アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

実はとても緻密にできているラフマOp.23-4

2021年10月05日 | ピアノ
artomr先生的にはラフマニノフってほとんどノーマークな作曲家だったそうですが、今回レッスンのために分析してみて「いい曲だ!!」ってなったらしい。

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ラフマニノフのイメージというのは、なんか雰囲気の曲、というか情緒的すぎとか映画音楽的とか?? 要するに高尚な芸術からみて一段下みたいに思われることもあるそうで(そうなの??)

けど、実に緻密に、巧みに構成されているということで、いつものとおり(^^;;
細かく書き込みのある楽譜をいただきました。

それがね。今回は、手書きじゃなくて赤や青のフォントでみっちり書き込んであって、字は小さくても鮮明で、老眼でも見やすく、たいへん助かりました。

最初、「ファ#-ミ-ファ#」という幅の狭いモチーフで始まるんだけど、それが注意深く拡大、展開、変化していって、音域が広がっていく…最高音に到達する、それを支える和音の色合いとかほんとうによくできてるということがわかって、

「萌え」の正体

がチラっと見えた感じ。そしてナントナクつけていたルバートや「ちょびっとリタルダンド」も、そこそこの裏付けというか賛成票を得て堂々と(?)できる感じで、なるほどラフマニノフさんがrit.とか書いていなくても、実はいろいろ「楽譜に書き込まれた」といってもいいことなんですね。

ところで、この曲についても、私の通し弾きを聞いたあとに説明という感じでレッスンが行われましたが、この日、ちょこっと右人差し指が腫れてて(なんかバイキン入った)痛かったもので、リアルタイムで弾く代わりに数日前に録音したやつを画面共有で聞いたんですよね。

いや~おゆき先生発表会@zoomとかもこの形式ですけど、それはいちおう自分でよさげな録音を提出するんでまぁいいけど、こんな弾けてないやつを先生と(ほかの聴講者と)いっしょにじっくり聴くってほんと心臓に悪いですわ。

この曲、「2と3」で重なるリズムが随所に出てくるんだけど、音探してえっちらおっちら弾いてるときって、この重なり方が滅茶苦茶ダサくなりません??

三連が [1] [2] [3]って出てくる間に
二連が「1」「2」ってなるので、算数的にいうと、二連の「2」の頭は、三連の[2]のちょうど中間地点になるんだけど、そこに「えっちらおっちら」入れる感じで弾くと超~かっこ悪い。「いちにとさん、いちにとさん」みたいな。

二連のほうを、ちゃんと独立で「歌えて」いると、そういう算数的なポジションとは微妙に違うところに入るような気がする。

それが、うまくできてるとかっこいいんだよね。わざとずらすという意味ではなくて。

つまり、楽譜必死で見て音を拾ってるとダサいってこと(そりゃそうだ)


なんか、今月なんだけど、間に合うんかなぁ(o_o)

------- 今日の録音
ラフマニノフ/前奏曲Op.23-4(練習中)

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