ぽてと倶楽部

じゃがいも伝来の地 『長崎』
雲仙普賢岳の裾野に広がるじゃがいも畑。
ここ愛野町は北海道に次ぐ「ポテト王国」です。

田植えの前に行うこと

2012-06-17 | 米づくり(にこまる)
きのうはまるで海のようになっていた田んぼは、
水が引いて平穏状態に戻っていた。

田植えの前は必ず代掻き作業を行いますが、
その前に必要なことは田んぼに水を溜めることです。

この水を田んぼに溜めるためには、
地上の排水口を堰板で塞ぐと同時に、
暗渠排水口の蓋を閉めることが重要なんです。

広い田んぼをお風呂に例えるならば、
お湯を溜める前にまずバスタブの栓をするのと同じなんです。









きのうの雨前に暗渠排水口を閉めていましたので、
表面上は水が引いたように見えても土の中は水が飽和状態なんです。

今度は少し雨が降ってくれるか、用水を少し入れてやることで
田んぼには直ぐに水が溜まり代掻き作業は可能になります。

次にこの暗渠排水口の蓋を開けるのは稲刈り前で、
水を抜き田んぼの土を乾燥させることで、
コンバイン等の機械がぬかるむことがなくなります。

つまり、来年まで冬の間は“乾田”にするということにもなり、
麦、玉ねぎ、馬鈴しょ等の裏作の栽培が可能になります。



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