アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

スクリャービンのソナタで修論を

2021年12月16日 | ピアノ
今日は、野歩くん(マイミクさんの息子)の演奏があるってんで聞きに行ってきました。

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大学の、門下生発表会だそうで、学部生から社会人の方までいました。野歩くんは修士の二年です。

私が到着したのは、学部生の演奏があらかた終わるあたりで、スクリャービンのソナタ第二番から聞きました。
スクリャービンですか…もう演奏の済んでしまったあたりを見ると、定番曲に混じって、アルベニス、ヤナーチェクとか、ちょっとあまり聞かないものも入ってました。

個人的にわりと好みの曲の比率が多めでした。選曲も「門下」のカラーがあるのかもしれません。

それで、野歩くんが弾いたのは、これまたスクリャービンのピアノソナタ、でもさっきのは「第二番」でしたがこれは「第10番」です。なんでも、これが最後のピアノソナタだそうで、ぜんぜん予習しないで行っちゃいましたが、ほんとわけわからん曲で(^^;;

こんな曲です→Scriabin Sonata No.10 Op.70(福間洸太郎さんの演奏で)

でもね、聞いてると、響きの面白さとか、曲の輪郭のようなものとか、曲の良さがちゃんと伝わってきて、これはすごくいい演奏なんだと思う(たぶん)
ピアノもよく鳴っていて、心地よかった。

野歩くんは「この曲で」修論を書いたそうなんです。音大でピアノ科を卒業するというのはふつう、卒業演奏をすればよくて、卒論は書かないものらしいですけど、修士を出るには修論があるのね。それで、演奏して、論文も書くんです。

「ピアノ曲」について論文を書くというのは、何を書くと論文になるのかとか私にはさっぱりわからないのですが、まぁ演奏だけ聞いていてわかることは、とにかく曲の隅々についてまでよくよく考えられていて、説得力を持った演奏になっているということです(もちろんそのためには演奏技術も必要なわけだが)。


野歩くんの演奏を最初に聞いたのは野歩くん小六のときで、あのころは相当な不思議ちゃんだったけれど、こんな立派な大人になって(追っかけのおばちゃんにもちゃんと向こうから声かけてくれて)、そしてこんな知的で骨太な演奏するようになって。

これからどんな仕事するようになるんだろう。こんなややこしい曲でチケット売れるのかな…(親戚のおばちゃん的目線)

野歩くんのほかは、ドビュッシーのエチュードとか、モーツァルトのイ短調ロンドとかよかったな。

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コメント (1)
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