大阪や名古屋での地域政党の躍進で、地方政治への関心が高まってきた。その中で行われた東京の目黒区長選だったが、投票率は僅かに26.94%と低調で、前回の27.27%よりも低かった。旅行帰りで疲れていたが、僕ら老夫婦は投票に出かけた。しかし、わが投票場で見る限り若い人の姿はまばらで、投票呼び掛けのゴム風船だけが、いたずらに机の上に置かれてあった。投票率が低そうなので、組織票を持つ現職の青木英二氏(民主、公明、社民推薦)の勝利だと予測していたら、結果はその通りであった。
区長選には青木氏のほか共産党推薦無所属の松尾信彦氏、元自由党区議の無所属土屋克彦氏、もう一人無所属の後藤輝樹氏の四氏で争われたが、結果をみると青木氏の獲得票数は、三氏の合計獲得数よりも多い。区民は青木区長が進める福祉政策切り捨てまでして区内の高速道路ジャンクション屋上に13億円もかけて回遊式の”天空の庭”を建設する政策を支持した結果になってしまった。
今回の区長選でおかしいと思ったことがいくつかある。その一つは区議会で最大の会派である自民党が独自の候補を立てず、どの候補も推薦しなかったことだ。”レバタラ”かもしれないが、自民党が候補を立てれば、青木区長の再選は阻止できたに違いない。僕は民主党色が強く、”天空の庭”みたいな放漫政策を進めるアンチ青木のために心ならずも他の候補に一票を投じた。自民党はかっては地元との結びつきの強い政党であった。近い将来予定されている国会選挙で、地域政党の躍進が噂されている。区長選挙といえども自民党の名前を有権者に訴えるよいチャンスだったのに残念なことだ。
区長選には青木氏のほか共産党推薦無所属の松尾信彦氏、元自由党区議の無所属土屋克彦氏、もう一人無所属の後藤輝樹氏の四氏で争われたが、結果をみると青木氏の獲得票数は、三氏の合計獲得数よりも多い。区民は青木区長が進める福祉政策切り捨てまでして区内の高速道路ジャンクション屋上に13億円もかけて回遊式の”天空の庭”を建設する政策を支持した結果になってしまった。
今回の区長選でおかしいと思ったことがいくつかある。その一つは区議会で最大の会派である自民党が独自の候補を立てず、どの候補も推薦しなかったことだ。”レバタラ”かもしれないが、自民党が候補を立てれば、青木区長の再選は阻止できたに違いない。僕は民主党色が強く、”天空の庭”みたいな放漫政策を進めるアンチ青木のために心ならずも他の候補に一票を投じた。自民党はかっては地元との結びつきの強い政党であった。近い将来予定されている国会選挙で、地域政党の躍進が噂されている。区長選挙といえども自民党の名前を有権者に訴えるよいチャンスだったのに残念なことだ。
このままで行くと国政選挙では,橋下さんの維新政党の勝利でしょう。民主党は嘘つき政党の烙印が押され、自民党には民主にかわって何をするのかが今一つはっきりしないですね。それにかってのボスの集団のイメージがあります。自民党は今こそ政治は玄人に任せろ、という気概で政治を進めるべきです。維新政党と言っても、どういう人が立つのか不明です。先の選挙で当選した民主党新人とさして変わらないのでは!?