
三井倉庫関東支社深川事業所
所在地:江東区佐賀2-9
建設年:?
構造 :RC+木
解体年:2006〜09(平成18〜21)
備考 :新倉庫に建て替え
Photo 2006.9.9
大手会社の倉庫も最近まではこんな普請だった。扱っているものによってはこういう建物でも良かったのかもしれないが、都心に近い場所のわりにのんびりした風景だった気がする。数年前までは江東区界隈にはこのようなタイプの倉庫が意外に多かったが、その後、急速に建て替えが進み、最近はビル型の高機能な倉庫が多くなったようだ。

倉庫建物間の通路の様子。
Photo 2002.11.6
倉庫の建物本体はRCでちゃんと耐火建築だったが、倉庫の間には木製トラスの屋根が掛けられていた。薄暗い屋根の下で、フォークリフトが荷物を移動している光景が記憶に残る。
2022.12.21追記
1936年発行の火災保険特殊地図では、東神倉庫と記されており、西側(上写真の手前側)に富一〜七号の7棟、東側(上写真 奥の側) に計8棟が描かれている。また『東京都全住宅案内図帳 江東区北部』(1962年?)では、西側が三井倉庫株式会社東京支店深川倉庫で、東側は帝国倉庫運輸株式会社の倉庫となっていた。東神倉庫も帝国倉庫運輸も三井系の会社のようで、現在は全ての建物・敷地をまとめるかたちで新しい倉庫が建てられている。
Tokyo Lost Architecture
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