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'07/04/05の朝刊記事から
余震いまだM5級 深刻な食糧不足
ソロモン諸島
【ギゾ(ソロモン諸島)4日共同】地震で大きな被害の出た南太平洋ソロモン諸島では4日もマグニチュード(M)5を超える大きな余震が続く一方、下痢などの症状を訴える被災者も出始め、救援物資の不足が深刻化し始めている。
AP通信によると、同諸島政府当局者は、食糧不足が数日内に極めて深刻化する恐れがあると語った。
米地質調査所(USGS)によると、4日夕、M6.2の余震が発生するなど同日もM5を越える余震が相次いだ。
余震のたびに住民が悲鳴を上げて逃げ惑い、丘に駆け登っている。
救援作業にあたる国際赤十字職員はAPに「住民は再び海が盛り上がるのをとても恐れている。みんな心的外傷が残っている」と語った。
同通信によると、ソロモン諸島では住民数千人が今も避難生活を送る。
余震による倒壊や津波を恐れて、屋外で夜を過ごす被災者も多く、特に子供が体調を崩しており、国際赤十字は「飲み水の供給が急務」としている。
最も大きな被害を受けたと見られる西部ギゾ島には3日、緊急支援物資を積んだ同諸島政府の船が到着。
ただ、政府スポークスマンは島の中心都市ギゾや周辺の町には「配給できる食糧がない」と、食糧不足が深刻化する懸念を訴えた。