晴天の日、風が吹いて冷たい朝。
無性に南山に行きたくなった。
笹刈りの支度をして出かけた。
お正月で、家からあまり出なくて、テレビを見て食べての身には、シイタケ山の登りはキツイ。
時々休みながら登ったら、可愛い子供たちの声がした。
近くの保育園の子供たちがお散歩に登って来ていた。
2~3才くらいの可愛い子供たちが、保育士さん達と平な道で遊んでいた。
保育園でお手伝いをしている私は、直ぐに子供達に話しかける。
人懐こい子供たちは寄って来て、いろいろと話してくる。
話を聞いて、皆とハイタッチをして別れる。
もっと大きい子は、もっと先の山の遊び場まで行くが、あの子たちはあそこまでだろう。
保育園児は、本当に元気だ。雨が降らない限り寒くても暑くてもお散歩している。
今にも降りそうな天気で出かけて、帰りにパラパラと降られても楽しそうに歩いている園児達に会った事もある。
出かけた時に、そんな園児たちのお散歩に会うと、私は元気になり園児たちにバイバイをする。
お正月で体が重かった私は、子ども達に元気をもらい笹刈りに励んだ。
作業をしながら、暮れからお正月を振り返った。
娘の家族と息子と一緒に、いつものように大晦日を過ごした。
今年は初めてテレビを消して、一年生になった孫のゆうなの為に皆でゲームをして過ごした。
鬼滅のドンジャラを持って来たのでそれをし、鬼滅のビンゴをしたり。
ババ抜きをしたいというので、トランプを持って来てババ抜きをした。
5人もいると、ババ抜きも盛り上がる。
みんなでゲームをして、本当に楽しかったみたいで満足してゆなは帰って行った。大人になったなと思う。
お正月も明けて息子も帰って行き、また一人の日常が戻って来た。
お茶をいれてゆったりと、録画していた紅白歌合戦を見た。
そして、強烈な印象を受けた“まふまふ”さん。
始め女性かしら、と思ったけどコメントを聞いて男性かと思った。
歌い方、声、バックに流れる仮想空間のような歌詞の文字の流れ。
巻き戻して、聞き直し、パソコンのユーチューブで彼の歌をずっと聞いた。
凄いの一言。
作業しなたら、帰ったらもう一度、紅白の録画のまふまふさんを聞いてみよう。
今回の紅白は、私は良かったなと思う。
コロナの功名かなと思うが、へんなお笑いや、じゃまなトークがなく、じっくりと歌の世界を聞かせる歌い手さんが多かったと思う。
そんなことを思いながら、作業をした。
寒いと思っていたけど、林の中は暖かい。
斜めに傾いた冬の太陽を浴びながら作業していると、暑くなって来て一枚、二枚と上着を脱いでいった。
あっという間にお昼になり、山を下りながら、来週も暇を見つけて来ようかなと思う。
私が一人で笹刈りするのが楽しいと言うと、仲間はみんな笑う。
春になるのが待ち遠しいヤマザクラの木々。
青空に刺さるような葉を落とした木々。