娘婿が出先で旬のタケノコを買ってきた。わが家にとって初ものだ。東京首都圏では毎年、GWの連休前にタケノコかりが始まる。と、言っても戦前昭和、老生の住んでいた目黒川筋の五反田ではできなかったが、上皇妃殿下の実家のあった池田山では、食用ではない細めの大名竹が簡単にとれたものだ.
池田山のあたりは徳川時代,島津山,花房山など大名の下屋敷の多かった地域である。その屋敷に植えられた関係なのか上品の種類だった。目黒川に沿った低地のわが家の猫の額のような狭い玄関先にも数本植えられてあった。その大名竹の子孫が今、住んでいる地に移植され80余年、今年も何本か子孫を残した。
東京生まれ育ち91年だが、このうち1980年代、勤務の関係で八王子市郊外に5年し間住んだことがある。このとき、近所の農家に朝早くタケノコを掘りにゆき、帰宅してすぐ食べた新鮮な早どりの美味しさ。
子供のころには、よく母がタケノコを煮て食べていました。
今の子供はタケノコの煮物を食べたりしないのでしょうね。