アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

前に出て聴いてみると-アンサンブルレッスン

2011年04月24日 | バイオリン
このところのアンサンブルレッスンは、正規メンバーが私ひとり、助っ人がビオラひとりバイオリンひとりということでなんとなく落ち着いている。

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正規メンバーさんたちが、月謝は払いつつ登場はしない状態っていったいいつまで続くのか、気になるところではあるけど、現状「合奏」はできてるってことでそれはとりあえずありがたい。

昨日はオンブラマイフの仕上げ。

1stバイオリン(私)、2ndバイオリン(助っ人さん)、ビオラ(助っ人さん)といちおう揃っているので、いないのはチェロパートということになる。それで、先生がピアノでチェロパートを弾いてまず合わせてみようということになったが…これはこれで素直な発想なんだけれども…

合わない(-_-;; どこがどうまったく違うというのではないけれど、なんか譜ヅラ上合っていても音としては合ってないというか。

それで、先生がピアノのところから離れて目の前に戻ってきて、1パートずつ、まずは先生がビオラパートをいっしょに弾く…次に先生が2ndVnパートをいっしょに弾く…といったようにテコ入れを始めた。これをやると、リズムや音が間違ってたところとか修正できて、多少改善したような感じにはなってきた。

でもまだ「なんか音のバランスが悪い」と悩む先生。

要するに、全体の調和。ビオラの人は、刻むところを遠慮がちにあいまいに弾いているし、2ndの人も、リズムがあやふやなところがあって、もやもやっと弾いている。それでもって、私のバイオリンのほうは、小さな音がなかなか弾けなくて、なんかでっぱってしまったり。

それで、飛び出した先生の秘策。

先生がビオラを借りて、「じゃ、ここで(←先生がいた、指揮者ポジション)聴いていてください」と、合奏一回。
次に、先生が2ndバイオリンの人の楽器を借りて、「じゃ、ここに来て、楽譜をよく追いながら聴いてみてください」と、合奏一回。
つまり、自分のパートを、自分の楽器で、先生が弾くところを正面特等席で聴いてみるわけ。ビオラの人が、そうやってから戻って弾いてみたら、あら不思議、ほんとに格段によくなっていますよ。

私も、自分の楽器を先生に弾いてもらって、チェロパートを歌いながら聴いてみた。そうすると全体の音の構成がよくわかり、それと、自分のパートについて、あるべきニュアンスというのとその具体的な弾き方というのもよくわかる。もちろんだからといってそれを即マネできるというようなことはないのだけれども。

一巡したので、あらためて合わせてみる。おっ、すごくいい感じになった!!
そして、先生がチェロパートをピアノで弾いて仕上げ。合奏した~(^-^)

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『学歴インフレ』脱却!?

2011年04月22日 | 中学生活
4/20の日経新聞で、「『学歴インフレ』脱却急げ 大学教育の高度化を 企業も採用での自制必要」という、ひとつの面の2/3くらいを占める大きな記事があった。

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大卒なら(高卒に比べて)「ちゃんとしたとこ」に就職しやすいというのは、昔は正しかったんだけど、大卒者の率が大幅に増えてしまった今はそうともいえない。難関大を出ていてやっと。というのが、「学歴インフレ」。

筆者が問題にしているのは、企業が求める「大卒」もしくは「○○大卒」というのが、決してその大学で学んだことの価値ではなくて、大学に合格できるという能力であるということ。つまり、企業が就職の条件にしているのは、企業に入ってから職業のノウハウを学んでモノにできる能力であって、大学などで既に学んでその人に見についているスキルではない。だから、高卒より大卒、大卒より院卒という「インフレ」にはならず、○○大学というラベルについての「インフレ」になる。

この状況はちっとも大学教育の充実には働かず、むしろ就職活動ばかり長期化して大学での勉強のほうは空虚になっていく。地震後の日本再生には優秀な人材がたくさん必要で、大学教育をからっぽにしとく余裕はないはずなのに。

ということで、「豊かな教養と専門性に裏打ちされた、組織や慣例に縛られない、賢明な判断力と建設的な批判力と果敢な行動力が、危機を乗り越えチャンスに変えるための重要な資質となる」のだから大学ではもっと学生に勉強させろ、というのが筆者の主張。そして「大学側の奮起とともに、個別利害を超えた企業の対応が求められる。」と結ばれている。

斜め読みすると、企業が昔より高い「ラベル」を求めていて(=学歴インフレ)、それが大学教育の空疎化を後押ししているみたいな印象を受けるけど、そんな根拠は、少なくともこの記事の中にはどこにもない。

この記事が引いている調査結果というのは、大学卒が少なかった(25%以下)ときには、大企業の正社員になるための条件として「大卒」はある程度有利だったのに比べて、大学卒が増えた(40%以上)現在では、「大卒」であるだけではほとんど効かず、選抜度の高い大学卒(*)の場合にようやく有利。という意味で「学歴インフレ」が進んでいるというもの。

でもこれって、昔よりも、猫も杓子も大学に行くようになったんで、ある程度の大学でなくては、最低限の「勤勉さと学習能力」の指標として使えなくなったというだけのことでは?? まさに、ラベルのほうが「インフレ」していることを考慮すると、別段、企業の求めるものが変化しているという証拠とはいえず、ぶっちゃけ同じくらいのことを求めているだけのように見える。

なんか、このオックスフォード大学教授は、「日本の大学生、もっと勉強せい!!」という、常日頃から言いたかったことを、「学歴インフレ」調査にかこつけて言っただけなんじゃないかな(^^;;

「勤勉さと学習能力」の指標に学歴が流用されるということが、今後も簡単になくなるとは別に思えないし、そこから「脱却(?)」したがる企業がいるとは思えない。そんなことより、学生が大学でもっと勉強するようになって、かつ、企業がそういう人材を活用できれば、それでよいわけだし、この教授先生も満足なのでは?? そのためには、大学で学ぶ内容が、企業や社会のニーズに合ってるかとか、そういう話が必要になると思うけど、この記事ではまったくそういう話に触れられてないのよね。

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(*) この調査でいう「選抜度の高い大学」というのは、「偏差値55以上」だそうだが、「オイ、どこの何の偏差値だよ」とつっこみたくなるのが当然のところ、それに何の言及もないところがまたなんとも。
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塾依存体質

2011年04月20日 | 中学生活
はりきって中一、中だるみ中二、そしてネジを巻きなおして中三…!?

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この場合、「はりきって」いたのは本人ではなく母だ。定期テストのたびに英語の勉強の仕方に口を挟み、暗記状況も口頭チェック、筆記チェック、あれこれてこ入れした結果は平均点より上。

そして中二。お互いもろもろの事情で「仲良く(もともと仲良くはないか…)勉強」なんてやってられなくなって本人任せになると、それはイコール、一夜漬けすらまともに行われないことを意味しており、範囲の問題集も真っ白。当然のことながら平均点割れ。

現在中三。中三になったこじろうは、なんとなく去年のこじろうと違うニューバージョン。一番熱心なのは部活、その次に友だちとの遊び、そのことに違いはないけれども、学校の課題を出すとか英語の勉強をするとかも多少視野に入ってきた模様。休み明け試験の英語も、平均点よりかなり上まで大回復。

これが本人の心がけだけで起きた変化ならまことにすばらしいが、そういうわけではなくて、結局、三月から英語単科で塾に行っている。塾の効果はたいへんすばらしく、英文法がわかるとかいう中身のことだけではなくて、勉強をするという態度も、将来のことを考えてというモチベーションも、あれだけ親があーのこーのいってもなんともならんかったのに、やっぱり餅は餅屋とか思ってしまう。

結局のところ、(よしぞうは違うと思うけど)私が自分の体験から塾大好きだし、こじろうも自分の成功体験から塾というものが好きな上に、塾に向く体質に育ってしまっているしで、塾なしで体勢を整えるのは難しかったのかなという、やや情けない結論。

公立中はタダだけれども、どうせ塾代はかかるんだし、それなら私立に入れて、中学の間くらいは塾なしで。と思う親は多いのではないかと想像する。「それなのに」なんで塾に行かせることになっちゃってるのか?? と。私は、事前にそういう話をさんざん聞いて、そうはいったって結局受験するなら塾に行きたくなるでしょ、などと思っていた。自分がそうだったし。でも進学校でなければ大丈夫では??

でも大丈夫じゃなかった。確かに、公立中よりずっとまともな授業内容が学校にあって、そういう意味では基礎学力くらい学校中心にまかなえそうなものだったが、あとは本人のやる気が問題だ。思い返してみると、私自身も決して中学のころに勉強のやる気なんて持ってはいなかったけど、こじろうとの違いは、性格(要領)の違い、それと英語をおもしろいと思っているかどうか、かな。

なにしろ、英語だけは日能研で教えてもらった部分の延長にない、自分であらためて勉強しないと話にならない科目だから、趣味として英語をついやってしまうタチかどうかは決定的な違いだ。

そして塾が学校と違うところはというと、なんといっても高校受験に向かう集団の中に身を置けること、「理屈くさく」英語を教えてくれる(こじろう談)こと、頻繁なテストで学力の「見える化」をしてくれること。それから、将来の職業適性を考えるチェックシートなんかも刺激があってよかったらしい。ほかにもあるのかもしれないけど、別に多くを語ってくれるわけじゃないからわからない(^^;;

けど、やっぱり塾っていいなぁ、楽しくて役に立つ、と思ってしまう、この母にしてこの子あり。
(英語単科が取れるのはこの夏まで。あとは総合のみになってしまうので、そこからは塾から離れてもやっていけるようにしないといけない)

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ご飯の段に入ってるのは、にんじんと大根のきんぴら。これけっこう好き。
今日は、こじろうが早く出たいとかいって、一個だけやや先行してスピードアップ作成。そうするとトータルの手間は増えるんだよね~手順が混乱するし(-_-;; 写真はよしぞうの弁当。こじろうの先行弁当はブロッコリーが間に合ってなくて、その分はチキンカツが入った茶色弁当。
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とことんパッヘルベルのカノンで!!

2011年04月18日 | バイオリン
パッヘルベルのカノンって、あの馴染みやすいメロディーとコード進行で、クラシックの中では有名度すんごく上位にランクインする曲だけど、これが意外と曲者。

   にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへ←合奏の楽しみ満載の名曲です

バイオリンのアンサンブルで集まって、予定の曲をなんだかんだやったあとに、誰かが「パッヘルベルのカノンやりたい~」なんてことを言い出すんだけど、これがなかなか、ちゃんと合ったためしがなくて。途中でなんだかカオスになって、崩壊するの(^^;;

それで、出来心でやっても合わないなら、とことんこの曲をテーマにすえて、合うまでやってみたらどう?? という企画「とことんパッヘルベルのカノンの会」が挙行されました。

この酔狂な企画に付き合ってくれたのは、以下のメンバーです。

きーちゃんさん、おんちゃんさんはいずれも、バイオリンおよび合奏のキャリアは中学時代からと長い。ただしブランクも長い、らしい。
ゆきさんは、バイオリン歴は二年ちょっとと、短いわりになかなかの腕前。ただし譜読みは苦手。
そしてアンダンテ、バイオリンは弾けないが合奏経験は長い。

さてこの面子でやってまいります…四人いますので、三人がバイオリンを弾いてひとり「抜け番」ができます。この人はピアノまたはバイオリンでベース音を弾く係ということになりました。

まずは、しのごの言わずに合わせてみますと、合いにくいところがわかってきました。三十二分音符になるところはまず、技術的に弾きづらいため、私あたりの危険ゾーンです。そこを抜けて急にゆっくりになると、こんどは数え間違い多発ゾーンです。特に、裏拍になるとこ。

でも、何回かやるうちにさすがに慣れてきますし、あと、抜け番があるのもおもしろいところです。

私かきーちゃんさんが抜け番になった場合は、ベース音に加えてピチカートの和音部分も弾くとか、おんちゃんさんはピアノではなくバイオリンで和音のところを弾くとか、そんなバリエーションもありましたけど、とにかく、単調な伴奏を弾きながらひたすらハーモニーを聞いてるうちに、つかめる部分もあるように思います。

ときどき、ゲシュタルト崩壊を起こして真っ白になりますけどね(^^;;

おんちゃんさんはこのカノンのベース「のみ」チェロが弾けるんだそうです。チェロ版だと、ピアノでおさえるよりもっと聞き栄えがすると思います。でも、ピアノだけでも、ないよりはいいですし、バイオリンも弾きやすいです。ピアノ経験のないゆきさんやおんちゃんさんも、ベース音だけなら、ピアノによる「アンサンブル参加」が余裕でできます。

合ってくると、周囲の弾き方や響きに耳を傾ける余裕もでてきて、ニュアンスとか、合わせようとしてみたり、「味」がでてきます。2ndを弾くと、1stとも3rdともからむので「おいしい」(おんちゃんさん談)というのがよくわかります。合奏の楽しみです。

最後二回分の録音をアップしました。

ラス前

ラスト

(それぞれ、誰がどこを弾いているかは想像におまかせします)

やっぱり、ひとり三役より、生です!! (^-^)

そしてこのあとは、お茶とお菓子、おしゃべり、それから初見デュオ大会。バッハのガボットは、「私が伴奏しますから~」と見栄をはったわりにあんまり弾けてなかったけど、でも楽しかった(^^)

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ごはんのところに点でついてるケチャップは、肉団子が菜ばしからつるっと落下した跡(笑)
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ブラームス現状録音…えっ来週本番!?

2011年04月17日 | ピアノ
いやっ、これ無理っしょ。

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今朝、録音してみてしみじみわかった事実。

現状録音はこちら。→ブラームスソナタop.5第二楽章Andante

ようやく、こんな曲かなというイメージがわいてきたところ。だいぶ練習したんですよね。バイオリンを犠牲にして。噛めば噛むほど味が出るスルメ状態で、とても弾いてておもしろい曲だと思う。聞いてておもしろいかどうかは知らない。少なくとも、つっかえつっかえ弾かれたら楽しくないだろうけど…

弾けてないところが随所にあり、特に最後のページはなんとかしないといけない。和音が頭に入ってなくて指もおっつかなくてどうにもつかめないので、かくなるうえは適当に音減らすとか(ブラームスさんごめんなさい)、練習するとか(間に合わない)…

でも、そういう細かいとこ(といってもそんなに細かくない)の話ではなくて、大問題が演奏時間。もともと、CDでも演奏時間11分とかあったりするんでばさばさ切っているんだけど、私の弾き方ではこれでも不十分らしい。

演奏時間指定は7分、現状録音は8分超。もちろん、音を探したりもたついてるところをカットできるのであればおさまるのかもしれないが、それはアリエナイのでまだもうちょっと切るしかない。でもどこを!? いちばん弾けてない最後のページ切っちゃえってわけにも…いかないよねぇ…(^^;;

でも、いまさらほかの曲に移ろうにも、ほかの曲はここんとこまったく弾いてないし、弾いてるうちにこの曲ますます好きになっちゃったんだもん。なんとかしてやりたいなー。どこ切ろう。。

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