アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

3回目打つの…?

2021年12月05日 | 生活
12月3日の副反応検討部会で議論されて
ワクチン接種後の「心筋炎」などは “重大な副反応” 厚労省
と、添付文書の改訂が行われました。

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え、もうみんな打っちゃったじゃない、今更?? とも思いますが、まだこれから三回目がありますので、情報が広く知らされるのはよいことでしょう。

若い男性は、特にモデルナのワクチンで心筋炎になる率が高いので、二回目をファイザーにすることもできますよ、というチラシは前にご紹介しましたが、このチラシの内容は改訂されていませんでした。これも最新データで更新したほうがいいと思うのですが…


チラシでは男性100万人当たりの心筋炎・心膜炎疑い報告頻度が
10代 ファイザー 3.7、モデルナ 28.8
20代 ファイザー 9.6、モデルナ 25.7
となっていましたが、報告はだいたい遅れて提出・集計されるので、12/3時点の数字

12~14歳 ファイザー 14.3、モデルナ 46.9
15~19歳 ファイザー 16.4、モデルナ 87.6
20~24歳 ファイザー 14.9、モデルナ 56.3
25~29歳 ファイザー 11.9、モデルナ 38.9
となっていて、大幅に増えています。

ただし、12/3の部会でもやはり
「いずれのワクチンも、新型コロナウイルス感染症により心筋炎や心膜炎を合併する確率は、ワクチン接種後に心筋炎や心膜炎を発症する確率と比較して高いこと等も踏まえ、現時点においては、接種によるベネフィットがリスクを上回っており、全年代において、ワクチン接種体制に影響を与える重大な懸念は認められない」
という姿勢を崩していません。この根拠とされている計算が無茶苦茶なことは以前の記事で書きましたが…

さすがに「39歳まで」というのは10代20代の話ちゃうやんというツッコミが入りましたので、その次の回にはデータが更新されていました。デルタの波まで入れて9月分まで集計し(10/22部会資料 「副反応疑い報告の状況について」34ページ)
3,358人中3人(入院した人、男性、10-29歳)
が根拠となっています。 これなら100万人当たりに換算すると…チラシに載せたのとあまり変わらないということで訂正の必要なしということにしています。いや計算はともかくとして、だから「かかって入院した人」という条件付きの確率のものを並べて示すなよ、と。仮に10代20代がかかって入院する確率を0.1%として(わからないので適当です。もっと低いと思いますが)考えるとファイザーであっても打たないほうが(心筋炎・心膜炎についていえば)安全ということはなんとなくわかると思います。

(おそらく把握率が日本より高いと思われる諸外国では軒並みもっと高率で現れています。香港では若い男性の2680人に一人が心筋炎(ファイザー))


さて、若い男性についてはともかく、老若男女合わせてどうだろうかという話でいうと、気になる副反応は心筋炎だけではありません。リンパ節の腫れが長く続くことや、血尿、不正出血、帯状疱疹、倦怠感など後から後からいろんな報告が出てきますが、一方、新型コロナにかかるほうのリスクも後遺症まで含めて考えなくてはいけないので、現実世界がランダム割り付けの二重盲検法でできていない以上、データの読み方も複雑です。

当初、私が打つか打たないか考えるときに参考にしたのはファイザー大規模治験でした。あれは、デルタとかオミクロンの時期ではなかったのでよく「効いて」いて、打った人が新型コロナかかりにくく、重症化しにくいことについてはハッキリした結果が出ていました。ただしトータル死亡になると2万2千人くらいの接種群で15人、同じくプラセボ群だと14人ということで減る効果はなかったんですよね。

15と14、だとあまり変わらないなという印象かと思うんですが、8月にFDAがワクチンの正式承認をするにあたって出していた報告によれば、このファイザー治験についてトータル死亡が21人(接種)と17人(プラセボ)となっていました。なんで数字違うの? いくら読んでも書いてなくて、集計対象期間も同じですが、単に集計遅れ(大人数が相手ですから…)なんでしょうか。死亡はコロナとかワクチンとかと関係ないとされた(なので承認された)わけですけど、トータル死亡が接種群のほうが多いのって、ふつうに気になりませんか? しかも後出ししてくるところがなんとなく更に。

ファイザーの治験については、二重盲検の扱いなどが杜撰だった件の内部告発もあり(British Medical Journal誌)、どこまで信頼していいのかわからない部分もあるのですが、まぁ仮に丸ごと信じるとしても、トータルの死亡は減らず、重症の人は多くなっているのですから、私にとっては元々魅力ないワクチンでした。数が訂正されてさらに差が開きました。日本ではこの治験の対象地域・期間の平均的状況よりずっと感染率が少ないですし、今やこの治験のときよりワクチンの効きにくい株なのですから。

さらに効かないかもしれないオミクロン株まで出てきたら、さすがに3回目打つ人いないよね。と私は思ったのですが、ニュースなどでは、オミクロン来るから粛々と3回目進めようって感じで、わけがわかりません。打つなら新株対応を待ったらどうでしょう? 3回目打ってもかかるのはかかるようですし、重症化防ぐのは2回打ってあれば(感染抑止よりは)長めに効くでしょうから急ぐことはありません。オミクロンに関してはしばらく静観していれば今よりだいぶ様子がわかります。待てるだけ待てば…新しいワクチンができるかもしれないし、弱毒化してるということがわかるかもしれないし、何かしら判断材料が増えます。

----- 補足: 2021/12/6
免疫学者の宮坂氏が接種間隔についてfacebookでコメントしています。通常は一回目から二回目の間隔が3週間とかですが、これを6か月にするとより強く免疫が誘導されるということで、なかなか興味深いことです。つまり半年経っても残っているものがあるということですから。二回打った人ならさらに強く残っているはずですね。
「ワクチンはゼロリスクではないのですから、ワクチンメーカーの言いなりにはならずに、これはしっかりとした臨床データの上に考えるべきことである、と考えます。日本のように新型コロナ感染が抑えられている国では、ほとんどの人は、慌てずに3回目接種の順番を待つので大丈夫のはずです。」
宮坂氏はワクチン激推しで来た方なので、この方があえて「ワクチンはゼロリスクではないのですから、ワクチンメーカーの言いなりにはならずに」というのはかなりの重みがあります。一般の方に三回目の順番が来るころにはオミクロンについてもかなりいろいろわかってきているでしょう。


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