「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

「老人グループ.ホーム」は安全か 点検の必要性

2016-09-06 05:33:38 | 2012・1・1
要介護1、身障者等級4の85歳の老人だが、高齢者福祉施設について、ほとんど知識がない。 「介護老人施設」と「特別養護老人施設」の区別さえよく解からない。いわんや、先日の台風10号で9人もの犠牲者を出した岩手県岩舘町の「老人グループ.ホーム」に至っては、漠然と名前は聞いたことはあるが、どんな施設なのかよく知らなかった。

早速、ネットで「老人グループ.ホーム」を検索してみたら、岩手県に193件もあり、岩舘町だけで5件もあるのに驚いた。僕が住んでいる東京にも576件もあり、今まで知らなかったのだが、家の周辺にも3件あり、写真まで載っていた。身近な存在なのに、僕はこれまで、そのグループ.ホームの前を通っても気が付かずにいた。

どんな施設なのか東京都の社会保険局のHPを見たら、正式には「都市型軽費老人ホーム」というようで、”地域の高齢者が低所得であっても安心して住める”ための施設のようだ、つまり政府(自治体)の運営する「特別養護老人ホーム」(特養)が、どこも満杯でで入居できず、さりとて民間の有料「介護老人施設」は高くて入れない老人のための施設なのだ。

超高齢化時代、高齢者施設は慢性的に不足しており、将来への見通しも立たない。そこで案出されたのが「老人グループ.ホーム」で政府は民間が「老人グループ.ホーム」を建築する際には、補助金を出すなど色々便宜を与え、運営に当たっても、経営に必要な便利供与している。従って、ここ数年全国的に「グループ.ホーム」建設ブームだが、今回の岩舘の事故を見ても判るように、介護などソフトの面で、問題があるように思われる。あまり問題になっていないが、この際、一斉点検が必要ではないだろうか。

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