いつものように、いつもの場所に席を取る。
友人が、今年2回目の観戦に来る。
招待券でしか来なかった友人が、去年から切符を買って時々観戦に来るようになった。
そして東京のファンになってくれた。いろいろとグッズも買って行く。
でも、土曜日にも仕事があるので、たまにしか来れないと言う。東京のファンになってくれただけでいい。
「夫を誘ったけど、弱いから行かないだって」っと笑っていた。
確かに、今の東京は、試合を見に来て、と誘い辛い。入場者数も悲しいくらい少ない。
たとえ東京がどんな状態だろうと、私達仲間は、味スタに集まり応援をする。
いつかは、楽しいサッカーを応援出来るようになるだろうから。
そして、昨日は、今年(?)一番、面白かった。
友人に、「湘南は良く走るチーム。油断できないよ」と言った。
でも、東京もよく走っていた。
ディエゴは、意外と足が速く、前線で強力にディフェンスしていて感動。
去年の東は、多分、ラインを割るだろうとボールを追わなかった事が多々あったが、昨日は、全力で走り、ボールを追っていた。友達と、「東が変わった、いいね」と話す。
岡崎慎も良かった。ゴール前で両方がゴチャゴチャしたシーンで、やっと奪ったボールを簡単にクリアしないで、味方にちゃんと繋げたのに、友達と拍手。結構、落ち着いてさばいていた。
友達に言わせると、「勝者のメンタリティーだね」との事。確かに、ユースで激しい戦いを制して優勝しているし。
太田よりも小川のCKの方が、私には可能性を感じた。
太田は、ニアに蹴る事が多い。そして簡単にクリアされる。
小川は、ファーに蹴る事が多い。そして、それを受けた選手が中に折り返し、何回か入りそうになった。それに、スピードがあったいい。
ディエゴが見事なゴールを決めて、スタジアム中が立ち上がって万歳をした。それこそ、バックスタンドもメインスタンドも。こんな瞬間をどんなに待っていた事か。最高。
もう1点欲しかったが、でも、失点はしないだろうと、思われるほど、誰もが走ってディフェンスしていた。でも、1点を守るのではなく、もう1点をと、誰もがボールを前に運ぼうとしている。
見ていて、本当に面白かった。
終わり近くに、目の前の相手キーパーへのバックパスに、そのボールへと高萩が必死に走って来た。
「あれ、高萩、なんか走れてないよ。疲れているのかな」 足が前に出ない、でも、ボールを追わなければと必死に走っているように感じた。
そして、監督もそう思ったのだろう、直ぐにヨネちゃんと交代。
タイムアップの笛と同時に、「眠らない街」が。歌詞を忘れそうなほど、味スタで歌ってなかった。
やっぱり、勝つのは最高。
帰りの駅に向かう人達の楽しそうな雰囲気がいい。私達も楽しそうに話しながら駅へと歩く。
あとは、ケイマンのシュートが枠に行けばいいかな。あれだけシュートチャンスがあるんだから。
去年は、この1点を何とか守って、と必死だったが、昨日は守りきるからもう1点を、とのゲームに見えた。
リーグはお休みになるが、ルヴァンカップもJ3もある。
ガンバレ!! トーキョー!!
ドロンパにシャーを教えてもらって。