「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

                  ジャワのホテルの朝食

2012-11-22 07:43:58 | Weblog

インドネシアのホテルは一般的に朝食はバイキング方式である。料金によって内容は違うが、インドネシア方式は主食は白いご飯と焼き飯それにお粥である。お粥にはネギの刻んだものかニンニク、油揚げみたいなものといったトッピングが添えられいる。おかずの定番は卵料理である。高級ホテルでは卵の料理人がいて、客の注文に応じて料理する。ちなみに目玉焼きはマタサピ(牛の目)という。料理に必ずあるのはトリのから揚げだ。昔は地鶏を使っていたが、今は安いホテルではブロイラーを使っているという。それに必ずあるのは大豆の発酵食品のテンペである。果物はパパイアとスイカ、メロンを小切れにしたものが多い。飲み物はコーヒとお茶をどちらでも選択できる。最後の写真はsotoといったスープである。

        杖をつきつき80老の海外独り旅(8) 旅を終えて

2012-11-22 06:23:33 | Weblog
中部ジャワの旅にはトータルでインドネシア在住30年というSさんが先達として同行してくれた。言葉の面もさることながら最近のインドネシア事情に詳しいので勉強になった。僕は1966年以来、長期滞在を含めて30回近くは旅しているが、大概は2週間とか3週間の滞在だから、所詮、旅人の目での観察である。今回もシンガポールを含めて8泊9日の短い旅行での印象にすぎない。

インドネシア旅行は昨年についで2回目だが、旅人の目にもこの国がここ数年、着実に経済発展を遂げているように映る。今回は首都ジャカルタを離れた中部ジャワの旅だったが、どこのホテルも現地の人で一杯、ソロ市ではサッカー試合があるとの理由から予約がとれなかった、テマングンでは、折からの結婚シーズンもあって部屋は参加者で埋まっていた。ホテル代は日本円にして3千円位だが、現地の人の収入からみれば大金である。

車でソロからテマングンまで山の中の道を2時間走ったが、標高1,500㍍の小さな町にもモダンなミニスーパーが出現しているのに驚いた。インドネシアには昔から伝統的なToko serba serbi(よろず屋)があったが、ミニスーパーはそれに変るもので、生鮮食料品から日常雑貨まで扱い、燃料のプロパンガスや飲料水の配達までしている。

こんな山の中の小さな町にも韓国の繊維企業が進出してきていた。先達のSさんによると、日本人の半分ぐらいの給料でも韓国の若い人は辺鄙な場所にも働きにやってくるそうだ。かってソロの町にも日本の企業があり、日本食のレストランもあったが、今は撤退しかわって韓国の高級料理店が進出している。昨年の旅でも韓国企業のインドネシア進出に触れたが、日本人にはないエネルギーを今回の旅でも感じた。

ジャカルタ長期滞在の日本人の数が、やっと1万人台に復活、増えているようだが、Sさんによれば日本クラブは依然、大企業中心の組織のようである。日本から中小企業が出かけて商売したくとも、その受け皿がないという苦情もある。大企業の若い駐在員がコンドミニアムに住み、雇い人を使いながら休日にはゴルフ三昧という生活ははもうバブル時代の残滓のように思うがどうだろうか。(写真は標高1500㍍の小さな町のミニスーパー)