都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

清久寺門前長屋

2010-04-28 | 港区   
清久寺門前長屋
所在地:港区三田4-11-8
構造・階数:木・2
建設年代:戦前
備考  :上写真の通り沿いの一棟は現存
Photo 1994.6.17

 三田4丁目寺町の中にある清久寺の門前(寺院西側)にある長屋。寺院裏に隣接した場所に2階建て長屋が3棟建っていて、裏側は寺の墓地である。十数年前までは奥の方の長屋にも居住者がいたが、徐々に空き家が増えて建物も解体され、現在は通り沿いの1棟のみになっている。

Photo 1994.11.20

 墓地に近い奥の一棟は早くから無人化していて、窓も破れ、屋根も壊れた廃屋となっていた。数年訪れないうちにこの建物は解体され、墓地が拡張されていた。

Photo 1994.11.20 (手前の一棟は現存)

 もともと同寺の境内地だった場所で、近代以降?、門前長屋として賃貸されたようだ。現在の所有関係は不明だが、一棟の跡地が墓地になったところをみると、今でも長屋は賃貸なのかもしれない。近年は都心の墓地が人気で、長屋やアパート経営をするより、墓地にした方が確実に儲かるらしい。従ってこのような門前長屋は建て替えられることなく、墓地に姿を変えている。

Tokyo Lost Architecture  
#失われた建物 港区  #古い建物 港区 #長屋 
コメント
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