いかに素晴らしいピアノでも、狭苦しいところにおいたら十分に響きを楽しむことはできません。やはり楽器とハコ(ホール)が一体となって響きを作るものです。
←少人数で泥縄合唱するにはベストな響きでした
土曜日にピアノ練習会発表会をしたホールはとてもおもしろいホールでした。こじんまりしていて、でもホールとしての設備(固定された座り心地のよい椅子など)があって、ピアノの状態はとてもよく、響きがとても豊かで…
というか、豊か過ぎる?
午前中、リハをしてみて、響きすぎる、うるさいという評判でもありました。私はちょっと弾いた感じとても気に入って、この空間にあえて屋根全開で弾いてみたいと思ったんですけど。ただ、短い時間で試し弾きをしたときにはよくわからなかった部分もあったなと。
屋根半開で弾いている人も多かったです。
私は、ピアノの響きをいちばんストレートに生かす全開のままで、そんなに大きく弾かなければいいんじゃないかと思ってそうしたのですが、というかあんまり大きな音を出すのが得意じゃないし、結果そうなるんじゃないかと。
しかしそれはちょっと甘かったようです。
この日の録音をチェックしていたら、よしぞうが後ろから
「えっ、この録音って昨日の!?(←かなりびっくりしている)」
「すごくいいよ、ホールの響きを生かして弾けている」
ただ、このコメントは一曲目「過去形のロマンス」についてのもので、四曲目「アレルヤの季節」は「響きがかぶって重たい」とのことでした。
この、だぶついた響きは、確かにホールの響きの特性上やむをえない部分もあるのですが、私が響きすぎた音に混乱して「頭まっしろ」自動運転モードに突入したことにより強まったものです。つまり、自動運転でもだいたいはそれなりに音が並んでいるのですが、ふだんに輪をかけてもちゃもちゃした弾きっぷりになるもんで、さらにわんわんして、混迷の度合いが深まって…→最後は決め損ね。というわけです。
響きがよすぎる、といっても音量が大きい小さいということではなくて、残響が長めということになると、ここで速い曲をクリアに弾くにはずいぶんな工夫が必要なのでしょう(というか、できない)。
響きといえば、私が六年前のブログ記事「耳のいい人の演奏が好き」で挙げたわたりさん(絶妙なペダリング)、今回も演奏していまして、曲はショパンのノクターン第13番でした。
ご本人から事前に聞いていた情報によれば、「ほとんど練習できていなくて譜読み状態である」とのことでしたが、音はきちんと並んでいてあまり危なっかしいところはない、十分ちゃんとした演奏でした。
わたりさんには宴会のとき「ちゃんと弾けてたよ~悪くはなかった」「でも、ペダルを検討するほどの時間は取れなかったんだねぇ。わたりさんならもっとずっと素敵に響かせられるハズ!!(←何様コメント)」
「アレルヤの季節」も、まずはもっとクリアに弾くにはまず音に自信がなくてはダメで、頭の整理がきちんとできていること、もちろん指の動きにも余裕があって、そのうえでペダルは少なめ(限定して使う)とかいうことが必要で。そんなことがきちんとできて、響きのよすぎるホールでピアノ全開してクリアかつ華やかな「アレルヤの季節」をばっちり決められたら!! いやそりゃ別人のよう、というか別人だね(^^;;
ともかく吉松はまた別のところで再チャレンジしたい。
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屋根半開で弾いている人も多かったです。
私は、ピアノの響きをいちばんストレートに生かす全開のままで、そんなに大きく弾かなければいいんじゃないかと思ってそうしたのですが、というかあんまり大きな音を出すのが得意じゃないし、結果そうなるんじゃないかと。
しかしそれはちょっと甘かったようです。
この日の録音をチェックしていたら、よしぞうが後ろから
「えっ、この録音って昨日の!?(←かなりびっくりしている)」
「すごくいいよ、ホールの響きを生かして弾けている」
ただ、このコメントは一曲目「過去形のロマンス」についてのもので、四曲目「アレルヤの季節」は「響きがかぶって重たい」とのことでした。
この、だぶついた響きは、確かにホールの響きの特性上やむをえない部分もあるのですが、私が響きすぎた音に混乱して「頭まっしろ」自動運転モードに突入したことにより強まったものです。つまり、自動運転でもだいたいはそれなりに音が並んでいるのですが、ふだんに輪をかけてもちゃもちゃした弾きっぷりになるもんで、さらにわんわんして、混迷の度合いが深まって…→最後は決め損ね。というわけです。
響きがよすぎる、といっても音量が大きい小さいということではなくて、残響が長めということになると、ここで速い曲をクリアに弾くにはずいぶんな工夫が必要なのでしょう(というか、できない)。
響きといえば、私が六年前のブログ記事「耳のいい人の演奏が好き」で挙げたわたりさん(絶妙なペダリング)、今回も演奏していまして、曲はショパンのノクターン第13番でした。
ご本人から事前に聞いていた情報によれば、「ほとんど練習できていなくて譜読み状態である」とのことでしたが、音はきちんと並んでいてあまり危なっかしいところはない、十分ちゃんとした演奏でした。
わたりさんには宴会のとき「ちゃんと弾けてたよ~悪くはなかった」「でも、ペダルを検討するほどの時間は取れなかったんだねぇ。わたりさんならもっとずっと素敵に響かせられるハズ!!(←何様コメント)」
「アレルヤの季節」も、まずはもっとクリアに弾くにはまず音に自信がなくてはダメで、頭の整理がきちんとできていること、もちろん指の動きにも余裕があって、そのうえでペダルは少なめ(限定して使う)とかいうことが必要で。そんなことがきちんとできて、響きのよすぎるホールでピアノ全開してクリアかつ華やかな「アレルヤの季節」をばっちり決められたら!! いやそりゃ別人のよう、というか別人だね(^^;;
ともかく吉松はまた別のところで再チャレンジしたい。
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