作曲者は何もないところからオリジナルの作品を作る。創造的。
演奏者は既にある作品をなぞっているだけじゃないの?
←ぽっちりのオリジナリティーでも
という質問に対して、中村紘子さんはなんと答えているか…
中村紘子「展覧会の絵を出品するピアニスト達」
これは、ラジオ番組なのでしょうか? 中村さんの声は若々しく、だいぶ昔の番組であることが推察されます。
この番組で、中村さんは、
演奏者は、作曲者の意図を忠実に再現するだけではなくて
イマジネーションをふくらませてすごい演奏にしていくことも。
という例として、何人かのピアニストが弾いた
ムソルグスキー/展覧会の絵
を並べてみせています。
この曲、中村さんが言うには、ですが…
「技術的にはすごくやさしい」
だそうで(^^;; まぁあまり同意できないけども、まぁ確かに
ラフマニノフ、スクリャービン、プロコフィエフ
のような「音符密度」の高さでみっしり書かれた曲ではないということですね。
そのまま弾くと、なんだかつまらない、スカスカ(特にキエフの大門の最後らへん)。
こういう曲を弾くとき、ピアニストは、
イマジネーションで膨らませてやらないといけないぞ、やれやれ、という気持ちと
料理してみせるぞ、わくわく、という気持ちと両方持っている。
ホロヴィッツのライブ録音の「キエフの大門」
これは聞いてびっくり、音盛り盛り、ものすごい華々しいことになってます。
一方、アシュケナージの「キエフの大門」
これは楽譜どおり、真面目に。中村さん曰く「ばっかじゃなかろうか」「モーツァルトじゃあるまいし」(←上品な口調でほんとにこうおっしゃってます)
…なかなかおもしろい番組なので、あとは実際にお聞きいただくとして、まぁ別になんでも楽譜に書いてない音を盛らなきゃいけないって話ではもちろんなくて、曲により個所により、というところなのでしょうが、スタジオ録音より、とりわけライブの際にぱー-っとイマジネーションが沸いて自由にやっちゃう、という演奏がある。
イマジネーション…
まぁ、我々アマチュアがクラシック作品に「音足す」までやるのってちょっと大怪我しそうなのであれですけど、
自分らしい発揮の仕方というのもあると思いますし、誰が弾いても(うまい下手以外)同じというんでなくて、ああなるほど、おもしろい、というところがあるようにしたいとは思ってます。
---- 今日の録音
ショパン/バラード第三番
調律したてで気分いい!!
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イマジネーションをふくらませてすごい演奏にしていくことも。
という例として、何人かのピアニストが弾いた
ムソルグスキー/展覧会の絵
を並べてみせています。
この曲、中村さんが言うには、ですが…
「技術的にはすごくやさしい」
だそうで(^^;; まぁあまり同意できないけども、まぁ確かに
ラフマニノフ、スクリャービン、プロコフィエフ
のような「音符密度」の高さでみっしり書かれた曲ではないということですね。
そのまま弾くと、なんだかつまらない、スカスカ(特にキエフの大門の最後らへん)。
こういう曲を弾くとき、ピアニストは、
イマジネーションで膨らませてやらないといけないぞ、やれやれ、という気持ちと
料理してみせるぞ、わくわく、という気持ちと両方持っている。
ホロヴィッツのライブ録音の「キエフの大門」
これは聞いてびっくり、音盛り盛り、ものすごい華々しいことになってます。
一方、アシュケナージの「キエフの大門」
これは楽譜どおり、真面目に。中村さん曰く「ばっかじゃなかろうか」「モーツァルトじゃあるまいし」(←上品な口調でほんとにこうおっしゃってます)
…なかなかおもしろい番組なので、あとは実際にお聞きいただくとして、まぁ別になんでも楽譜に書いてない音を盛らなきゃいけないって話ではもちろんなくて、曲により個所により、というところなのでしょうが、スタジオ録音より、とりわけライブの際にぱー-っとイマジネーションが沸いて自由にやっちゃう、という演奏がある。
イマジネーション…
まぁ、我々アマチュアがクラシック作品に「音足す」までやるのってちょっと大怪我しそうなのであれですけど、
自分らしい発揮の仕方というのもあると思いますし、誰が弾いても(うまい下手以外)同じというんでなくて、ああなるほど、おもしろい、というところがあるようにしたいとは思ってます。
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