アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

副反応疑い集計がカオス

2021年10月07日 | 生活
前記事「私がワクチンを打っていない理由」の続き。

     にほんブログ村 その他日記ブログ 50代女性日記へ ←真面目に集計してほしい

「メリットとデメリット」について考える材料として、
新型コロナの感染者数、死亡者数についてはややあやふやなところもあるけれど目安はわかる状況なのでいいとして、
わけわかんない状況になっているのは副反応のほうです。

ワクチン打って何かあったら報告してください、報告されたものは全数を厚労省のページで公開しています、という立てつけになってるはずのところ、実際には報告するかどうかはお医者さんの「判断」次第、報告するのは面倒なうえお医者さんにとってメリットもなく、報告しないからといって罰則ももちろんないということでどのくらいの率で報告されているかは不明

大事なことなのでもう一度いいます。「不明」です。誰も知りません。率もわからないし、どういった場合に報告されやすく/されにくいか、偏りもわかりません。カオスです。

もちろん報告された「副反応疑い」がすべてワクチンと関係あるわけではありません。何もしなくても人間いつかは死ぬものですし、その中で偶然、打った直後にどうかなる場合もあります。だから、「疑い」報告にある亡くなった人の数として報道されている千何人、の中でどのくらいがワクチンと関係あるものなのかはこれまた誰も知らないんです。

解剖しなかったからでしょうか?

確かに、解剖すればわかることも一部あるでしょうが、結局のところ、何がどうなって亡くなったかはわかっても、それがワクチンのせいなのかどうか証明できません。このことを確認し、どのくらいの方がワクチンによって亡くなったのか、知るためにはどうしたらよいでしょうか。

そのためには、「副反応疑い」を個々のお医者さんに判断させるのではなくて、人が亡くなったときにその人の接種歴その他の条件、(わかる範囲で)死因といった事例をすべて偏りなく集めてみて、接種によって死亡が増えるかどうか調べればいいのです。これは私のような素人でも思いつくことですから、専門家も当然指摘しています。厚労省の第4回 医薬品等行政評価・監視委員会 議事録より:
○林予防接種室長 たくさんの方に接種をさせていただきますと偶発的にその日、その翌日、その翌々日、亡くなる方の数というのは相当無視できない数になるということが接種の始まる前から議論されてまいりました。そういったことから考えて、これまで議論してきている中では、それら全てが新型コロナワクチンの接種による死亡であるというような仮定を置いて議論するということはなかなか難しい状況ではないかというように思います。
○佐藤委員 そういうことをおっしゃるのなら、なおさら日本薬剤学会が提言した個別の因果関係を問わない接種者と非接種者を比べたときの死亡リスクを比較する体制をきちんと取るべきなのですよね。そのことを疫学的な評価をしない限り、この問題はきちんとした評価ができないわけです。そのことを前回の委員会でやるおつもりがあるのか、あるいはやれる体制があるのかということをお聞きしたのですが明確な回答はなかったと記憶しております。やりたいけれども、なかなかもにょもにょという回答に終始したかと思うのですが、その後、その死亡例を含む有害事象の頻度の比較をするような体制というのをつくることに関する進捗状況について教えてください。
---------

この前後も非常に味わい深い応答が続いてますのでご興味ある方はぜひ直接ご覧ください。こんなに切り込んで指摘してくれる人がいるのに、その後も進展ないんです。残念なことに…

で、「ちょびっと」しか報告されていない、その「数」を元にして、「自然に起こる率で考えるより多くない(から問題ない)」という結論になって終わるのが副反応検討部会なのです。


えっとこのページ(PDFの24ページ)は…自然発生と比べて、ワクチン接種後30日間の虚血性脳卒中の発生率が…なんと69分の1になるというデータを示してるんですね。えっ、コロナ予防だけじゃなくてものすごく脳卒中予防になるワクチンですね…って(^^;; まさかそう思って載せているわけではないだろうけれども。

もしも、虚血性脳卒中の発生率が、ワクチン接種の有無でぜんぜん左右されない場合、かつ、「報告期間」内の死亡はすべて報告されているとするならば、この数字は近いものになるはずです。ま、ちょっとずれてもいいけれど(年齢分布とか偏りあったりするから)、「69分の1」になった時点で、比べてもしょうもないものを比べてるなって、思わないのかな??

というわけで、「副反応」でどれくらいのことが起きているか、手がかりは「遠い」(外国のデータとか)ものしかなくて、ほんと比べにくいんですよ、メリットとデメリット。

それで、自分的に「ワクチンを打ったほうが安全」と思える確信が得られないまま今日まで過ごしてきたわけです。私の場合は基本、引きこもりだというのも大きくて、もし人と接する仕事であれば様子見するより先に打ってたかもしれないですけど。

まぁ、上記のようにどう読んでいいかわかんない副反応データではありますが、読み取れることもあると思います。

たとえば厚労省のワクチンQ&Aページ、心筋炎・心膜炎が疑われた報告頻度の表がありますが、

男性10代、モデルナの場合が突出していますね。報告率は、前述のとおり、たいへん心もとないものなので、この絶対値にはあまり意味がありませんが、別に男子だから(女子よりも)報告されるってわけでもないだろうから、この男女比に著しい偏りがあることにはたぶん意味がある。また、ファイザーとモデルナは、表のまま比べていいかがわからない(報告率が同じくらいかどうかわからない)けど、一般的にモデルナのほうが(かかりつけ医でないため)報告されにくいと言われていますので、ほんとにモデルナのほうが多いんでしょうね。つまり、

ティーンエージャーの男子が打ちたいといったときは、モデルナはやめとけ。
というくらいのことはわかります。

(スウェーデン、デンマークは若年層へのモデルナ接種を公式に中止したようです)

にほんブログ村 ピアノ  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 その他日記ブログ 50代女性日記 ←こちらも参加しています


「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)


「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私がワクチンを打っていない理由

2021年10月07日 | 生活
先日、「夫婦でワクチンについての考え方が違うとき」で書いたように、私は新型コロナワクチン未接種ですが、なぜそういう選択をしたかについて少し詳しく書いてみます。

     にほんブログ村 その他日記ブログ 50代女性日記へ ←怪しげなページを見なくても考える材料はいろいろあるよ

(まず、お断りしておきますが、私は医療などの専門家ではなく、単なる一個人としてこう考えたというだけの話です。ほかの方に、打つべきとか打たないべきとか奨める意図はありません。)

まず、基本的な情報として、前にもリンクを貼りましたが、ファイザーのワクチンについての大規模な治験があります。

これは、接種群/プラセボ群それぞれ2万人超が対象となっているもので、ファイザーのワクチンの効果と安全性を確認した調査です。結果からわかることは、もちろん
「接種群において、新型コロナの感染や重症化が少なくなる」
ということです。このことについては私も異論はありません。

しかし、それぞれ2万人超のグループを半年観察して、トータル死亡は減っていないというのもまた事実です。そもそも、プラセボ群においても、新型コロナで亡くなった方は3人しかいないので別に不思議ではありませんが…トータル死亡は、接種群で15人、プラセボ群で14人でした。そのことについて統計的に差は有意な差が出なかったということになります。

「2万人、半年」で比べるくらいの規模だと、接種するのとしないのとで、生き死にに大した差はない。

まぁ、とりあえずその程度の(頻度の)病気だということです。

もちろん、この結果はあくまでこの調査をやったときの対象者、感染状況でということなので、自分の置かれている状況によっては、有利になったり不利になったりするはずです。

まず感染状況はどうでしょうか。この調査の中で、プラセボ群は半年で、23037人中1034人(約4.5%)が新型コロナにかかったということなので、これはずいぶん多いです。日本人はこれまでのトータルで1%くらい…まぁ今後の半年にどうなるかはわかりませんが、日本の数倍、かかっている状況での調査だったと思えばいいでしょう。

次に年齢です。この調査の場合、特に年齢ごとに分けた集計とかがないのですが、平均年齢は51歳とあります。私とそう大して違わないというか(←ちょっとサバ読んでみたw)

ウイルス変異についてはどうでしょう。デルタになった分、ワクチン的にはちょっと不利な戦いかもしれません。(このへんはよくわかりませんが)

ということで、非常に荒く考えますと、別に慌てて打つような状況ではないと思われました。あとは、流行状況や、打った人の副反応データなどを見つつ自分の場合のメリットとデメリットを考えようと思っていたのですが…

ここに問題がありました。日本の厚労省が、真面目にデータを収集/公表してくれないんです。

感染者数や死亡者数はせっせと発表されていますが、その数がストレートに受け取れるものでなく、まず感染者数といわれているものは実際のところ検査結果が陽性だった人の数。陽性でも感染が成立してない場合もあるようですし、あるいは逆に、具合悪くても検査受けない/受けさせてもらえない人の数はわからないしで、なんだかあやふや…また、死亡者数のほうも、厚労省の基準では、陽性になった人が亡くなったら死因によらずコロナ死としてカウントされ報道される。(東京都初の10代の死亡者が出たというのが事故死のあとPCR検査したら陽性だったという話だったり)

…まぁ、でもそれはいいです。目安としては機能します。県によっては、国基準のコロナ死と、コロナが死因の数を併記してくれたりするので、なんとなく見当はつきます。

カオスな状況なのが、副反応疑いのほうの集計で…(長くなったので次の記事へ続く)

----- 今日の練習録音
ラフマニノフ/前奏曲Op.23-4
もう少しでトンネル開通しそうな感じ

にほんブログ村 ピアノ  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 その他日記ブログ 50代女性日記 ←こちらも参加しています


「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)


「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする