ふみさんの日々雑感

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ロンドンのテロについて

2005-07-08 22:52:05 | Weblog
どうして、こういう悲しい事件が起こるのだろう。何の疑いも無く、いつものように電車・バスに乗った人たち。9・11の時も、昨日と同じように続く時間と、そして疑いも無く明日へと続いて行くだろうと思ってた時間が、突然に終わってしまった人たち。日本でも起こった地下鉄サリンのテロ。無差別に人々を殺して行く、彼らの卑劣さ。そして、これらの犯人は殺人者として追われ捕まれば極刑にされる。

でも、同じように無垢の人々が、女性・子供・老人・社会的弱者が、どれだけ多数殺されても、国家の正義の名において、起こされた戦争には裁かれるべき殺人者は、いない。あの独裁者のイラクで沢山の民衆が空襲を受けて、ピンポイント爆弾とか、クライスラー爆弾とか、なんとか爆弾とか、何とか作戦とかで、殺された。でも、彼ら彼女らを殺した犯人である殺人者は誰なのだろう。裁かれる人は・・・。TVに写っていた殺された子供達や女性達は、単なる死者という数でしかないのだろうか。足を無くし、親を無くし、子供を無くし、家を無くし、教育を無くし、文化を無くした人々は、誰にその償いを求めればいいのだろうか。瓦礫の中で泣き叫ぶ母親に抱かれて死んでいる赤ちゃんが、どんな悪事を働いたと言うのか。

神戸のあの事件の時、あるTVの番組で一高校生が「どうして人を殺してはいけないのですか」と質問した時、司会者もパネリスト達も一瞬固まってしまい、それには答えきれず次に行ってしまった。その後、その番組がそれについての検証の番組を作り、若者達と合宿をしながら話あったが、やっぱり明確な答えは出し切らなかった。

そのパネリストの一人の作家がその答えとして「ゴールドラッシュ」と言う小説を書いた。読んだけど私には、殺してはいけない理由が分からなかった。そして、あるノーベル賞の有名な作家が新聞で「そう言うことを言う事自体品がない(別の言葉だったかな)事だ」と。

何千年も昔から、もっと昔から人間は殺し合いをして来た。戦争という名で、宗教が違うから、領土がもっと欲しいから、権力が欲しいから、嫉妬心から、復讐心から、絶望から、憎しみから、愛しているから・・・いろんな名目で・・・

私は、まだまだ死にたくない。知りたい事、行って見たい所が一杯ある。そして、子供達の20年後30年後も見たい。自分自身が、どんな風に年を取っていくのか、どんな老後が待っているのかも、そこまで行ってみたい。そして、この莫大な借金を背負った日本に、どんな未来が待っているのか、人口が減って行く日本が、20年後30年後にどんな国家になっているのか知りたい。人類は宇宙に飛び出して行けるのか、月に火星に住む事が出来るようになるのか。又、海の中に住空間を作る事が出来るようになるのか知りたい。そして、世界は・・・地球は・・・知りたい。

ロンドンのテロや世界中で殺された人々も、きっと私のように死にたくはなかったはず。やりたい事、知りたいこと、行きたい所、日々の愛する人々との何気ない生活、喜び、幸せ、もちろん苦しみも悲しみも辛い事も、すべて含めてそれぞれの人生を誰にも奪う権利は絶対にない。

平時において、個人が人を殺せば自分も終わりである。でも、ごりごりの主義主張で、自分の命も爆弾の一つと考えているテロリスト達からの、テロ攻撃を防ぐのはどうしたらいいのだろう。日本は世界はそんな「人間の言葉」を持たないような彼らを、絶対に許してはならない。



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