アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ドラマチック転調、フランクのバイオリンソナタ

2018年12月21日 | ピアノ
今日は、めるちゃん会 with artomr先生でした。元々の企画は鳥目さんとのユニット「美魔女シスターズ」選曲のためいろいろ弾いてみるってな話だったのが…

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じゃあついでにレッスン会にしようって話から、さらについでにミニコンサートしてもらおうって話から、

…鳥目さんが仕事入っちゃって来れなくなり、なんの会だったかわかんなくなった。。

というわけで、ともかく今日のワンコインアフタヌーンティーコンサートはフランクのソナタ
(このテーマも鳥目さんリクエストなんだよ! それで来ないんだよ!)

フランクといってもピアノソロ版。そんなんあるんだ、という感じですがコルトー編曲です。伴奏だけ弾くんでもずいぶん忙しい曲ですがソロ版になるとほんと演奏不可能レベルに見えるけど(^^;; 今日は四楽章を弾いてくれたんだけど、最後の、バイオリンのトリルで盛り上がるところがあるでしょ。あれをピアノで表現するとなるとただのトリルじゃなくてどえらく超絶技巧になってました(華やか)。

それで今日の話は(artomr先生のコンサートは話半分演奏半分、というより話成分のほうが多め)、ひとことでいうと

「あれ?音楽形式って、わかってると意外と演奏に生かせるじゃん。形式いっすねー」という感覚を皆さんと共有したいという企画

だそうです。

形式というと、A-B-Aとかそういう構造のことかな? と思ったのですが、そういうカタチももちろんですがそれと「調」の変化が深く関わっているのです。

それで今日の話は「嬰ニ短調」とかそういう言葉が矢継ぎ早に出て来ては移り変わり、転調の仕方も属調や下属調や平行調に行くだけではなくて「同主調」を使ってアクロバティックに意外な動きを見せていくので…

いやこんだけ熱心にピアノ弾いてていまさら言い出しにくいけど、私ふだん調とかぜんぜん考えてなくて(汗)まったくわからないこともないけど何のこといってるのか自分的翻訳にながーい時間が必要なんで(つまり実用スピードで考えられない)、とっても計算に疎い人の気分になって聞いてました。

というわけで具体的な解説はここに書けませんが、ともかくフランクのバイオリンソナタ第四楽章は「ロンドソナタ形式」…テーマが同じ調で戻ってくるロンド形式じゃなくて、テーマがさっきと違う調で出てくるのね。

まぁ、「〇〇調」のワードにはついていけてなかったけどわかった範囲でいうと、そういう調の仕掛けによって、どこへ行くのかわかんない感じ、どんどん上がっていく感じ、ここへ行くはずだったのにここへ行っちゃった感じ、あぁようやくおうちへ戻ってきたよって感じ、とかそういうのがあって曲がドラマチックな展開を遂げていくのはよくわかった(随時弾きながら話してくれたから)。

それで思ったのは…

私は18歳のときにこれをフルートで吹いて、それはそれは何にも(調とか)考えてなかったなんだけど、こうやってきちんと読み解けるはずの「~感じ」とちゃんと合って感じていたなと。フランクさんの曲がほんとよくできてるんですねー

フランクのソナタ全楽章のレクチャーコンサートは「いつか」あるらしいです。みんなで催促しよう!!


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