ふみさんの日々雑感

生活の事、家族の事、大好きなサッカーの事・・・日々いろいろ

8日目は飛行機の中

2008-06-24 23:58:07 | 旅行
ホテル出発は朝11:30なので、朝食の後、ホテルの側の川沿いを散歩する。

朝は半袖ではちょっと寒いので、ショールを羽織って。太陽の光を受けて、家々が柔らかい色調で輝いている。

川を泳いでいる鴨に、おばあさんが餌をやっていた。見ていたら、私の持つカメラを見て、鴨の写真を撮れと言う。鴨の写真を撮って、言葉が話せたらなアと思いながら散歩を続けた。

今日は一日飛行機と待ちの時間。

厳重なチェックを受けたサンクトペテルブルクからモスクワに飛ぶ。そのチェックの時、ツアーの一組の夫婦がトランクを開けられた。奥さんが中身を出そうとしたら「触らないで」と言われ、ロシアの係員が二人がかりで、トランクの中に手を入れ、荷物を引っ掻き回した。奥さんが杖を分解して入れていたのが、ライフルか何かに見えたみたいだ。私達皆ホッとする。他にも杖を折りたたんで入れていた人もいたのだが。

モスクワでも、今度は機内持ち込みと人間がチェックされた。一人一人電話ボックスのようなものに裸足で入り、両手を上げて調べられた。

そして、長い長い東京への旅が始まる。飛行機はJALなので、ホッとする。添乗員さんが言うとおり、ロシアでは、本当にすべてが無愛想だった。でも、さすがは日本の飛行機。ニコヤカにサービスしてくれる。

飛行機の中はナカナカ眠れない。ウツラウツラとしては目が覚め、身体の向きを変えてみたり、ウツラウツラとして、又、目が覚めて・・・。

成田には予定通り、朝の8:20分には着いた。

疲れた。眠いけど、時差ぼけになるといけないので、昼寝はしないようにした。そして、留守にしていた家の中の片付けや、洗濯、旅行の荷物の整理などをノロノロと処理した。

今晩はグッスリと眠れるだろう。
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ロシア旅行のあれこれ

2008-06-24 16:45:59 | 旅行
ロシア語はまるっきり分からない。簡単な挨拶も、ナカナカ覚えられないし、発音が難しい。“スパシーバ”ありがとうだけは覚えて、良く使った。

国内線の飛行機。外面はペンキがはげていたり、錆があったり。前の座席が倒れたままなのでスチュワーデスさんに言ったら、一生懸命に起こそうとするが、ビクともしない。スチュワーデスさん「しょうが無いわね」と言うように肩をすくめて行ってしまった。テーブルが壊れて無い所も。荷物入れから、紐がぶら下がっていても、そのまま。離陸しようとしたら、荷物入れのふたが、ガタンと3箇所も開いたが、そのまま離陸。しかし、スチュワーデスさんが皆、美しい!

いろいろな色の、でも色彩が統一され、高さもそれぞれの建物で少しずつ違うが、全体で見れば建物が一区画、道路に面して全て繋がってる。同じ四階建てでも、隣は高かっり、低かったり。所々で、古い建物が修理されている。日本のように、直ぐに壊して、新しく建てたりはしない。どんなにぐずれかけていても、外面は元通りに復元し、中は今風にリフォームするそうだ。エカテリーナ宮殿もそうだけど、元通りに復元するという文化は凄い。たとえ、民間のアパートであっても。

当たり前の事だが、エレベータに“閉”のボタンは無い。日本人はエレベータに乗ると直ぐに“閉”のボタンを探す。モチロン、“開”のボタンはある。“閉”のボタンの隣に無印の赤いボタンがあった。「これかしら閉じるのは?」と押そうとしたおばさんがいたので「ダメ、押したら。閉じるのを待ちましょう」と。でも、どうしても日本人は、エレベータに乗ると“閉”のボタンを探して、指がウロウロする。可笑しい。

ロシアの観光地は、トイレや建物内部の写真撮影が有料の所が多い。土産屋さんもそうだけど、おつりをくれない所が多い。10ルーブルのトイレで50ルーブル出して、おつりは無いと言う。沢山の観光客がトイレを使うから無いわけでな無い。しょうがないから、仲間内で借りっこしたりしてトイレを使う。それに、どういうわけか、コインを嫌がる。10ルーブルをコインで払おうとすると、直ぐに手を出さないでイヤな顔をする。街中のスーパーやコンビニでは、高額紙幣でもおつりはくれるが、紙幣は機械でチェックしている。そんなに偽札が多いのか。

トイレの水洗のボタンが、何処でも同じ所にあり、同じようなボタンで分かりやすいのは助かる。その点、最近の日本は本当に困る事がある。レバーであったり、ボタンであったり、センサーに手をかざす事だったり、自動だったり。新しい斬新な商業施設などは、これでもかというような立派なトイレなのに、流す時に何も表示が無く、あれか、これかとウロウロする時がある。都会に始めて出て来た人や、目の不自由な人や、その他、障害のある人は、分かるのだろうか心配に思う事がある。昔の方がユニバーサルだった。

今、日本では政府が先頭に立って、メタボ対策を行っている。でも、ロシアに来て、日本のメタボって何?と思ってしまう。私達からすれば規格ハズレの胴回りの人ばかり。特に年配の人達のお腹の巨大さ!大らかに生きるのと、政府に締め付けられてストイックに生きるのと、どっちが幸せなのだろう。確か、上から痩せれと言われて、一生懸命にジョギングして死んだ人がいたはずだ。

ロシアの圧倒的な財力を見せ付けられた旅だった。目の眩むような文化的な蓄え。振り返って、日本国の蓄えはどうなのだろう。外国に誇れる、又は、外国観光客を呼べる文化財産とは?日本の地方の都市が、すべてミニ東京のように“開発”されて行く事はどうなのだろう。そして、美しい村や山の風景が、無粋な高速道路の高架の柱群で無残に壊されて行くのはどうなのだろう。雑木の、秋には美しい紅葉の山々が、金になるからと杉山に植林されて、一年中緑だけになっいくのはどうなのだろう。

外国の人に、日本の観光地を教えて下さいと言われたらと、あれこれ考えてしまった。サミットの時、エカテリーナ宮殿のテラスでお茶を飲んだ小泉さんは、何かを思ったのだろうか。

今回は、文化について考えた旅だった。






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