「100歳の少年と12通の手紙」 を見たいと思っていて、やっと娘と見て来た。
白血病で余命いくばくも無い10歳の少年。
どんなにいたずらしても 「ああ、君か」 としかってくれない。面白い事をしても大人は笑ってくれない。もう長くは生きられないと医者に聞かされたお母さんは、辛くてオスカーに会わないで帰ってしまった。
いつも明るかったオスカーは心を閉ざしてしまう。
口が悪くていつも怒っている宅配ピザ屋のローズ。「病院も病人も大嫌い」 と言うローザ。
本当は病人のオスカーの相手はしたくなかったが、医院長に毎日ピザを買うからと頼まれてオスカーの話し相手になる。
「12日しか来ないかよ」 と思わず言ってしまったローズに 「僕、そんない悪いの」 と。
それで、ローズは 「1日を10年と考えれば、100歳まで生きれるよ。そして、毎日、神様に手紙を書く事」と約束して、毎日病院に通う。
同じ病院で闘病生活をする少女に、10代後半に恋をし、20歳で恋の辛さを味わい、そして結婚をし、中年に浮気をして危機を向かえ、そして、少女は退院して別れの辛さを味わう。老人になって、身体の辛さを味わい、100歳の一生を終える。
ローズのお陰で、凝縮された人生を生き、神様に手紙を書く事で心が落ち着いて行く。そして、ローズもギスギスしていた自分の人生・生活・家族との関係が穏やかなものになって行く。
毎日、風船に付けられたオスカーの手紙は神様へと、天に昇って行く。
ラストに向かうにしたがい、あちこちの観客席からすすり泣きが聞こえる。
私も、涙が止まらなかった。
オスカーは、自分の気持ちを沢山、神様に聞いてもらえた。でも、私の姉は、自分の心を話す間もなく、逝ってしまった。まだ、話せる時に、もっともっと話を出来れば良かった。心残りに、鼻の奥がツーンとしてくる。
医者が、姉に末期癌での余命を伝えると言っていた日には、もう、眠った状態になってしまっていた。今年一杯だったはずなのに。
オスカーの手紙をくくりつけた風船が空に昇って行くのを見ながら、私も姉に手紙を書いて風船に運んでもらいたくなった。
白血病で余命いくばくも無い10歳の少年。
どんなにいたずらしても 「ああ、君か」 としかってくれない。面白い事をしても大人は笑ってくれない。もう長くは生きられないと医者に聞かされたお母さんは、辛くてオスカーに会わないで帰ってしまった。
いつも明るかったオスカーは心を閉ざしてしまう。
口が悪くていつも怒っている宅配ピザ屋のローズ。「病院も病人も大嫌い」 と言うローザ。
本当は病人のオスカーの相手はしたくなかったが、医院長に毎日ピザを買うからと頼まれてオスカーの話し相手になる。
「12日しか来ないかよ」 と思わず言ってしまったローズに 「僕、そんない悪いの」 と。
それで、ローズは 「1日を10年と考えれば、100歳まで生きれるよ。そして、毎日、神様に手紙を書く事」と約束して、毎日病院に通う。
同じ病院で闘病生活をする少女に、10代後半に恋をし、20歳で恋の辛さを味わい、そして結婚をし、中年に浮気をして危機を向かえ、そして、少女は退院して別れの辛さを味わう。老人になって、身体の辛さを味わい、100歳の一生を終える。
ローズのお陰で、凝縮された人生を生き、神様に手紙を書く事で心が落ち着いて行く。そして、ローズもギスギスしていた自分の人生・生活・家族との関係が穏やかなものになって行く。
毎日、風船に付けられたオスカーの手紙は神様へと、天に昇って行く。
ラストに向かうにしたがい、あちこちの観客席からすすり泣きが聞こえる。
私も、涙が止まらなかった。
オスカーは、自分の気持ちを沢山、神様に聞いてもらえた。でも、私の姉は、自分の心を話す間もなく、逝ってしまった。まだ、話せる時に、もっともっと話を出来れば良かった。心残りに、鼻の奥がツーンとしてくる。
医者が、姉に末期癌での余命を伝えると言っていた日には、もう、眠った状態になってしまっていた。今年一杯だったはずなのに。
オスカーの手紙をくくりつけた風船が空に昇って行くのを見ながら、私も姉に手紙を書いて風船に運んでもらいたくなった。