私はあまり音楽雑誌を頻繁に買わないほうだと思いますが、この表紙を見て
←薄めの雑誌の中にショパコンぎっしり!!
いやー二人がめちゃくちゃいい顔してるもんで、「表紙買い」してしまいました。「ショパン」12月号。
中身は半分以上ショパコンで、受賞者インタビュー、各ステージ各コンテスタントの演奏の様子から、審査員インタビュー、会場に聞きに来ていた人へのインタビューまで。
もちろん、「ピアノ」側のストーリーもありました。「もうひとつのショパン・コンクール」ってやつですね。
「地元絶対王者」ことスタインウェイには、コンクール会場であるワルシャワ・フィルハーモニーの音響を知り尽くしているという強みがあって、特に今回、二台のピアノを提供していたけれど「479」はこのホールのハウスピアノなんですって。それはもう、一番間違いのない選択でもあるわけで、今回の出場者87名のうち42名が選んだというのだから一番人気ですね。
もう一台の「300」は主催者のショパン・インスティテュートが所有ということでこれまた鉄板ですね。今回は22名が選びました。(かてぃんはこれでしたね)
この二台の音色の違いは、YouTubeで聞いてもわかるくらいで、そうやって異なる好みを二種類受け止められるというところも非常に大きな強みであったと思います。
合計すると87名のうち64名が選んだということで圧倒的ですが…結局今回、1位3位5位はファツィオリに持っていかれてしまいましたし、カワイが2位6位を取りましたから多少不満は残ったかもしれませんね。カワイは6名しか選択していませんがファイナルに3名残ったということで驚異的な打率です。
ともかく一番がっかりしているのはヤマハのはずで、新しい機種の試作品の中から選りすぐりの一台を提供し、ファイナルに残れなかったのは痛恨でしょう。もちろん素晴らしいピアノなのでしょうけどあとはホールとの相性なんですかね。そういえば、牛田くんがYouTubeで聞いた人からは評価が高かったわりに現地ではよくなく、3rd進出を逃してしまったのはそういう部分が影響したのかもしれません。
私としてはピアノにまつわるドラマをぜひもっと突っ込んで聞きたいので、また今回のコンクールについて「もうひとつのショパン・コンクール」という番組をやってほしいなと思います(計画があるならもちろん既に「絵」を撮ってなきゃいけないわけで、今から希望しても何も起こりませんがw)。
あと、特に興味深かったのは審査員インタビュー。全体に、今回のレベルがとても高くて審査もたいへん悩んだということ、それから日本人コンテスタントは数が多いだけでなく、そして「頑張ってちゃんと弾けてるだけ」のように揶揄された時代は過去のものとなり、個性豊かでそれぞれ素晴らしい演奏をしたということがよく伝わってきました。
インタビュー記事で目についたことをいくつか:
反田「この4年間、譜読みしたての曲ばかりをレッスンに持って行っていたので、予備予選の審査員席で僕の演奏を聴いて、「君ってちゃんとピアノ弾けるんだね。上手いね」と言われました(笑)」
…レッスン室以外で演奏を聴いてもらうのが初めてだったそうで。なるほど…
小林「(コンチェルト以外すべての曲を前回と変えたことについて)前回弾いた動画がYouTubeに残っているし、もう一度参加するのなら、前回の審査員の先生方もいらっしゃるので、6年前とは違うところを見せないと意味がないかなと思って…」
…いやそれにしても得意不得意とかはあると思うし、全部変えるのはたいへんでしょうね。すごい。
金子勝子(来場者)「ショパンコンクールで演奏された魅力的なピアニストの影響で、ジャズやロックとかばかり聴いていた人が、クラシックも聴くようになって来ました」
…それ絶対、かてぃん贔屓のコメントでしょ…
ディーナ・ヨッフェ(審査員)「(ショパン以外の曲を課題曲に入れる可能性について)個人的には、課題曲にバッハの平均律を加えるのはとても良いアイディアだと思います。ショパンはバッハを愛していたので、ショパンも喜ぶでしょう」
…ピリオド楽器のショパコンにはバッハが入っていたそうで、まぁ「あり」なのかもしれませんが。ひとつくらい、一人の作曲家の曲だけで成り立っている権威あるコンクールなんてびっくりなものがあってもいいんじゃないかとも思います。
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いやー二人がめちゃくちゃいい顔してるもんで、「表紙買い」してしまいました。「ショパン」12月号。
中身は半分以上ショパコンで、受賞者インタビュー、各ステージ各コンテスタントの演奏の様子から、審査員インタビュー、会場に聞きに来ていた人へのインタビューまで。
もちろん、「ピアノ」側のストーリーもありました。「もうひとつのショパン・コンクール」ってやつですね。
「地元絶対王者」ことスタインウェイには、コンクール会場であるワルシャワ・フィルハーモニーの音響を知り尽くしているという強みがあって、特に今回、二台のピアノを提供していたけれど「479」はこのホールのハウスピアノなんですって。それはもう、一番間違いのない選択でもあるわけで、今回の出場者87名のうち42名が選んだというのだから一番人気ですね。
もう一台の「300」は主催者のショパン・インスティテュートが所有ということでこれまた鉄板ですね。今回は22名が選びました。(かてぃんはこれでしたね)
この二台の音色の違いは、YouTubeで聞いてもわかるくらいで、そうやって異なる好みを二種類受け止められるというところも非常に大きな強みであったと思います。
合計すると87名のうち64名が選んだということで圧倒的ですが…結局今回、1位3位5位はファツィオリに持っていかれてしまいましたし、カワイが2位6位を取りましたから多少不満は残ったかもしれませんね。カワイは6名しか選択していませんがファイナルに3名残ったということで驚異的な打率です。
ともかく一番がっかりしているのはヤマハのはずで、新しい機種の試作品の中から選りすぐりの一台を提供し、ファイナルに残れなかったのは痛恨でしょう。もちろん素晴らしいピアノなのでしょうけどあとはホールとの相性なんですかね。そういえば、牛田くんがYouTubeで聞いた人からは評価が高かったわりに現地ではよくなく、3rd進出を逃してしまったのはそういう部分が影響したのかもしれません。
私としてはピアノにまつわるドラマをぜひもっと突っ込んで聞きたいので、また今回のコンクールについて「もうひとつのショパン・コンクール」という番組をやってほしいなと思います(計画があるならもちろん既に「絵」を撮ってなきゃいけないわけで、今から希望しても何も起こりませんがw)。
あと、特に興味深かったのは審査員インタビュー。全体に、今回のレベルがとても高くて審査もたいへん悩んだということ、それから日本人コンテスタントは数が多いだけでなく、そして「頑張ってちゃんと弾けてるだけ」のように揶揄された時代は過去のものとなり、個性豊かでそれぞれ素晴らしい演奏をしたということがよく伝わってきました。
インタビュー記事で目についたことをいくつか:
反田「この4年間、譜読みしたての曲ばかりをレッスンに持って行っていたので、予備予選の審査員席で僕の演奏を聴いて、「君ってちゃんとピアノ弾けるんだね。上手いね」と言われました(笑)」
…レッスン室以外で演奏を聴いてもらうのが初めてだったそうで。なるほど…
小林「(コンチェルト以外すべての曲を前回と変えたことについて)前回弾いた動画がYouTubeに残っているし、もう一度参加するのなら、前回の審査員の先生方もいらっしゃるので、6年前とは違うところを見せないと意味がないかなと思って…」
…いやそれにしても得意不得意とかはあると思うし、全部変えるのはたいへんでしょうね。すごい。
金子勝子(来場者)「ショパンコンクールで演奏された魅力的なピアニストの影響で、ジャズやロックとかばかり聴いていた人が、クラシックも聴くようになって来ました」
…それ絶対、かてぃん贔屓のコメントでしょ…
ディーナ・ヨッフェ(審査員)「(ショパン以外の曲を課題曲に入れる可能性について)個人的には、課題曲にバッハの平均律を加えるのはとても良いアイディアだと思います。ショパンはバッハを愛していたので、ショパンも喜ぶでしょう」
…ピリオド楽器のショパコンにはバッハが入っていたそうで、まぁ「あり」なのかもしれませんが。ひとつくらい、一人の作曲家の曲だけで成り立っている権威あるコンクールなんてびっくりなものがあってもいいんじゃないかとも思います。
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