都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

神田神保町3丁目

2007-04-09 | 千代田区 

東京新旧写真比較(1981/2007) No.6 千代田区神田神保町3-5付近

現場に行ってみたら、当時の建物は一棟も残っていなかった。

Photo 1981(ノーマル時)、Photo 2007.1.27(マウスオン

 1981年の写真を見たとき、すぐに靖国通り沿いの神保町のあたりだなとは思った。大学のある高田馬場から神保町へ行くときに、東西線を九段下で下車して靖国通りを歩いていくことが多かったので、なんとなくこれらの建物は記憶があった。

 ただ、中央の「ペンギン書房」という目立つ建物についてはあまり記憶がなかった。どこかの本で見た記憶はあるのだが、実際に間近で見た記憶がない。私がちょこちょここの界隈を訪れるようになった頃には、あるいは既に無くなっていたのかもしれない。

 とにかく、現場に行けば周辺の建物が一つぐらいは残っているだろうと思って行ってみたら甘かった。全部建て替わっちゃって、一つも残ってないじゃないか・・・。

 縮小した画像では分かりにくいが、1981年の写真で、左後方奥に都ビルという建物が見えている。比較的新しい建物なので、これはさすがに残っていた。だが、靖国通り沿いに大きな建物が建ってしまったので、このビルも通りからは見えなくなっていた。そんなわけで、撮影位置に関する詳細な手掛かりは全くなし。右方のレストラン天地の建物は最近まであったらしく、現在の写真で見ると、そこだけビルで囲まれた空き地になっている。あとは左端の信号ぐらいだろうか。

 四半世紀で街並みがまるごとひとつ無くなってしまうのだから、全く参ってしまうなぁ。

#東京新旧写真比較 千代田区  #失われた建物 千代田区  #看板建築 
コメント (6)
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