家に帰って来て、日常の家事をいていると、姉がいなくなったのがウソのような気がする。姉は安城でいつものように元気に走る回っているような気がする。
みんな、夢だったような気がする。
葬儀は姉と生前に二人で“こんな葬式がイイね”と、よく話していた。
姉の息子と姉の夫と葬儀屋さんに行って、そんな事を話しながら諸々の手続きをした。
葬儀は姉の希望通りに、家族だけでとり行う事にした。近所の人や友達も呼ばないでと。それは私も一緒。死んだ顔を見られたくないから。そして、諸々な事に煩わされずに、家族だけに見送って欲しいから。
花の大好きだった姉の為に、祭壇は花だけを一杯に飾った。戒名も無しの慣れ親しんだ普段の名前で。
一つ一つ、姉ならこうするね、母ならこれを選ぶな、と話しながら決めて行った。
知らない人は誰もいない25人の家族、近しい人だけのこじんまりとした葬儀は、祭壇の花一杯の中に、花のように微笑む姉の写真が飾られ、思う存分に悲しみに浸れた。
姉の長男の小学校2年生の二男が、どうしょうもなく泣き崩れていた。「ばーばと別れるのはイヤだ。サヨナラしない」 と、地団太踏んで泣き叫んでいた。「なおきくん、今日はどんなに泣いてもいいのよ。おばちゃんと一緒に泣こうね」 と、私も泣いた。
娘が 「姉ちゃん(娘はおばさんの事をそう呼ぶ)の化粧が自然で素敵だね。」 と言った。確かに、ピンク系の口紅が微笑んでいるような表情に見せていた。「マニキュアを塗ってあげると言っていたのに、出来なかったね。」 と言うので 「私の時はお願いね」 と、又、涙。
田舎から出て来たいとこが、「こんなお葬式は初めて。でも、いいお葬式だったね。はっちゃんらしいね」 としみじみと言った。
お坊さんが最後に、しみじみと語ってくださった言葉の数々が、泣きつかれた心に温かくしみ込んでいった。そして、姉がいなくなった事を、受け入れて行かなければと思えるようになって行った。
姉の分も一生懸命に生きて行かなければと、妹達とお互いを抱きしめた。
まだまだ早すぎる。まだまだ一緒に一杯話がしたかった。まだまだ、いろんな所に一緒に行きたかった。
そっちには当分、行けないけど、あなたの子供達を見守っていてね。
みんな、夢だったような気がする。
葬儀は姉と生前に二人で“こんな葬式がイイね”と、よく話していた。
姉の息子と姉の夫と葬儀屋さんに行って、そんな事を話しながら諸々の手続きをした。
葬儀は姉の希望通りに、家族だけでとり行う事にした。近所の人や友達も呼ばないでと。それは私も一緒。死んだ顔を見られたくないから。そして、諸々な事に煩わされずに、家族だけに見送って欲しいから。
花の大好きだった姉の為に、祭壇は花だけを一杯に飾った。戒名も無しの慣れ親しんだ普段の名前で。
一つ一つ、姉ならこうするね、母ならこれを選ぶな、と話しながら決めて行った。
知らない人は誰もいない25人の家族、近しい人だけのこじんまりとした葬儀は、祭壇の花一杯の中に、花のように微笑む姉の写真が飾られ、思う存分に悲しみに浸れた。
姉の長男の小学校2年生の二男が、どうしょうもなく泣き崩れていた。「ばーばと別れるのはイヤだ。サヨナラしない」 と、地団太踏んで泣き叫んでいた。「なおきくん、今日はどんなに泣いてもいいのよ。おばちゃんと一緒に泣こうね」 と、私も泣いた。
娘が 「姉ちゃん(娘はおばさんの事をそう呼ぶ)の化粧が自然で素敵だね。」 と言った。確かに、ピンク系の口紅が微笑んでいるような表情に見せていた。「マニキュアを塗ってあげると言っていたのに、出来なかったね。」 と言うので 「私の時はお願いね」 と、又、涙。
田舎から出て来たいとこが、「こんなお葬式は初めて。でも、いいお葬式だったね。はっちゃんらしいね」 としみじみと言った。
お坊さんが最後に、しみじみと語ってくださった言葉の数々が、泣きつかれた心に温かくしみ込んでいった。そして、姉がいなくなった事を、受け入れて行かなければと思えるようになって行った。
姉の分も一生懸命に生きて行かなければと、妹達とお互いを抱きしめた。
まだまだ早すぎる。まだまだ一緒に一杯話がしたかった。まだまだ、いろんな所に一緒に行きたかった。
そっちには当分、行けないけど、あなたの子供達を見守っていてね。
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