「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

           政党乱立 描けない将来の政治展望

2012-11-23 06:48:25 | Weblog
僕が南の国を10日近く旅行している間に世界は大きく動いていた。11月7日には米国のオバマ大統領が再選され、中国では習近平が胡錦涛の後継者に選ばれた。わが国の政治舞台もようやく回り始めたが、政党が雨後の筍のように乱立、一体これからの日本がどうなるのか、帰国直後の僕の頭では、にわかに将来の政治展望ができない。

昔”南方ボケ”といった言葉があったが、まさに僕はその状態なのかもしれない。くるくる動く政治についていけない。「第三極」をめざす石原慎太郎氏が新党を立ち上げ昔の自分の小説「太陽の季節」にちなんで「太陽の党」を結成、綱領まで発表しながら、僅か数日で橋下徹氏の「維新の会」と合流して代表に収まった。

新党が乱立しすぎている。”南方ぼけ”の頭には一体幾つあるのか判らない。wikipediaのお世話になって調べたら、国会に議員がいる政党だけで16もあった。このうち昨年から今年にかけて結党されたのが、なんと5つもあった。ところが、今日の新聞をみると亀井静香氏が新たに「反TPP」党をつくり、河村たかし氏の「減税日本」との合流、第三極の別の分派を目指すという。

12月16日の総選挙で国民がどんな決断を下すのか予断は許せない。選挙に向かって色々と合従連衡の動きがまだ続いている。しかし、誰のための政治なのか。自分たちの勝手気ままから、野合のようについたり離れたりされては国民はたまったものではない。ここにも”わがまま”世代と言われる団塊の世代、升添要一、鈴木宗男、河村たかし三氏の名前がみられるが、あながちこれは偶然の一致とは思えない。