アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

小節線のない曲(サティ)

2021年12月18日 | ピアノ
昨晩は、やまちゃん消音ユニット故障(o_o)で出鼻をくじかれましたが、今日は気を取り直して昼間に、サティの楽譜を開いてみました。

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すると、目をひいたのが、小節線のないこんな楽譜…



「オジーヴ」という組曲(?)の一つ目、たった1ページのシンプルな曲です。

最初の段はユニゾンの、ゆったりしたメロディーが流れて、
次の段からはそこに音を足して和音になって、でも同じメロディーが繰り返されます。

4回繰り返して終わり。これだけ。

とりあえず弾いてみた → サティー/オジーヴ1

考えてみれば、音源を聞いたこともなく楽譜だけ見て弾く、というのが新鮮です。ふつう、聞いてみて気に入った曲を弾きますからね。

拍子とか調とかもわからない感じで、どう弾くものなのかわからないのですが、流れに任せて弾いて(聞いて)いるとグレゴリオ聖歌とかみたいな、厳かなゆったりした気持ちになります。

メロディーの二音目と三音目が同じ音(シ)ですがこの二つの音がどう違うのか、ユニゾンだけ聞いてるといろんな考え方がありそうなところ、
次の段になって同じメロディーに和音が付くと、この二つのシがこう違うのか、ってんでなんか納得した気持ちになります。

一つの段に二つのフレーズがありますが、二つ目のフレーズでファにナチュラルが付くところが「ちょこっとチャームポイント」のような、ちょっと不思議な感じでよいですね。

強弱記号は二段目と三段目に書いてあり、「無印→ff→pp→無印」となります。四段目が無印なのは、ふつうに考えればそりゃppのままだから、ということになると思うのですが、似たような見た目の二曲目以降は四段目が「f」になっており、これも「f」の書き忘れだったりしないのかな?? と思ってしまったり…

上の録音はとりあえず書いてあるとおりのつもりで弾いてます(ppというほど小さく弾けてませんが)。

さて弾いたあとにYouTubeを漁ってプロが弾いてるらしき演奏を探してみますと
Erik Satie ~1886~ Ogive n°1

四段目が「ff」になっていました。アラ

でも、同じ音で二段目に「ff」でもう弾いてあったから、今度は違うのもいいかなって(?)

音源を聞いたことなくてイチから弾いてみるってのもおもしろいかも。


サティの楽譜は、聞いたことない変な曲がぎっしり詰まってますよw

あ、噂に聞くヴェクサシオンも入ってました。弾かないけど。
「作曲者の注:
このモチーフを連続840回演奏するには、大いなる静寂のなかで、真剣に身動きしないことを、あらかじめ心構えしておくべきであろう。」
…いや~840回弾くのって、何時間??

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