アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

二声のフーガ

2019年06月29日 | ピアノ
私がすっかりハマってリピ聞きしていたバッハ・カレイドスコープのCDの中で、特に心ひかれた曲、かつ、楽譜を既に持っているもの:

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前奏曲とフーガ ホ短調 BWV855 (平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第10番)

を、試しに弾いてみたらなんだかこう…癖になるというか、ピアノ弾こうとしてめるちゃんの前に座るとついこれから弾いてしまう。

いや、来週末に弾く、

バーバー ノクターン
ガーシュウィン 三つの前奏曲より第一曲

のほうが間に合っとらんのだが。

バッハ弾いてるとなんだか「純粋に」楽しい。

「純粋に」という言葉で何を指すのかわかりにくいと思うけど、
ここでは、上手にきれいに弾けたから楽しいというようなことでなくて、
気持ちを表現できて楽しいというようなことでもなくて、
何か心の底のプリミティブなところで感じるおもしろさ。

上がる、下がる、じぐざぐの具合というか、
寄り添う動きだったり、
逆の動きだったり、
それが音の幅として調和したり妙な響きだったり。

はじめ、音がなかなか並ばなくて、
指使いが馴染まない、わけわからんとか
指が動かない、ものごっつゆっくりしか弾けないとか

そんな感じだったのが、ようやく並んでくるとこれはめっちゃ楽しい。

何を考えて弾けばいいのかよくわからないけど
(いったい、レッスン持っていくと何をいわれるのかわからないけど)
とりあえずおもしろい。

それでまぁ、弾ける弾けないを度外視してとりあえず8月の会にはこれを演目に入れちゃったけども。

私が弾く場合、グラナドスとかシベリウスとかメンデルスゾーンとか吉松とかならわりと「よさげ」に聞こえる可能性もあり、
一方、ベートーベンとシューベルトとバッハは「さいあく」だけど、
苦手なものでもやっぱりとりあえず人前では弾いてみるというのがこれからの長い(はずの)ピアノ人生の幅を広げる役に立つと思うので。


ところでこの曲、平均律では珍しく、フーガが二声なのだ。
コンクール課題曲とか、音大の試験曲なんかの場合、平均律指定だけどこの曲だけは除く、だったりするものらしい。

たまたま気に入った曲が、手のつけやすい二声でラッキー。
多声ネイティブでなくても十分楽しめます。


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