この日も、朝寝坊。
こんなに遅くまで眠れるなんて、感激。
家にいると、どんなに遅く寝ても、6時半頃には目が覚める。
午前中は、地下鉄で水族館へ。
水族館は、だいたいどこも同じだが、水族館大好きの私には楽しい。
日本でも、サッカーでアウェイ遠征に行くと、水族館に行く事がある。
日本の水族館は、どこに行っても綺麗で楽しい。
娘と東京遠征に付いてスペインに行った時にも、水族館に行って床に座って魚たちを眺めたっけ。
でも、今までで、最低だったのは北京の水族館。
汚くて、ガラスも曇っているし、全部見ないで途中で出ちゃった。本当に「金返せー」のレベルだった。
あれから、何年も立っているので、良くなったかな・・・。
私に似てゆうなも水族館が大好き。涼しくなったら、池袋の空飛ぶペンギンを見に行く約束をしている。
電車で海を渡るのに行列し、水族館のチケットを買うのに行列、入るのに行列している。
誰も並んでいない入り口があり、「ちょっと、聞いてみよう」と係員にチケット見せて聞いていたら、ゆうなをチロッと見て入れてくれた。「えっ、いいの?」
中に入って後ろを振り向いても、誰も入って来ない。「なんだろう?謎」
中は、けっこう広かった。
水族館は、いつ行ってもいい。
クラゲはいないのかな、とキョロキョロしていたら、ゆうなが
「ふーちゃん、ふーちゃんの大好きなクラゲいるよ」と教えてくれた。
クラゲっていいな。
だいたい見終わって、「お腹空いたから出よう」 と外に出たら、何と入り口に大行列。チケット売り場も大行列。
私達が入った所は、閉まっていて人もいない。何だったんだろう。
電車に乗って戻り、人でごった返していたフードコートで食事をした。席を確保するのは大変だったけど、何とか四人分を確保。
ゆうなと席の番をして、娘たちが食べるものを買いに行った。何を頼んでいいのか分からないからお任せ。
ゆうなが食べれる麺とチャーハンは定番。
麺大好きなゆうなは、「美味しい」と食べる。
また、地下鉄に乗ってホテルに帰る。ホテルの地下が地下鉄の駅なので助かる。
部屋に入ると、「プール行く」と置いてあった浮き輪を持つ。
また、お父さんはゆうなに付き合ってプールへ。
私と娘は昼寝。極楽、極楽。
夜は、上ちゃん(娘婿)のお友達と待ち合わせ。
そのホテルまでタクシーで行く。
上ちゃんが、助手席で運転手と英語で話している。笑いながら。
後で何を話していたのか聞いたら、「訛りが酷くてよく分からなかった。」娘と「本当に訛りが酷かったね」と。
上ちゃんの友達は、シンガポールのプロサッカーチームの監督をやっている。
地元の高校生の時に一緒にサッカーをやっていて、上ちゃんは横浜に出て、彼は、地元の長野パルセイロの選手になった。その後、そこを止めて・・・今はシンガポールでサッカーチームの監督をしている。
「シンガポールのサッカーは日本と比べてどうですか?」
「へったくそだよ。時々、頭に来て、日本語でどなっている。それに、様々な人種と、様々な宗教があって、それが大変。特にラマダンの時がね」
小学生の息子さんは、学校に行く時にスクールバスではなく、バスで通学させているそうだ。早く、地元に慣れて逞しく育って欲しいからだそうだ。
夕暮れ時を水辺のレストラン街を散策しながら、何が食べたいかと聞かれた。でも、わからないからお任せ。
そして、入って食べたのが、“チリクラブ”
大きなカニを真っ赤に煮込んだ料理。私達だけなら絶対に食べれなかっただろう。
私は辛いのが苦手なので、辛くないのを頼んだくれた。
そして、ゆうながたべれるようにチャーハン。
両手を真っ赤にしながら、バリバリと手と専用鋏で食べる。時々、ボールの水で手を洗いながら。
以外に美味しかった。ちょっと変わったパンでスープを味わう。
チャーハンも美味しかった。日本で食べるチャーハンと同じ味だった。
いろんな話をし、私がおっちょこちょいで旅先でよく失敗する話をしたら、「会った時、そんな感じがしました」と言われ、皆で大笑いした。
ゆうなは疲れたのか、コックリコックリしていた。
帰りもタクシーでホテルに帰り、明日、早朝に帰るので荷造りをした。
早朝、閑散とした空港で手続していると、暇そうな係員達が何となく何人か集まって来て、ゆうなに話しかけ、ゆうなが持っているヌイグルミと一緒に遊んでいる。
「かわいい」と言いながら。
しかし、どこの国の人達なんだろう。
男性達も女性達も、多分、同じ人種なんだろう、肌は黒く、体格が顔も肩も胴体もビックリするくらい巨大に膨らんでいる。
彼らから見たら、私達日本人は、細くて白くて、弱っちょく見えるんだろうな。ゆうななんて、小さくてニッコリしていたらお人形さんに見えるのだろう。
別れる時に、みんながバイバイと手を振ってくれた。
日本に入国する時に、最近導入されえた顔認証システムを通りたかったが、ゆうながいるので、誰も並んでいない係員がいるブースに案内された。
帰りは、娘たちは調布でバスを降り、私は稲城までバスに揺られ、楽しかった旅は終わった。
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