「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

国民にはわからない「国民民主党」の誕生

2018-04-25 05:21:02 | 2012・1・1
どのメデイアの世論調査もここへ来て安倍内閣の支持率が急落している。最も高くても読売の39%、最低は毎日の30%、これにつれて不支持率も上昇、最高の産経FNNが54.1%、最低の時事通信でも42%もある。普通、これなら野党の人気が高まるものだが、野党六党併せても支持率は20.9%(産経調査)だそうだ。

財務次官の辞任に伴い、野党六党が麻生太郎大臣の責任を追及して国会審議をストップしている。その中で昨日、民進党と希望の党とが合流して「国民民主党」が誕生した。新党の名前については民主党の名前の復帰や「中道民主党」なかには「新党ゼロ」などの候補もあったが、結局”国民ファースト”から、昔の民主党の上に国民をつけた名前に収まったが、通称は国民党だそうだ。

野党六党というが、立憲民主党、希望の党、共産党,社民党、自由党の五党まではわかるが、衆院ではあとの一党は民進党系の「無所属の会」、参院では希望の党と別に希望の会という会派もあり、国民には理解しにくい。しかし、小沢一郎氏の自由党を含めて、もとはといえば民主党である。民進党が消滅して多少すっきりしたが、「立憲」と「国民」両民主党の区別は国民には理解しにくい。

冗談めくが、新党名が「新党ゼロ」でなくてよかった。ゼロでは将来を示唆しているみたいだ。しかし民主党の冠に「立憲」「国民」がついている限り、女性議員が喪服を着て”Me too"とパーフォーマンスをする程度の”烏合の衆で、安倍内閣は安泰で万歳だ。