- 今日3月3日は雛祭りだが、わが家では、ここ10数年、雛人形をだして祝ったことがない。娘たちが成長したこともあるが、24年前、家を新築した際、屋根裏に物置を造ったのが原因だ。まだ60歳代初め、何も考えずに、日常不要の品をこの物置に押し込んだ。雛人形もその一つだったが、70歳を越えると、足腰が弱り始め、年に1回のことだが、急階段の上り下りが苦痛になってきてしまった。
そこで、今日も買ってきた雛あられと小さな三色の菱餅を供え、紅白の鉢植えを飾って、雛祭りの雰囲気だけを演出した。(写真)しかし、子供だった戦前昭和の、あの華やかだった雛祭りには遠く及ばない。”灯をつけましょうぼんぼりを,お花をあげましょう桃の花、五人ばやしに笛太鼓”(童謡ひな祭り)が夢の世界のように思い出される。
二枚目の写真は、先日、老人会の誕生日の会場にあった雛人形である。会場は学童保育センターにもなっている。ランドセルを肩にした少女が一人、これをながめていたが、なにか今一つ絵にならない。やはり雛まつりには家庭的なぬくもりがなくてはならない。
こうした行事は面倒なのか、暇がないのか、現代人は余裕がありません。
昨日はスーパーで、ハマグリとチラシ寿司や手巻き寿司セットがたくさん販売されていました。
今日は、売れ残りのハマグリが半値でてんこ盛りでした。
少子化の時代ですから、雛祭りや五月の節句なども、本の中の話になってくるかもしれませんね。