ふみさんの日々雑感

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森進一の「おふくろさん」

2007-03-11 12:55:02 | Weblog
作詞家の著作権問題で大騒ぎになっている。確かに問題の歌を始めて聞いた時(一度だけだが)「おや!」と思った。作詞家が言うように何となくイメージが違う。無い方がいいのか、ある方がいいのかは、一度だけしか聞いてないので何とも言えない。

著作権の問題があるが、それでも作詞家がすべてというのも何となく違和感を感ずるは私だけ?歌は作詞家だけのものでも、作曲家だけのものでもないと思う。すばらしい歌い手がいてこそ、私達を感動させる一つの作品が出来上がるのではないかしら。出来上がった“歌”は私達ファンのものでもあるのではないだろうか。

「おふくろさん」は確かに名曲だ。この歌は森進一が歌ったからあれだけヒットし、そして長い年月を歌い継がれてきたのではないかしら。森進一には歌とイコールのドラマがあり、そしてあの独特の声と歌い方が大ヒットになったのではないかしら。

私も、高校を卒業して都会に働きに出、縁あって同じく田舎出の人と結婚し協力して子供達を育てた。寂しくて母が恋しくて枕を濡らした幾つもの夜があった。そんな時、森進一の「おふくろさん」は心の深くに感動の涙を誘った。

特別、彼のファンではないが、彼の歌は心に染みる。特に古賀政男メロディーの彼の歌声は、即、私の涙腺が反応する。

森進一はこの「おふくろさん」を本当に大事に大切にしていたのだろう。だからこそ、その心の思いをもっともっと込めたかったのだろう。彼の魂の一部であり、すべてであり、原点である「おふくろさん」は彼のものだったのだ。

そして、今、初めて「おふくろさん」は自分だけのものではなく、作詞家、作曲家、そして歌手が協力して作り上げた作品なのだと気が付いたのだ。私達も、それぞれの歌手の持ち歌は、彼・彼女のものと思い込んでいる。

でも、やっぱり、「おふくろさん」は森進一が歌ってこそ「おふくろさん」と思う。お互いに歩み寄って和解して欲しい。

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