カトリック清水教会
所在地:静岡市清水区岡町1
構造 :木
階数 :2F、塔屋付
建設年:1935(昭和10)
Photo 2019.1.7
入口で靴を脱いで中に入ってビックリ。全体は板張りで身廊部分には畳が敷いてあった。ステンドグラスはシンプルだがモダンできれい。
入口近くと両サイドの側廊部分は板敷き。中央の身廊部分は畳敷き。こういう教会が、生まれ育った街の隣町にあるとは知らなかった!
板張りの側廊と畳敷きの身廊部分の境目はやや妙なことになっている。柱の下に畳が入り込んでいて、柱が畳を噛んだような感じになっている。
前方から入口方向
木造だとすると、カーブしたゴシックアーチと天井の曲面をなんとか創りだしているあたりも面白い。
入口上部のステンドグラス
ちょっと和風な内部にも合ったシンプルなデザイン。
側面のステンドグラスも幾何学的デザインで、窓毎に色を替えただけ。でもそれが逆にモダンでもある。
側廊
複雑な装飾はないが比較的明るい室内。
ところどころ透明ガラスが嵌っているのは、割れたりして差し替えたからだろうか。
カトリック清水教会の設立と教会堂の建設に携わったのは、フランス人のドラエ神父という方だそうで、同神父は静岡市葵区谷津にあった静岡カトリック教会 谷津巡回教会堂の建設にも関わったのだという。谷津教会も内部は畳敷きだった。同神父は当時の日本人の生活習慣に合わせて内部デザインの仕様を考えたのかもしれない。
貴重な戦争史跡でもあるカトリック清水教会、取り壊しに | クリスチャンプレス
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