに初見で弾けるものも限られてくる。ピアノで合わせものをするとなると、
まず、「ひとりでれんしゅう」を十分やっておいて… (←これが、いまいちのらない。)
ピアノがある場所を確保して、合わせ練習する。
また、「ひとりでれんしゅう」をして修正…
ピアノがある場所を確保して、合わせ練習する。
さらに、「ひとりでれんしゅう」して調整する。
本番!! (本番前にも、ちょこっとは合わせたいよね)

ってなことになる。こんなの、自分も忙しくて相方も忙しくっちゃ、なかなか話になりません。

ただ、練習不十分な中でも、見切り発車でいろんな連弾とかに挑戦するうち、自分や友人たちの子どもがじわじわと成長し、時間も前よりは取りやすくなってきた。

それで、今年は奇跡の「八ヶ岳おふ」なんてのも実現したわけだけれど…

アンサンブルは、それ自体楽しいってこともあるし、付き合いが広がるし、音楽の幅も広がるんですよね。

合わせていると、パートナーがどう音楽をつかまえているかというのが、スッと自分の中にも入ってくる感じがします。
たとえば、バイオリンで旋律だけ弾いて練習しているときにはよくわからなかった曲の進行や構造が、うまい伴奏者とやるとすんなり納得できて、そこからまた、そうだ私はこう弾きたいというのがわかっちゃう。

・和声がわかると演奏が変わるって、こういうことか!?
・ノリがいい演奏って、こんな感じ??
というのをつかみかけた気がするのもアンサンブルのおかげ。

で、こんなおいしいアンサンブルを、もっと十分味わいたいという欲が出てくると、
そうか音階でも逃げずにやってみっか!?
ってことになっちゃって(^^;; ←いまココ
またもや世界が広がる予感。

こうして振り返ってみると、ずいぶん幸せな13年だったと思う。そして、ここからも。

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コメント (11)
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