ふみさんの日々雑感

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子供手当について

2009-09-17 20:35:20 | Weblog
民主党の配偶者控除を廃止して、子供手当支給についてのアンケート等の集計によると、反対意見が多い。もちろん、賛成の人もいるが。私は、前々からこうなったらいいなと思っていたし、友達や若い働くお母さん達にも言っていた。でも、余り反応は無かった。

私がそう思うようになった原点は、私の子供の幼稚園の時にある。

昔、私が若い頃は女性はちょっとOL(昔はBGと言っていた)をして、結婚して退職する。結婚しなくても、25歳くらいになると、上司が見合いの話を持って来る。それが、当たり前の時代だったし、私もそんなもんだと思っていた。

東京にいた時、幼稚園はほとんどサラリーマンの子供達だった。だから、低納税者への補助を受けている人は聞こえて来なかった。

大阪へ転勤し、入れた私立幼稚園ではサラリーマンと地元で商売をいている人と半々くらいだった。モチロン、私達サラリーマンの家庭には補助は出ない。ところがお店や造り酒屋(多々あった)の家には補助がでる。羨ましいほど広大な敷地に大きな家が建ち、何台も車を持ち、豊かそうに暮らしている家の子供に補助が出る。それを当然のように話す地元の人達。倹約、倹約で暮らしている私は、どうして差別されるのと違和感を感じた。

幼稚園、小学校、中学、高校とPTAに関係して感じたのは、今度は男女の差別。学校に関わる事は全て母親が主になって行っているのに、提出する全ての書類に父親の名前を書く。私は、どうしてと思った。それで、私が責任を持って関わる事には私の名前を書き、印を押し提出した。別に、それで不都合は無かったが。

そして、パート勤め。東京に転勤して来て、今度は銀行のパートの仕事。ここで感じたのは、同じ仕事をしているのに時間給の眩暈がするほどの差!時は、バブル真っ最中の頃。新入行員でもビックリするほどのボーナスを貰う。そして、グングンと上がる給料。

私達パートは自給が10円上がるのがやっと。そして、年収百万未満しか働けない。仕事が面白かったから、もっと仕事がしたかった。その頃は、パートは主婦の仕事だった。あなた達は扶養されているのだから、扶養手当を与えているのだから、時給を上げたら困るでしょう、と言われる。

でも、私は納得がいかなかった。それで、別の会社で正社員として働く事にした。

でも、結局、女である事、主婦である事の差別は無くならない。同じ事務仕事なら、事務処理能力は女性の方が圧倒的にあるのに。私だけでなく、女性の同僚も娘もそう言っていた。でも、そんな事は関係ないのだ。女だから、主婦だから、給料はそんなものと言われる。

そして、定年で辞める時、年収は50歳くらいの男性とは3倍強の差が開いていた。だから、差別は年金にも関わってくる。仕事は面白かったが、悔しい思いは一杯あった。

配偶者控除、扶養控除がある限り、企業は安い賃金で主婦という労働者を雇えた。でも、社会情勢が変わり、それは派遣と言う名の都合のいい労働者を多数、生み出して行った。

会社勤めをしている時、高級取りの上司の奥さんは、ゴルフ三昧、高級ホテルのランチ三昧、海外旅行三昧。そして、3号保険で、払わなくても将来年金がもらえる。まだ、安い給料の若いお父さんは、子供にお金がかかるから、こづかいが少ないと立ち食いうどん。

だから、前々から配偶者控除を無くして、その分で子供手当を出したらと思っていた。

どういう人生を選ぼうと、それは自己責任(自民党の人が良く使った言葉)だと思う。そこに、差別と感ずるシステムを持ち込んで欲しくない。

でも、子供達は私達の未来。金持ちに生まれようと、貧乏な家庭に生まれようと、彼らの未来には溢れる希望を与えて欲しい。





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