ピアノの音は、強弱以外、打鍵によって変わらないということをいう主張をする人もいますがもちろんそんなことはないので(*)
←シンプルな形式なのに自分でやってみるとわたわたする
これまで何回か記事にしてきたように、物理的に何が違うかというと「シャンクのしなり」がポイントだという話です。わずか1センチ、打鍵が始まる瞬間から底につくまで、どのように加減速したのか、それで音色が違ってくる。
で、へぇ~そういうこともあるかいなぁ、といちおうは納得したんだけれども(実際に違って聞こえるからね)、非常に不思議な感じがするのが、つまり音色の変わる仕組みってずいぶん間接的な話でしょう? なのにすごく直感的というか、手を動かすイメージと音色のイメージっていうのが繋がってて、なんにも物理的なことがわかっていなくても、イメージがはっきりあって弾けば、なんとなくちゃんとそんな感じの音が出るというところです。
たとえば、仏壇にあるような「りん」を鳴らすときに、こんっ!! て良く鳴るように叩く叩き方と、べしっ!! と押し付けるように叩く叩き方とありますが、そのアナロジーでピアノを弾いてちゃんと響く音が出せる(傾向にある)というのはかなり不思議なことだと思うんです。
ということを常々思っていたところ、かてぃんの動画「ピアニストの音色辞書 - Sound Dictionary of Piano」でまったく同じことを言っていました。
「打鍵の物理的なイメージと、音のイメージってかなり一致するんですよね、どういうわけか」
そうそう、ほんとによくできた楽器です。
楽器は…優れていると思うんですがね。イメージどおりの音色を出すというのも難しいんで、まぁなかなかね…
この動画では、音色を「21」とおりに分けてそのそれぞれに名前をつけて解説していました。互いに似たものもありますし、連続的な違いということもあるので分け方は絶対ではないですが、とにかく「おぉ」と思ったのは、「名づける」ということです。
名前をつけることで、イメージが明確になり、保持しやすくなり、使いたいときに使いやすくなるという効果があると思います。漠然と出たとこ勝負なのよりは。
どういう名前がついていたかは、これ有料会員向けコンテンツなのでそのまま紹介することは避けますが、
一般的にも、「音の方向」ということは言われますよね。
上に向かう音か、下に向かう音か、そのどちらでもなくフラットな感じなのか。
「21」の音色は、その三分類から派生してキャラクターを付けたようなもので、そのそれぞれの、弾き方のコツや、曲の中でどういうところで使うかについて解説されていました。
聞いたからって、そのとおりできませんけども(^^;;
なので自分なりに、いくつでもいいので意識してネーミングして、曲の中で使ってみるというのはいいかもしれませんね。
練習して、うまくいったときに定着しやすいと思います。
まぁまずは「上」「下」「フラット」ですよね。内藤先生はミスタッチでいちいち止めないけど「それ音の方向違いますね」は止められます。おゆき先生もおんなじか…「尻もち禁止!!」はいはい
この3つは均等な難しさなのではなくて、下向きに叩くということならピアノ習ってなくてもできますし、そんな音ばかり使っていたらやかましくてしょうがないですね。ピアノを弾けるようになるというのは、「上」(いわゆるいい音、芯があってよく響く、遠くまで届く音)が自在に使えるようになることといってもいいかもしれません。直感的には「打鍵」ですから下へ向かって打ち込みたくなりますが、「上」に向かって弾けるか(←イメージです)というのが肝要なわけです。
だからピアノの先生は「上」について口やかましく指摘することになるんですね。一人の生徒につき100ぺん以上は言わなきゃしょうがないよね(個人の見解です)
それが身に付いたらあとは本人が意識して弾いて聴いていると絵具が増えてくるんでしょうね。でも、こうやって手の使い方と音色の関係を具体的にやって見せてくれるのもいいかもしれません。
(*) ペダルを踏んでおけば弾き方はスタッカートでも音は長く続くけれど、指を鍵盤から離さないで弾くのとは違う音色になる。これが一番わかりやすいと思う
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で、へぇ~そういうこともあるかいなぁ、といちおうは納得したんだけれども(実際に違って聞こえるからね)、非常に不思議な感じがするのが、つまり音色の変わる仕組みってずいぶん間接的な話でしょう? なのにすごく直感的というか、手を動かすイメージと音色のイメージっていうのが繋がってて、なんにも物理的なことがわかっていなくても、イメージがはっきりあって弾けば、なんとなくちゃんとそんな感じの音が出るというところです。
たとえば、仏壇にあるような「りん」を鳴らすときに、こんっ!! て良く鳴るように叩く叩き方と、べしっ!! と押し付けるように叩く叩き方とありますが、そのアナロジーでピアノを弾いてちゃんと響く音が出せる(傾向にある)というのはかなり不思議なことだと思うんです。
ということを常々思っていたところ、かてぃんの動画「ピアニストの音色辞書 - Sound Dictionary of Piano」でまったく同じことを言っていました。
「打鍵の物理的なイメージと、音のイメージってかなり一致するんですよね、どういうわけか」
そうそう、ほんとによくできた楽器です。
楽器は…優れていると思うんですがね。イメージどおりの音色を出すというのも難しいんで、まぁなかなかね…
この動画では、音色を「21」とおりに分けてそのそれぞれに名前をつけて解説していました。互いに似たものもありますし、連続的な違いということもあるので分け方は絶対ではないですが、とにかく「おぉ」と思ったのは、「名づける」ということです。
名前をつけることで、イメージが明確になり、保持しやすくなり、使いたいときに使いやすくなるという効果があると思います。漠然と出たとこ勝負なのよりは。
どういう名前がついていたかは、これ有料会員向けコンテンツなのでそのまま紹介することは避けますが、
一般的にも、「音の方向」ということは言われますよね。
上に向かう音か、下に向かう音か、そのどちらでもなくフラットな感じなのか。
「21」の音色は、その三分類から派生してキャラクターを付けたようなもので、そのそれぞれの、弾き方のコツや、曲の中でどういうところで使うかについて解説されていました。
聞いたからって、そのとおりできませんけども(^^;;
なので自分なりに、いくつでもいいので意識してネーミングして、曲の中で使ってみるというのはいいかもしれませんね。
練習して、うまくいったときに定着しやすいと思います。
まぁまずは「上」「下」「フラット」ですよね。内藤先生はミスタッチでいちいち止めないけど「それ音の方向違いますね」は止められます。おゆき先生もおんなじか…「尻もち禁止!!」はいはい
この3つは均等な難しさなのではなくて、下向きに叩くということならピアノ習ってなくてもできますし、そんな音ばかり使っていたらやかましくてしょうがないですね。ピアノを弾けるようになるというのは、「上」(いわゆるいい音、芯があってよく響く、遠くまで届く音)が自在に使えるようになることといってもいいかもしれません。直感的には「打鍵」ですから下へ向かって打ち込みたくなりますが、「上」に向かって弾けるか(←イメージです)というのが肝要なわけです。
だからピアノの先生は「上」について口やかましく指摘することになるんですね。一人の生徒につき100ぺん以上は言わなきゃしょうがないよね(個人の見解です)
それが身に付いたらあとは本人が意識して弾いて聴いていると絵具が増えてくるんでしょうね。でも、こうやって手の使い方と音色の関係を具体的にやって見せてくれるのもいいかもしれません。
(*) ペダルを踏んでおけば弾き方はスタッカートでも音は長く続くけれど、指を鍵盤から離さないで弾くのとは違う音色になる。これが一番わかりやすいと思う
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